マーゴットビート（2019年生、母ハレイワクィーン）

マーゴットビート（2019年3月19日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「冠名(人名より)+鼓動」。毛色は黒鹿毛。種牡馬のビッグアーサー（当時8歳）と交配したハレイワクィーンが10歳のときに産んだ5番仔が本馬である。産地は北海道静内郡静内町、生産者はカタオカフアーム。主な勝ち鞍は2023年の一般C3二。

経歴

デビュー前

1歳のとき、カタオカファームから「北海道セレクションセールサラブレッド1歳」に上場され、前田良平によって682万円で落札された。

伊坂重信厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2021年）

10月31日、デビュー戦は江田照男騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（新潟芝1400m 晴/良）に出走。馬体重は508kg。18頭立ての5番人気で1番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線では息の長い末脚を披露し、4着に入った。

11月27日、中3週で迎えた2戦目は、2歳未勝利（東京芝1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で江田照男騎手（1戦0勝）。18頭立ての5番人気で11番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、終始16番手を追走。直線ではキレのある末脚を発揮したが、6着に終わった。

3歳（2022年）

10月24日、約11か月の休養明けで迎えた3戦目は、篠谷葵騎手を鞍上に迎えて、3歳（船橋ダート1200m 曇/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。11頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。速いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では持ち前のタフネスでしぶとく走り抜いたが、勝ったギミーアワーズに詰め切れず、2馬身半差の2着に敗北した。

11月21日、中3週で迎えた4戦目は、3歳（浦和ダート1400m 曇/重）に出走。鞍上は2戦連続で篠谷葵騎手（1戦0勝）。11頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。最後は脚色が悪くなり8着に敗れた。

4歳（2023年）

6月20日、約7か月の休養明けで迎えた5戦目は、一般C3二三（船橋ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で篠谷葵騎手（2戦0勝）。12頭立ての5番人気で7番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では出色の末脚を繰り出したが、4着に終わった。

7月22日、中4週で迎えた6戦目は、馬い!夏アイコトマトを食べましょう（船橋ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で篠谷葵騎手（3戦0勝）。11頭立ての圧倒的1番人気に推されて7番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを6番手で通過。直線では長くいい末脚でゴールまで頑張ったが、3着に終わった。

8月6日、中1週で迎えた7戦目は、矢野貴之騎手を鞍上に迎えて、一般C3四（船橋ダート1200m 晴/良）に出走。12頭立ての3番人気に推されて3番ゲートからスタート。果敢にハナを奪い、忙しいペースで一団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では脚色がやや鈍り、4着に終わった。

8月31日、中3週で迎えた8戦目は、岡村健司騎手を鞍上に迎えて、一般C3四五（浦和ダート1500m 晴/良）に出走。9頭立ての1番人気に推されて10番ゲートからスタート。果敢にハナを切り、少し速いペースで集団を引っ張る。しかし、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを6番手で通過。直線では脚を伸ばせず9着に敗れた。

9月27日、中3週で馬体重を前走から20kg増やして迎えた9戦目は、森泰斗騎手を鞍上に迎えて、一般C3二（船橋ダート1200m 曇/良）に出走。11頭立ての1番人気に推されて10番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では鮮烈な末脚を爆発させてすんなりと抜け出し、最後は2着のコングラツィアに4馬身の差をつけて待望の初勝利を挙げた。

10月26日、中3週で迎えた10戦目は、笹川翼騎手を鞍上に迎えて、馬い!佐賀小松レモン発売記念（船橋ダート1200m 晴/良）に出走。11頭立ての3番人気で2番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では持ち前の豊富なスタミナでなんとか走り抜いたが、ロードガーディアンに交わされて4馬身差の2着となった。