メイショウオウテ（2002年生、母メイショウサブリナ）

メイショウオウテ（2002年4月12日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「冠名＋王手」。毛色は鹿毛。種牡馬のサンデーサイレンス（当時16歳）と交配したメイショウサブリナが8歳のときに産んだ3番仔が本馬である。産地は北海道千歳市、生産者は社台ファーム。戦績は、中央平地24戦5勝。2007年の産経大阪杯(G2)で3着に入るなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

伊藤雄二厩舎（栗東）へ入厩。

3歳（2005年）

5月28日、デビュー戦は柴田善臣騎手を鞍上に据えて、3歳未勝利（東京芝2300m 晴/良）に出走。馬体重は454kg。17頭立ての2番人気に推されて12番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭を奪い、最後は2着のマイネルアルドーレに2馬身の差をつけて初勝利を挙げた。

6月26日、中3週で迎えた2戦目は、四位洋文騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下の生田特別（阪神芝2500m 晴/良）に出走。11頭立ての3番人気で4番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では末脚を伸ばせず5着に敗れた。

8月21日、中7週で迎えた3戦目は、福永祐一騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下の十勝岳特別（札幌芝2000m 雨/重）に出走。12頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では伸びを欠き5着に敗れた。

9月18日、中3週で迎えた4戦目は、武豊騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（阪神芝2000m 晴/良）に出走。11頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では圧倒的な末脚を爆発させて楽々と抜け出し、最後は2着のダノンヒーローに3馬身の差をつけて1着ゴールを果たした。

10月15日、中3週で迎えた5戦目は、3歳以上1000万下の北野特別（京都芝2000m 雨/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で武豊騎手（1戦1勝）。15頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、14番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを11番手で通過。直線では切れ味抜群の末脚を繰り出したが、3着に終わった。

11月5日、中2週で迎えた6戦目は、3歳以上1000万下の北大路特別（京都芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で武豊騎手（2戦1勝）。9頭立ての圧倒的1番人気に推されて6番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線ではしっかりと末脚を伸ばして先頭を奪い、最後は2着のマイネルエクセランに1馬身1/4の差をつけて断トツの支持に応えた。

4歳（2006年）

1月5日、中8週で迎えた7戦目は、4歳以上1600万下の寿ステークス（京都芝1800m 外回り晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で武豊騎手（3戦2勝）。12頭立ての2番人気に推されて10番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではきっちりと終いの脚を伸ばして先頭に立ち、最後は2着のオースミグラスワンをハナ差振り切って先頭ゴールを果たした。

1月28日、中2週で馬体重を前走から12kg減らして迎えた8戦目は、G3の東京新聞杯（東京芝1600m 晴/良）に出走。重賞競走への出走は初となった。鞍上は5戦連続で武豊騎手（4戦3勝）。16頭立ての5番人気で13番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、馬場の外目を回って終始4番手を追走。最後は脚を失くしてしまい16着に敗れた。

8月12日、約6か月半の休養明けで馬体重を前走から20kg戻して迎えた9戦目は、3歳以上1600万下の札幌日刊スポーツ杯（札幌芝1500m 晴/良）に出走。鞍上は四位洋文騎手（1戦0勝）。11頭立ての4番人気で7番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では力感溢れる脚運びでゴールまで走り切ったが、4着に終わった。

10月1日、中6週で迎えた10戦目は、鮫島良太騎手を鞍上に迎えて、ポートアイランドステークス（中京芝1800m 雨/稍重）に出走。11頭立ての5番人気で2番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを5番手で通過。直線では末脚にキレが無く6着に敗れた。

10月28日、中3週で迎えた11戦目は、3歳以上1600万下の比叡ステークス（京都芝2000m 曇/良）に出走。鞍上は武豊騎手（5戦3勝）。12頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線では驚異的な末脚を爆発させて前にいた10頭をごぼう抜きし、最後は2着のロックスピリッツに1馬身1/4の差をつけて優勝

12月9日、中5週で迎えた12戦目は、藤田伸二騎手を鞍上に迎えて、G3の鳴尾記念（阪神芝1800m 外回り小雨/良）に出走。17頭立ての12番人気で15番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、終始16番手を追走。直線ではキレのいい末脚を発揮し、5着に入り込んだ。

5歳（2007年）

1月14日、中4週で迎えた13戦目は、岩田康誠騎手を鞍上に迎えて、ハンデG2の日経新春杯（京都芝2400m 外回り晴/良）に出走。12頭立ての2番人気に推されて10番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを6番手で通過。直線では力強い脚捌きでゴールまで頑張ったが、4着に終わった。

2月3日、中2週で迎えた14戦目は、横山典弘騎手を鞍上に迎えて、白富士ステークス（東京芝2000m 晴/良）に出走。13頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始12番手を追走。直線では上がり2位タイの末脚を繰り出したが上位には割り込めず5着に敗れた。

2月25日、中2週で迎えた15戦目は、小牧太騎手を鞍上に迎えて、G2の中山記念（中山芝1800m 晴/良）に出走。16頭立ての8番人気で5番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、終始14番手を追走。直線では上がり3位タイの伸び脚を披露したが上位争いには加われず12着に敗れた。

4月1日、中4週で迎えた16戦目は、G2の産経大阪杯（阪神芝2000m 曇/良）に出走。鞍上は四位洋文騎手（2戦0勝）。11頭立ての8番人気で6番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを8番手で通過。直線では切れ味のいい末脚を発揮し、3着に入り込んだ。

5月27日、中7週で迎えた17戦目は、ハンデG2の目黒記念（東京芝2500m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で四位洋文騎手（3戦0勝）。18頭立ての5番人気で14番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。最後は脚色が悪くなり15着に敗れた。

7月8日、中5週で迎えた18戦目は、巴賞（函館芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は横山典弘騎手（1戦0勝）。11頭立ての4番人気で10番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、徐々に進出して、馬場の大外を通りながら4コーナーを7番手で通過。直線では上がり1位タイの伸び脚を披露したが上位争いには加われず6着に敗れた。

7月22日、中1週で迎えた19戦目は、ハンデG3の函館記念（函館芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で横山典弘騎手（2戦0勝）。10頭立ての6番人気で3番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線ではジワジワとしか伸びず10着に終わった。

6歳（2008年）

10月18日、約15か月の休み明けで迎えた20戦目は、北村宏司騎手を鞍上に迎えて、アイルランドトロフィー（東京芝2000m 晴/良）に出走。16頭立ての12番人気で9番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを13番手で通過。直線では決め手に欠いて13着に終わった。

11月15日、中3週で迎えた21戦目は、幸英明騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦でオープンのアンドロメダステークス（京都芝2000m 晴/良）に54kgの軽斤量で出走。13頭立ての10番人気で9番ゲートからスタート。かなりのスローペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを10番手で通過。直線では上がり3位タイの末脚を見せたが上位争いには絡めず8着に終わった。

12月6日、中2週で迎えた22戦目は、藤岡康太騎手を鞍上に迎えて、G3の鳴尾記念（阪神芝1800m 外回り晴/良）に出走。17頭立ての15番人気で7番ゲートからスタート。ハイペースでレースが進む中、16番手を追走し、4コーナーは17番手で通過。直線ではじわじわとしか伸びず15着に終わった。

7歳（2009年）

6月21日、約6か月半の休み明けで迎えた23戦目は、勝浦正樹騎手を鞍上に迎えて、福島テレビオープン（福島芝1800m 曇/重）に出走。15頭立ての11番人気で7番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では余力が残っておらず11着に終わった。

7月12日、中2週で迎えた24戦目は、丸田恭介騎手を鞍上に迎えて、巴賞（札幌芝1800m 晴/良）に出走。14頭立ての11番人気で11番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、14番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを11番手で通過。直線では上がり1位の伸び脚を披露したが上位には割り込めず9着に終わった。