ブラウンレガート（2014年生、母シーズガットゲイム）

ブラウンレガート（2014年4月20日）は、日本の競走馬。牡馬。毛色は鹿毛。種牡馬のディープスカイ（当時9歳）と交配したシーズガットゲイムが19歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道沙流郡門別町、生産者は藤本ファーム。2017年の黒潮盃(S2)に勝利した他、2016年の川崎ジュニアオープンを制する活躍をした。その他にも重賞1勝を挙げた。

経歴

デビュー前

1歳のとき、藤本ファームから「北海道サマーセールサラブレッド1歳」に上場され、カナイシスタッドによって270万円で落札された。

阪本一栄厩舎（大井）へ入厩。

2歳（2016年）

8月18日、デビュー戦は笹川翼騎手を鞍上に据えて、2歳（大井ダート1200m 雨/不良）に出走。馬体重は481kg。10頭立ての4番人気で5番ゲートからスタート。先手を奪い、平均的なペースで一団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では矢のような伸びを見せたが、セイントバトラーに半馬身交わされて2着となった。

10月13日、中7週で迎えた2戦目は、的場文男騎手を鞍上に迎えて、2歳（大井ダート1200m 曇/良）に出走。10頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。他馬と併走しながらハナを切る形となり、後続との差を2馬身以上保って、平均ペースで馬群を先導。他馬と先頭を併走しながら4コーナーを通過。直線に入ると、前で粘るコパノミザールを豪脚で交わし去り、最後は3馬身の差をつけて初勝利を挙げた。

11月15日、中4週で迎えた3戦目は、2歳戦のはくたか特別（大井ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は2戦連続で的場文男騎手（1戦1勝）。13頭立ての5番人気で10番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させてあっさりと抜け出し、最後は2着のトーテムラリーに4馬身の差をつけて制した。

12月15日、中3週で迎えた4戦目は、2歳オープンの川崎ジュニアオープン（川崎ダート1600m 晴/不良）に出走。鞍上は3戦連続で的場文男騎手（2戦2勝）。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて6番ゲートからスタート。逃げを打ち、若干遅いペースでレースを進める。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではグイグイと末脚を伸ばして先頭を奪い、最後は2着のブルーマネーに2馬身半の差をつけて断トツ人気に応えた。

3歳（2017年）

1月18日、中4週で迎えた5戦目は、3歳S3のニューイヤーカップ（浦和ダート1600m 晴/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で的場文男騎手（3戦3勝）。11頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを先頭で通過。直線ではスパッとキレる脚で猛進したが、ヒガシウィルウィンにアタマ差交わされて2着に甘んじた。

3月6日、中6週で迎えた6戦目は、3歳戦のクラシックトライアル（大井ダート1800m 雨/稍重）に出走。鞍上は5戦連続で的場文男騎手（4戦3勝）。11頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では鮮烈な末脚を爆発させて先頭をうかがい、最後は2着のクラキングスを3/4馬身振り切って下馬評通りの実力を証明した。

3月22日、中1週で迎えた7戦目は、矢野貴之騎手を鞍上に迎えて、3歳S2の京浜盃（大井ダート1700m 晴/重）に出走。13頭立ての5番人気で1番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線ではパワフルな末脚を繰り出し、3着に入った。

6月7日、約2か月半の間隔を開けて迎えた8戦目は、3歳S1の東京ダービー（大井ダート2000m 曇/重）に出走。鞍上は的場文男騎手（5戦4勝）。15頭立ての3番人気に推されて6番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では超凡な末脚を発揮したが、3着に終わった。

7月12日、中4週で迎えた9戦目は、3歳Jpn1のジャパンダートダービー（大井ダート2000m 晴/良）に出走。G1級競走への出走は初となった。鞍上は2戦連続で的場文男騎手（6戦4勝）。14頭立ての9番人気で11番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを8番手で通過。直線では今ひとつ伸びが無く7着に終わった。

8月11日、中3週で迎えた10戦目は、3歳S2の黒潮盃（大井ダート1800m 曇/重）に出走。鞍上は3戦連続で的場文男騎手（7戦4勝）。16頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のカンムルに4馬身の差をつけて単勝一倍台の評価に応えた。

9月7日、中3週で迎えた11戦目は、3歳S2の戸塚記念（川崎ダート2100m 曇/重）に出走。鞍上は矢野貴之騎手（1戦0勝）。14頭立ての圧倒的1番人気に推されて6番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では天資の闘争心でゴールまで力戦したが、5着に終わった。

5歳（2019年）

12月27日、約28か月の休み明けで馬体重を前走から11kg減らして迎えた12戦目は、吉井章騎手を鞍上に迎えて、L-WING賞（大井ダート1400m 晴/重）に出走。16頭立ての7番人気で4番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを15番手で通過。直線ではジリ脚になってしまい14着に敗れた。

6歳（2020年）

1月20日、中2週で迎えた13戦目は、ウェルカム2020賞（大井ダート2000m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で吉井章騎手（1戦0勝）。14頭立ての11番人気で3番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、終始13番手を追走。直線ではジリ脚になってしまい12着に終わった。

2020年1月31日付で地方競馬の競走馬登録を抹消した。