ジョーノビイマスク（1985年生、母ジョーマドリガル）

ジョーノビイマスク（1985年6月5日）は、日本の競走馬。牡馬。毛色は鹿毛。種牡馬のジヨンテイオンブル（当時12歳）と交配したジョーマドリガルが8歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道浦河郡荻伏村、生産者は橋爪松夫。戦績は、中央平地13戦2勝。主な勝ち鞍は1988年の野地特別(400万下)。

経歴

デビュー前

山本正司厩舎（栗東）へ入厩。

3歳（1988年）

1月5日、デビュー戦は松永幹夫騎手を鞍上に据えて、4歳新馬（京都芝1400m 曇/稍重）に出走。馬体重は532kg。16頭立ての13番人気で11番ゲートからスタート。壮絶なハイペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。最後は一杯になって9着に終わった。

1月16日、中1週で迎えた2戦目は、4歳新馬（京都ダート1200m 晴/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。鞍上は2戦連続で松永幹夫騎手（1戦0勝）。13頭立ての8番人気で12番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを4番手で通過。直線では伸びが鈍く8着に終わった。

1月31日、中1週で迎えた3戦目は、4歳未勝利（京都ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で松永幹夫騎手（2戦0勝）。7頭立ての5番人気で2番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを7番手で通過。直線ではスパッと切れる脚を使えず5着に終わった。

4月29日、約3か月の間隔を開けて馬体重を前走から12kg増やして迎えた4戦目は、4歳未勝利（京都芝2000m 雨/良）に出走。鞍上は4戦連続で松永幹夫騎手（3戦0勝）。12頭立ての11番人気で2番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、終始12番手を追走。直線ではスパッと切れる脚を使えず12着に終わった。

6月4日、中4週で迎えた5戦目は、4歳未勝利（阪神ダート1200m 晴/重）に出走。鞍上は5戦連続で松永幹夫騎手（4戦0勝）。13頭立ての8番人気で12番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では末脚を伸ばせず8着に終わった。

6月18日、中1週で迎えた6戦目は、小谷祐司騎手を鞍上に迎えて、4歳未勝利（中京芝1200m 曇/良）に52kgの軽斤量で出走。17頭立ての11番人気で13番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、馬場の外目を回って5番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを10番手で通過。直線では決め手に欠いて9着に終わった。

9月11日、約3か月の間隔を開けて迎えた7戦目は、4歳未勝利（函館芝1800m 晴/重）に出走。鞍上は松永幹夫騎手（5戦0勝）。10頭立ての9番人気で9番ゲートからスタート。先陣を切る形となり、少々速いペースでレースを進める。しかし、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを4番手で通過。最後は脚が止まってしまい9着に終わった。

9月24日、中1週で迎えた8戦目は、内田浩一騎手を鞍上に迎えて、4歳未勝利（函館芝1200m 曇/良）に52kgの軽斤量で出走。10頭立ての8番人気で5番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始4番手を追走。最後は脚が止まってしまい9着に終わった。

10月9日、中1週で迎えた9戦目は、久保田敏彦騎手を鞍上に迎えて、4歳未勝利（福島芝1200m 曇/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。11頭立ての8番人気で3番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では力感溢れる脚捌きでゴールまで走り切り、3着に入り込んだ。

10月22日、中1週で迎えた10戦目は、4歳未勝利（福島ダート1000m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は2戦連続で久保田敏彦騎手（1戦0勝）。12頭立ての5番人気で9番ゲートからスタート。敢然と端を奪い、少々速いペースでレースを進める。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のグランドミラビリスに6馬身の差をつけて待望の初勝利を挙げた。

10月30日、連闘で迎えた11戦目は、4歳以上400万下の野地特別（福島ダート1000m 晴/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で久保田敏彦騎手（2戦1勝）。7頭立ての3番人気で2番ゲートからスタート。ハナに立ち、ハイペースで集団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではきちんと終いの脚を伸ばして、最後は2着のメイショウハンターに1馬身1/4の差をつけて2勝目を獲得した。

4歳（1989年）

1月5日、中9週で迎えた12戦目は、5歳以上900万下（京都ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は松永幹夫騎手（6戦0勝）。16頭立ての10番人気で5番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始16番手を追走。直線では他馬と同じような脚勢になり16着に終わった。

1月21日、中1週で迎えた13戦目は、5歳以上900万下（京都ダート1200m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で松永幹夫騎手（7戦0勝）。10頭立ての10番人気で9番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを5番手で通過。最後はガス欠状態になり10着に終わった。