ワイルドジョイ（2007年生、母ステラモア）

ワイルドジョイ（2007年2月10日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「野性の喜び」。毛色は鹿毛。種牡馬のイーグルカフェ（当時10歳）と交配したステラモアが11歳のときに産んだ4番仔が本馬である。産地は北海道三石郡三石町、生産者は（有）三石ファーム。戦績は、中央平地24戦1勝2着2回、地方3戦3勝。主な勝ち鞍は2013年の4歳以上500万下。

経歴

デビュー前

小島茂之厩舎（美浦）へ入厩。

3歳（2010年）

7月31日、デビュー戦は田辺裕信騎手を鞍上に据えて、3歳未勝利（新潟ダート1200m 曇/稍重）に出走。馬体重は438kg。15頭立ての4番人気で2番ゲートからスタート。速いペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では全く伸びず最後はエヴァープレッジと並んで6着同着となった。

8月29日、中3週で迎えた2戦目は、田中勝春騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（新潟ダート1800m 晴/良）に出走。15頭立ての6番人気で1番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、14番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを10番手で通過。直線では伸びあぐねて11着に敗れた。

10月2日、中4週で迎えた3戦目は、佐藤哲三騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（阪神ダート1800m 晴/良）に出走。16頭立ての5番人気で6番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを5番手で通過。直線では卓抜な伸び脚で追い上げたが、勝ったジャポニズムに詰め切れず、9馬身差の2着となった。

11月2日、中3週で迎えた4戦目は、永島太郎騎手を鞍上に迎えて、3歳以上C2二（園田ダート1400m 曇/稍重）に出走。12頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。ハナに立つ形となり、で馬群を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させてあっさりと抜け出し、最後は2着のエドノヤマトに5馬身の差をつけて初勝利を挙げた。

11月18日、中1週で迎えた5戦目は、3歳以上C2一（園田ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で永島太郎騎手（1戦1勝）。12頭立ての2番人気に推されて10番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では圧倒的な末脚を爆発させて難なく抜け出し、最後は2着のユメノカケハシに3馬身の差をつけて2勝目をマークした。

12月2日、中1週で迎えた6戦目は、かんつばき賞（園田ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で永島太郎騎手（2戦2勝）。12頭立ての圧倒的1番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では自慢の末脚を弾けさせて先頭を奪い、最後は2着のジパングダマシイに2馬身半の差をつけて断トツの支持に応えた。

4歳（2011年）

1月16日、中5週で迎えた7戦目は、4歳以上500万下（中山ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は田辺裕信騎手（1戦0勝）。16頭立ての6番人気で14番ゲートからスタート。激烈なハイペースでレースが進む中、馬場の外目を回って終始4番手を追走。最後は力尽きて12着に敗れた。

11月12日、約10か月の休養明けで馬体重を前走から10kg増やして迎えた8戦目は、松岡正海騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（東京ダート1600m 晴/重）に出走。14頭立ての13番人気で大外14番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。最後は脚色が鈍り14着に終わった。

11月27日、中1週で馬体重を前走から6kg絞って迎えた9戦目は、伊藤工真騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（小倉ダート1000m 晴/良）に出走。11頭立ての11番人気で1番ゲートからスタート。厳しいペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線では伸びを欠き9着に終わった。

12月11日、中1週で迎えた10戦目は、黛弘人騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（小倉ダート1000m 曇/重）に出走。14頭立ての13番人気で1番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では末脚が冴えず6着に終わった。

5歳（2012年）

1月29日、中6週で迎えた11戦目は、4歳以上500万下（京都ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は佐藤哲三騎手（1戦0勝）。14頭立ての12番人気で6番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。最後はバテてしまい10着に終わった。

3月11日、中5週で迎えた12戦目は、長岡禎仁騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（中京ダート1200m 晴/稍重）に54kgの軽斤量で出走。15頭立ての10番人気で6番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では切れる脚を使えず8着に終わった。

10月20日、約7か月半の休み明けで迎えた13戦目は、3歳以上500万下（新潟ダート1200m 晴/稍重）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で長岡禎仁騎手（1戦0勝）。15頭立ての14番人気で9番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では末脚がパッとせず10着に終わった。

12月2日、中5週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた14戦目は、3歳以上500万下（中京ダート1200m 曇/良）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は3戦連続で長岡禎仁騎手（2戦0勝）。16頭立ての13番人気で1番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。最後は脚色が悪くなり13着に終わった。

6歳（2013年）

2月16日、約2か月半の間隔を開けて迎えた15戦目は、大野拓弥騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（小倉芝1200m 曇/良）に出走。芝レースへの出走及び長時間の輸送競馬は初となった。18頭立ての16番人気で12番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを15番手で通過。直線ではじわじわとしか伸びず11着に終わった。

4月7日、中6週で迎えた16戦目は、4歳以上500万下（福島芝1200m 雨/重）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は長岡禎仁騎手（3戦0勝）。16頭立ての14番人気で5番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線に入ると、前で粘るオウケンハナミズキを上がり2位タイの末脚で交わし去り、最後は1馬身の差をつけて久しぶりに美酒を浴びた。

7月7日、約3か月の休養明けで迎えた17戦目は、3歳以上1000万下の尾瀬特別（福島芝1200m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で長岡禎仁騎手（4戦1勝）。13頭立ての12番人気で8番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では伸びあぐねて8着に終わった。

7月21日、中1週で迎えた18戦目は、古川吉洋騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1000万下の立待岬特別（函館芝1200m 晴/良）に出走。11頭立ての7番人気で2番ゲートからスタート。先手を取り、忙しいペースで一団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では余力が残っておらず6着に終わった。

9月29日、中9週で迎えた19戦目は、ハンデ戦で3歳以上1000万下の勝浦特別（中山芝1200m 外回り晴/良）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は長岡禎仁騎手（5戦1勝）。16頭立ての10番人気で8番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では鋭い脚を使えず7着に終わった。

7歳（2014年）

1月25日、約4か月の休み明けで迎えた20戦目は、4歳以上1000万下の中京スポニチ賞（中京芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で長岡禎仁騎手（6戦1勝）。18頭立ての18番人気で9番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始13番手を追走。直線では力感溢れるフットワークでゴールまで頑張り、6着に入り込んだ。

7月13日、約5か月半の休養明けで迎えた21戦目は、武士沢友治騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1000万下のツインターボカップ（福島芝1200m 小雨/良）に出走。11頭立ての10番人気で3番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線ではイマイチ伸び切れず6着に終わった。

8月3日、中2週で迎えた22戦目は、3歳以上1000万下のHBC賞（札幌芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は長岡禎仁騎手（7戦1勝）。15頭立ての12番人気で11番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では見せ場を作れず12着に終わった。

11月2日、約3か月の休養明けで迎えた23戦目は、ハンデ戦で3歳以上1000万下の河北新報杯（福島芝1200m 曇/良）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で長岡禎仁騎手（8戦1勝）。16頭立ての11番人気で8番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを9番手で通過。直線では闘争心が光る走りを見せたが、勝ったフェブノヘアに詰め切れず、1馬身3/4差の2着となった。

8歳（2015年）

4月26日、約6か月の休み明けで迎えた24戦目は、4歳以上1000万下の福島中央テレビ杯（福島芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で長岡禎仁騎手（9戦1勝）。16頭立ての13番人気で8番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では末脚がパッとせず6着に終わった。

7月5日、中9週で迎えた25戦目は、3歳以上1000万下のさくらんぼ特別（福島芝1200m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で長岡禎仁騎手（10戦1勝）。14頭立ての7番人気で11番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では末脚が振るわず10着に敗れた。

7月25日、中2週で迎えた26戦目は、石川裕紀人騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1000万下の白河特別（福島芝1200m 曇/良）に出走。11頭立ての9番人気で2番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線では末脚を伸ばせず11着に終わった。

12月13日、約4か月半の休養明けで馬体重を前走から12kg増やして迎えた27戦目は、ハンデ戦で3歳以上1000万下のチバテレ杯（中山芝1200m 外回り小雨/稍重）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は長岡禎仁騎手（11戦1勝）。16頭立ての14番人気で9番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを12番手で通過。直線では伸びあぐねて15着に終わった。