ワカミヤアトゥ（2017年生、母アルテミスターキン）

ワカミヤアトゥ（2017年2月3日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「冠名（東京都中野区の地名）＋切り札（仏）」。毛色は鹿毛。種牡馬のアドマイヤジャパン（当時15歳）と交配したアルテミスターキンが17歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道沙流郡門別町、生産者は前川義則。主な勝ち鞍は2021年の一般C3。

経歴

デビュー前

1歳のとき、前川義則から「北海道サマーセールサラブレッド1歳」に上場され、吉澤ステーブルによって432万円で落札された。2歳のとき、吉澤ステーブルから「北海道トレーニングセールサラブレッド2歳」に上場され、芳川貴行によって1,134万円で落札された。

稲垣幸雄厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2019年）

9月29日、デビュー戦は三浦皇成騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（中山芝1800m 曇/良）に出走。馬体重は460kg。14頭立ての6番人気で7番ゲートからスタート。かなり緩いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて、馬場の外目を通りながら4コーナーを5番手で通過。直線では脚を伸ばせず6着に敗れた。

10月14日、中1週で迎えた2戦目は、石川裕紀人騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（東京芝1400m 小雨/良）に出走。16頭立ての7番人気で13番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線ではもうひと伸びが足りず、5着に終わった。

11月9日、中3週で迎えた3戦目は、野中悠太郎騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（東京芝1400m 晴/良）に出走。15頭立ての8番人気で6番ゲートからスタート。先頭に立つ格好となり、落ち着いたペースでレースを牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後はスピードが落ちてしまい13着に敗れた。

4歳（2021年）

2月26日、約16か月の休養明けで馬体重を前走から13kg増やして迎えた4戦目は、笹川翼騎手を鞍上に迎えて、一般C3（浦和ダート1300m 曇/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。9頭立ての圧倒的1番人気に推されて3番ゲートからスタート。壮絶なハイペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では不屈の闘争本能で渋太く末脚を持続させて、最後は2着のレッドシャドーをハナ差振り切って初勝利を挙げた。

4月1日、中4週で馬体重を前走から14kg絞って迎えた5戦目は、一般C3（浦和ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で笹川翼騎手（1戦1勝）。10頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では矢のような伸びを見せたが、キッズシタイヒャーにハナ差交わされて2着に甘んじた。

7月27日、約4か月の休み明けで馬体重を前走から18kg戻して迎えた6戦目は、浦和800ラウンド（浦和ダート800m 晴/不良）に出走。鞍上は3戦連続で笹川翼騎手（2戦1勝）。11頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。敢然と先頭に立ち、ミドルペースでレースを引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線に入ると、粘りを欠いて5着に沈んだ。

8月25日、中3週で馬体重を前走から9kg絞って迎えた7戦目は、浦和800ラウンド（浦和ダート800m 曇/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で笹川翼騎手（3戦1勝）。10頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。先陣を切る形となり、ミドルペースでレースを進める。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線では末脚にキレが無く5着に敗れた。