カシノウィング（2016年生、母サプライズフォース）

経歴

デビュー前

1歳のとき、本田土寿から「九州1歳市場サラブレッド1歳」に上場されたが主取りとなった。同年、本田土寿から「北海道オータムセールサラブレッド1歳」に上場され、柏木務によって172.8万円で落札された。

2歳（2018年）

7月29日、デビュー戦は岡田祥嗣騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（小倉芝1200m 小雨/良）に出走。馬体重は476kg。16頭立ての15番人気で9番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、14番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを11番手で通過。直線では上がり1位の伸び脚を披露したが上位には食い込めず7着に終わった。

8月4日、連闘で迎えた2戦目は、2歳未勝利（小倉芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で岡田祥嗣騎手（1戦0勝）。12頭立ての4番人気で大外12番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では伸びあぐねて7着に敗れた。

8月11日、連闘で迎えた3戦目は、酒井学騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（小倉芝1200m 晴/良）に出走。10頭立ての6番人気で6番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では他馬と同じような脚勢になり4着に終わった。

12月11日、約4か月の休養明けで迎えた4戦目は、藤田菜七子騎手を鞍上に迎えて、2歳戦のミヤマキリシマ特別（佐賀ダート1400m 雨/不良）に出走。ダート戦への出走及び長時間の輸送競馬は初となった。9頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。果敢にハナを切り、で集団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では鮮やかな末脚を爆発させて、最後は2着のカシノホルスをクビ差振り切って初勝利を挙げた。

3歳（2019年）

2月19日、中9週で迎えた5戦目は、3歳戦のたんぽぽ賞（佐賀ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は2戦連続で藤田菜七子騎手（1戦1勝）。12頭立ての3番人気に推されて2番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では天授の負けん性を発揮してゴールまで頑張ったが、4着に終わった。

3月30日、中5週で迎えた6戦目は、原田和真騎手を鞍上に迎えて、3歳500万下（中山ダート1200m 曇/良）に出走。16頭立ての16番人気で3番ゲートからスタート。緩みのないペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線では末脚のキレが鈍く15着に終わった。

5月26日、中7週で迎えた7戦目は、小林凌大騎手を鞍上に迎えて、3歳500万下（東京ダート1600m 晴/良）に53kgの軽斤量で出走。16頭立ての16番人気で7番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線では末脚を伸ばせず15着に終わった。

7月4日、中5週で迎えた8戦目は、田中純騎手を鞍上に迎えて、えびの特別（佐賀ダート1400m 晴/不良）に56kgの斤量を背負って出走。10頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では豪脚を炸裂させて先頭を奪い、最後は2着のペニテンテスに1馬身半の差をつけて先頭ゴールを果たした。

7月30日、中3週で迎えた9戦目は、霧島賞（佐賀ダート1400m 晴/良）に56kgの斤量を背負って出走。鞍上は2戦連続で田中純騎手（1戦1勝）。12頭立ての5番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では鋭い末脚を繰り出せず5着に敗れた。

8月4日、連闘で迎えた10戦目は、義英真騎手を鞍上に迎えて、3歳以上2勝クラスのRKB賞（小倉芝1200m 晴/良）に出走。11頭立ての11番人気で7番ゲートからスタート。タフなペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線では他馬と同じような脚勢になり10着に終わった。

11月17日、約3か月半の休み明けで馬体重を前走から18kg増やして迎えた11戦目は、上野翔騎手を鞍上に迎えて、障害3歳以上未勝利（福島障害芝2770m 晴/良）に出走。12頭立ての12番人気で6番ゲートからスタート。11着に終わった。

4歳（2020年）

1月13日、中7週で馬体重を前走からさらに14kg増やして迎えた12戦目は、障害4歳以上未勝利（京都障害芝2910m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で上野翔騎手（1戦0勝）。14頭立ての13番人気で2番ゲートからスタート。9着に終わった。

7月18日、約6か月の休養明けで馬体重を前走から26kg絞って迎えた13戦目は、3歳以上2勝クラスの鶴ヶ城特別（福島芝1200m 曇/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で上野翔騎手（2戦0勝）。16頭立ての16番人気で15番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、14番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを16番手で通過。直線では他馬と同じような脚色になり15着に終わった。

8月23日、中4週で迎えた14戦目は、3歳以上2勝クラスの西部スポニチ賞（小倉芝1200m 晴/稍重）に出走。鞍上は原田和真騎手（1戦0勝）。18頭立ての18番人気で14番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、終始6番手を追走。最後はタレてしまい18着に終わった。

9月8日、中1週で迎えた15戦目は、霧島賞（佐賀ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は田中純騎手（2戦1勝）。11頭立ての7番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始4番手を追走。直線では伸びが劣勢になり6着に終わった。

10月3日、中3週で馬体重を前走から20kg増やして迎えた16戦目は、蓑島靖典騎手を鞍上に迎えて、障害3歳以上未勝利（中山障害芝2880m 晴/良）に出走。14頭立ての13番人気で3番ゲートからスタート。8着に終わった。

11月15日、中5週で馬体重を前走から16kg絞って迎えた17戦目は、大江原圭騎手を鞍上に迎えて、障害3歳以上未勝利（福島障害芝2770m 晴/良）に出走。11頭立ての8番人気で2番ゲートからスタート。10着に終わった。

2020年11月20日付で中央競馬の競走馬登録を抹消した。

12月20日、中4週で馬体重を前走から26kg戻して迎えた18戦目は、水仙賞（佐賀ダート1800m 曇/良）に出走。鞍上は田中純騎手（3戦1勝）。12頭立ての8番人気で大外12番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを12番手で通過。直線ではイマイチ伸び切れず12着に終わった。

5歳（2021年）

1月3日、中1週で迎えた19戦目は、小松丈二騎手を鞍上に迎えて、新春特別（佐賀ダート1400m 晴/重）に出走。11頭立ての7番人気で10番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線ではスパッと切れる脚を使えず7着に終わった。

1月23日、中2週で迎えた20戦目は、サイネリア特別（佐賀ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は2戦連続で小松丈二騎手（1戦0勝）。12頭立ての11番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では鋭い末脚を繰り出せず9着に終わった。

2月11日、中2週で迎えた21戦目は、スノードロップ賞（佐賀ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は田中純騎手（4戦1勝）。9頭立ての7番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。直線では見せ場を作れず7着に終わった。

2月28日、中1週で迎えた22戦目は、ストック賞（佐賀ダート1300m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で田中純騎手（5戦1勝）。12頭立ての9番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、10番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを8番手で通過。直線では末脚にキレが無く9着に終わった。

3月13日、中1週で迎えた23戦目は、こぶし賞（佐賀ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は3戦連続で田中純騎手（6戦1勝）。10頭立ての7番人気で9番ゲートからスタート。端を奪い、で一団を引っ張る。しかし、徐々にポジションが下がり4コーナーを3番手で通過。直線では末脚がパッとせず6着に終わった。

3月22日、連闘で迎えた24戦目は、早春賞（佐賀ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は4戦連続で田中純騎手（7戦1勝）。10頭立ての4番人気で4番ゲートからスタート。端を奪い、で一団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち前の粘り強さでしぶとく脚を伸ばしたが、ヴァントネールに交わされて1馬身差の2着となった。

4月4日、中1週で迎えた25戦目は、チューリップ特別（佐賀ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は小松丈二騎手（2戦0勝）。12頭立ての11番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では上がり3位の末脚を繰り出したが上位争いには参加できず5着に終わった。

7月3日、約3か月の休養明けで迎えた26戦目は、田中直人騎手を鞍上に迎えて、ダリア賞（佐賀ダート1400m 雨/稍重）に出走。11頭立ての8番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。直線では見所を作れず9着に終わった。

7月20日、中1週で迎えた27戦目は、大隅特別（佐賀ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は田中純騎手（8戦1勝）。7頭立ての5番人気で1番ゲートからスタート。先頭に立つ格好となり、でレースを牽引。しかし、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを3番手で通過。直線では末脚に勢いがなく4着に終わった。

8月11日、中2週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた28戦目は、霧島賞（佐賀ダート1400m 雨/不良）に出走。鞍上は田中直人騎手（1戦0勝）。11頭立ての11番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを6番手で通過。直線では今一つ伸び切れず5着に終わった。

8月27日、中1週で馬体重を前走から5kg絞って迎えた29戦目は、向日葵特別（佐賀ダート900m 晴/重）に出走。鞍上は田中純騎手（9戦1勝）。11頭立ての4番人気で大外11番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では速い脚を持続できず、3着に終わった。

9月18日、中2週で迎えた30戦目は、りんどう賞（佐賀ダート1400m 晴/不良）に出走。鞍上は2戦連続で田中純騎手（10戦1勝）。10頭立ての7番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では全く伸びず7着に終わった。

10月2日、中1週で迎えた31戦目は、仲秋賞（佐賀ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で田中純騎手（11戦1勝）。10頭立ての8番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では鋭い脚を使えず9着に終わった。

10月17日、中1週で迎えた32戦目は、コスモス特別（佐賀ダート1300m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で田中純騎手（12戦1勝）。11頭立ての10番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線ではジワジワとしか伸びず10着に終わった。

10月31日、中1週で迎えた33戦目は、さざんか特別（佐賀ダート900m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で田中純騎手（13戦1勝）。10頭立ての9番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを8番手で通過。直線では末脚に勢いがなく9着に終わった。

11月14日、中1週で迎えた34戦目は、SAGAリベンジャーズ（佐賀ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は6戦連続で田中純騎手（14戦1勝）。10頭立ての8番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを7番手で通過。直線では全く伸びず9着に終わった。

11月28日、中1週で迎えた35戦目は、天正月賞（佐賀ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は7戦連続で田中純騎手（15戦1勝）。12頭立ての8番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始10番手を追走。直線では決め手が足りず5着に終わった。

12月19日、中2週で迎えた36戦目は、水仙特別（佐賀ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は8戦連続で田中純騎手（16戦1勝）。12頭立ての12番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では上がり3位の末脚を繰り出したが上位には届かず10着に終わった。

6歳（2022年）

1月15日、中3週で迎えた37戦目は、千両賞（佐賀ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は9戦連続で田中純騎手（17戦1勝）。11頭立ての10番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線ではじりじりとしか伸びず10着に終わった。

1月29日、中1週で迎えた38戦目は、SAGAイブニング賞（佐賀ダート1300m 曇/良）に出走。鞍上は10戦連続で田中純騎手（18戦1勝）。12頭立ての12番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、12番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを9番手で通過。直線では鋭い脚を使えず10着に終わった。

2月12日、中1週で迎えた39戦目は、SAGAイブニング賞（佐賀ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は11戦連続で田中純騎手（19戦1勝）。11頭立ての9番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では上がり1位の伸び脚を披露したが上位争いには加われず6着に終わった。

2月26日、中1週で迎えた40戦目は、SAGAイブニング賞（佐賀ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は12戦連続で田中純騎手（20戦1勝）。10頭立ての6番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。直線では見所を作れず9着に終わった。

3月13日、中1週で迎えた41戦目は、季春賞（佐賀ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は13戦連続で田中純騎手（21戦1勝）。9頭立ての8番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始9番手を追走。直線では上がり2位タイの末脚を繰り出したが上位には食い込めず6着に終わった。

3月26日、中1週で迎えた42戦目は、花見月賞（佐賀ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は14戦連続で田中純騎手（22戦1勝）。9頭立ての9番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを8番手で通過。直線では見せ場を作れず9着に終わった。

4月10日、中1週で迎えた43戦目は、SAGAリベンジャーズ（佐賀ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は15戦連続で田中純騎手（23戦1勝）。12頭立ての10番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを4番手で通過。直線では末脚が振るわず6着に終わった。

2018年12月18日付で地方競馬の競走馬登録を抹消した。