カブリオール（2005年生、母カサダガ）

カブリオール（2005年4月16日）は、日本の競走馬。馬名の意味は「飛び跳ねること（仏）」。毛色は芦毛。種牡馬のクロフネ（当時7歳）と交配したカサダガが20歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道新冠郡新冠町、生産者は（有）パカパカファーム。戦績は、中央平地9戦1勝2着1回、中央障害5戦1勝、地方1戦1勝。主な勝ち鞍は2008年の3歳未勝利。

経歴

デビュー前

当歳のとき、パカパカファームから「セレクトセールサラブレッド当歳」に上場され、前田幸治によって2,625万円で落札された。

沖芳夫厩舎（栗東）へ入厩。

3歳（2008年）

2月24日、デビュー戦は小牧太騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（京都ダート1800m 小雪/良）に出走。馬体重は510kg。16頭立ての5番人気で9番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを14番手で通過。直線では今一つ伸び切れず11着に敗れた。

3月22日、中3週で迎えた2戦目は、3歳未勝利（阪神芝1800m 外回り晴/良）に出走。芝レースへの出走は初となった。鞍上は2戦連続で小牧太騎手（1戦0勝）。16頭立ての10番人気で2番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では見せ場なく8着に終わった。

5月11日、中6週で迎えた3戦目は、3歳未勝利（京都芝1600m 曇/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で小牧太騎手（2戦0勝）。18頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを8番手で通過。直線ではじわりじわりと長く脚を使ってゴールまで頑張ったが、5着に終わった。

5月24日、中1週で迎えた4戦目は、3歳未勝利（中京芝1800m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で小牧太騎手（3戦0勝）。16頭立ての5番人気で2番ゲートからスタート。ハナを奪う恰好となり、やや遅いペースで集団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではスパッと切れる脚で猛進したが、マイネソシオに交わされて1馬身3/4差の2着となった。

6月14日、中2週で迎えた5戦目は、3歳未勝利（中京芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で小牧太騎手（4戦0勝）。16頭立ての1番人気に推されて大外16番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では決め手が足りず6着に敗れた。

8月2日、中6週で迎えた6戦目は、3歳未勝利（小倉芝1800m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は6戦連続で小牧太騎手（5戦0勝）。16頭立ての5番人気で5番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを9番手で通過。最後はバテてしまい15着に敗れた。

8月30日、中3週で迎えた7戦目は、3歳未勝利（小倉ダート1700m 曇/重）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は7戦連続で小牧太騎手（6戦0勝）。16頭立ての3番人気に推されて1番ゲートからスタート。先頭に立つ格好となり、ややハイペースでレースを牽引。先頭のまま2馬身以上のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のマルノリーサに7馬身の差をつけて初白星を挙げた。

12月21日、約4か月の休み明けで迎えた8戦目は、中舘英二騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（中京ダート1700m 曇/良）に出走。16頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。直線では脚が上がってしまい15着に敗れた。

4歳（2009年）

1月25日、中4週で迎えた9戦目は、今村康成騎手を鞍上に迎えて、障害4歳以上未勝利（京都障害芝→ダート2930m 晴）に出走。14頭立ての7番人気で4番ゲートからスタート。13着に敗れた。

10月13日、約8か月半の休養明けで馬体重を前走から19kg増やして迎えた10戦目は、吉田稔騎手を鞍上に迎えて、名古屋チャレンジカップケレス賞（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。9頭立ての3番人気で5番ゲートからスタート。ハナに立つ形となり、で馬群を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のヒシロシオに6馬身の差をつけて休養明けの一戦を物にした。

10月31日、中2週で馬体重を前走から13kg絞って迎えた11戦目は、3歳以上1000万下（京都ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は小牧太騎手（7戦1勝）。16頭立ての13番人気で13番ゲートからスタート。端をきる形となり、やや遅いペースで馬群を牽引。しかし、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを15番手で通過。直線では全く伸びず16着に終わった。

5歳（2010年）

2月27日、約4か月の休み明けで迎えた12戦目は、障害4歳以上未勝利（阪神障害芝→ダート2970m 曇）に出走。鞍上は今村康成騎手（1戦0勝）。14頭立ての8番人気で10番ゲートからスタート。3着に入り込んだ。

3月20日、中2週で迎えた13戦目は、障害4歳以上未勝利（阪神障害芝→ダート2970m 晴）に出走。鞍上は2戦連続で今村康成騎手（2戦0勝）。14頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。最後は、2着のドリームガールズに半馬身の差をつけて3勝目を掴み取った。

7月10日、約3か月半の休養明けで迎えた14戦目は、福島ジャンプステークス（福島障害芝3380m 晴/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で今村康成騎手（3戦1勝）。14頭立ての3番人気に推されて6番ゲートからスタート。12着に敗れた。

7月24日、中1週で迎えた15戦目は、J・G3の小倉サマージャンプ（小倉障害芝3390m 晴/良）に出走。重賞競走への出走は初となった。鞍上は4戦連続で今村康成騎手（4戦1勝）。14頭立ての12番人気で6番ゲートからスタート。10着に終わった。