フライベルク（2014年生、母フラニーフロイド）

フライベルク（2014年2月1日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「精神分析学者ジークムントフロイトの生誕地。母名、母父名より連想」。毛色は鹿毛。種牡馬のディープインパクト（当時12歳）と交配したフラニーフロイドが8歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道安平町、生産者はノーザンファーム。主な勝ち鞍は2018年の4歳以上C2二。

経歴

デビュー前

キャロットクラブにて総額7,000万円（17.5万×400口）で一口馬主が募集された。

木村哲也厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2016年）

12月25日、デビュー戦はC.ルメール騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（中山芝2000m 曇/良）に出走。馬体重は508kg。13頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線ではスパッとキレる脚で追い上げたが、勝ったデアレガーロに詰め切れず、3馬身差の2着に敗北した。

3歳（2017年）

5月14日、約4か月半の休み明けで迎えた2戦目は、3歳未勝利（東京芝1800m 曇/重）に出走。鞍上は2戦連続でC.ルメール騎手（1戦0勝）。18頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。直線では迫力満点の伸び脚で急追したが、勝ったフローラデマリポサに詰め切れず、1馬身1/4差の2着に敗北した。

6月11日、中3週で迎えた3戦目は、内田博幸騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（東京芝1600m 晴/良）に出走。17頭立ての1番人気に推されて13番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、4着に終わった。

9月3日、約3か月の間隔を開けて迎えた4戦目は、戸崎圭太騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（新潟芝2000m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。18頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。最後は脚色が鈍り13着に敗れた。

4歳（2018年）

5月3日、約8か月の休養明けで馬体重を前走から12kg増やして迎えた5戦目は、吉村智洋騎手を鞍上に迎えて、4歳以上C2二（園田ダート1400m 晴/重）に出走。ダート戦への出走は初となった。12頭立ての圧倒的1番人気に推されて10番ゲートからスタート。主導権を握る恰好となり、で集団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では途轍もない末脚を爆発させてすんなりと抜け出し、最後は2着のタガノゼウスに3馬身の差をつけて初勝利を挙げた。

5月24日、中2週で迎えた6戦目は、4歳以上C2一（園田ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で吉村智洋騎手（1戦1勝）。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて1番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では堅調な伸びを見せたが、ソリティアリングにハナ差交わされて2着に甘んじた。

6月15日、中2週で迎えた7戦目は、4歳以上C1二（園田ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で吉村智洋騎手（2戦1勝）。11頭立ての3番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では力感溢れる脚運びでゴールまで頑張ったが、3着に終わった。

7月18日、中4週で迎えた8戦目は、3歳以上C1二（園田ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で吉村智洋騎手（3戦1勝）。10頭立ての3番人気で大外10番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では他馬と同じ脚色になってしまい5着に敗れた。

8月25日、中4週で馬体重を前走から16kg減らして迎えた9戦目は、永森大智騎手を鞍上に迎えて、木下智史の皿屋敷特別（高知ダート1400m 晴/不良）に出走。10頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では卓出した伸び脚で驀進したが、シゲルムツゴロウにアタマ差交わされて2着に甘んじた。

5歳（2019年）

11月8日、約14か月半の休養明けで迎えた10戦目は、藤原幹生騎手を鞍上に迎えて、一般C6（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。9頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線で前を交わして先頭に立つと、豪快な末脚を炸裂させて、最後は2着のスギノアルテミスに1馬身半の差をつけて久々の実戦を物にした。

12月6日、中3週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた11戦目は、奥飛騨温泉郷特別（笠松ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で藤原幹生騎手（1戦1勝）。8頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では見事な伸び脚を見せたが、ジュンケンジーに交わされて1馬身差の2着に敗北した。

6歳（2020年）

1月10日、中4週で迎えた12戦目は、めいほう杯（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で藤原幹生騎手（2戦1勝）。7頭立ての圧倒的1番人気に推されて6番ゲートからスタート。端に立ち、で一団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では鮮やかな末脚を炸裂させて先頭を奪い、最後は2着のペイシャスターに1馬身半の差をつけて圧倒的人気に応えた。