オーバーザタイトル（2012年生、母ライスフラワー）

オーバーザタイトル（2012年4月11日）は、日本の競走馬。牡馬。毛色は黒鹿毛。種牡馬のタイキシャトル（当時18歳）と交配したライスフラワーが9歳のときに産んだ3番仔が本馬である。産地は北海道浦河郡荻伏村、生産者は（有）高昭牧場。戦績は、地方16戦2勝。主な勝ち鞍は2014年のドリームチャレンジ。

経歴

デビュー前

1歳のとき、高昭牧場から「北海道サマーセールサラブレッド1歳」に上場されたが主取りとなった。

酒井一則厩舎（浦和）へ入厩。

2歳（2014年）

7月16日、デビュー戦は真島大輔騎手を鞍上に据えて、2歳戦のドリームチャレンジ（浦和ダート800m 晴/良）に出走。馬体重は489kg。7頭立ての5番人気で7番ゲートからスタート。忙しいペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では脚が残っておらず7着に終わった。

11月7日、約4か月の休養明けで馬体重を前走から15kg減らして迎えた2戦目は、見越彬央騎手を鞍上に迎えて、2歳（川崎ダート1400m 晴/良）に出走。12頭立ての6番人気で9番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では伸びあぐねて11着に敗れた。

11月20日、中1週で迎えた3戦目は、杉村一樹騎手を鞍上に迎えて、2歳（浦和ダート1300m 曇/良）に出走。11頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線では見せ場を作れず11着に敗れた。

12月12日、中2週で迎えた4戦目は、2歳戦のドリームチャレンジ（浦和ダート800m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で杉村一樹騎手（1戦0勝）。8頭立ての6番人気で1番ゲートからスタート。ハナを切る形となり、平均ペースで馬群を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のケイティーボンバーに8馬身の差をつけて初勝利を挙げた。

3歳（2015年）

1月7日、中3週で迎えた5戦目は、3歳戦の若水特別（浦和ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は見越彬央騎手（1戦0勝）。11頭立ての9番人気で2番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを8番手で通過。直線ではじりじりとしか伸びず8着に終わった。

1月29日、中2週で迎えた6戦目は、3歳戦の雪晴賞（川崎ダート1500m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で見越彬央騎手（2戦0勝）。11頭立ての11番人気で7番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを6番手で通過。直線ではじりじりとしか伸びず6着に終わった。

3月24日、中7週で迎えた7戦目は、3歳（浦和ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で見越彬央騎手（3戦0勝）。10頭立ての6番人気で7番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを6番手で通過。直線では上がり2位の末脚を見せたが上位には割り込めず5着に終わった。

4月15日、中2週で迎えた8戦目は、3歳（船橋ダート1500m 晴/不良）に出走。鞍上は4戦連続で見越彬央騎手（4戦0勝）。9頭立ての8番人気で8番ゲートからスタート。かなりのハイペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線ではスパッと切れる脚を使えず5着に終わった。

4月28日、中1週で迎えた9戦目は、3歳（浦和ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で見越彬央騎手（5戦0勝）。11頭立ての6番人気で5番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では天賦の闘争心でゴールまで勇戦したが、4着に終わった。

5月14日、中1週で迎えた10戦目は、3歳戦の夏木立特別（川崎ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で見越彬央騎手（6戦0勝）。12頭立ての11番人気で6番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では全く伸びず7着に終わった。

5月25日、中1週で迎えた11戦目は、3歳（浦和ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は7戦連続で見越彬央騎手（7戦0勝）。8頭立ての8番人気で1番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では脚を伸ばせず6着に終わった。

6月9日、中1週で迎えた12戦目は、3歳（川崎ダート1500m 曇/不良）に出走。鞍上は8戦連続で見越彬央騎手（8戦0勝）。12頭立ての10番人気で3番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では力感溢れる脚運びでゴールまで走り切り、4着に入り込んだ。

7月13日、中4週で馬体重を前走から12kg増やして迎えた13戦目は、3歳（浦和ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は9戦連続で見越彬央騎手（9戦0勝）。11頭立ての8番人気で5番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させてすんなりと抜け出し、最後は2着のビリーバブルに3馬身の差をつけて2勝目を手中に収めた。

8月31日、中6週で馬体重を前走から7kg絞って迎えた14戦目は、3歳戦の鷺草賞（浦和ダート1500m 曇/重）に出走。鞍上は10戦連続で見越彬央騎手（10戦1勝）。9頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線ではジリジリとしか伸びず8着に敗れた。

9月23日、中2週で迎えた15戦目は、3歳戦のリンドウ賞（浦和ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は11戦連続で見越彬央騎手（11戦1勝）。12頭立ての9番人気で10番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では速い脚を使えず10着に終わった。

10月27日、中4週で迎えた16戦目は、笹川翼騎手を鞍上に迎えて、秋麗特別（浦和ダート1600m 晴/良）に出走。11頭立ての7番人気で2番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線ではジリジリとしか伸びず10着に終わった。