ナイセストスター（2007年生、母ナイススターダイカ）

ナイセストスター（2007年4月3日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「最高の＋母名の一部」。毛色は栗毛。種牡馬のムーンバラッド（当時8歳）と交配したナイススターダイカが8歳のときに産んだ2番仔が本馬である。産地は北海道静内郡静内町、生産者は城市公。戦績は、中央平地1戦0勝、地方30戦5勝2着7回。主な勝ち鞍は2010年の芙蓉賞(B3以下)。

経歴

デビュー前

斉藤敏厩舎（船橋）へ入厩。

2歳（2009年）

8月3日、デビュー戦は石崎駿騎手を鞍上に据えて、2歳（船橋ダート1000m 晴/稍重）に出走。馬体重は436kg。8頭立ての6番人気で大外8番ゲートからスタート。忙しいペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線に入ると、前で粘るウインクゴールドを上がり2位の末脚で3/4馬身差し切って初勝利を挙げた。

8月31日、中3週で迎えた2戦目は、2歳戦のシーサイドスター特別（船橋ダート1500m 雨/不良）に出走。鞍上は2戦連続で石崎駿騎手（1戦1勝）。6頭立ての4番人気で4番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では今一つ末脚が弾けず5着に終わった。

9月24日、中2週で迎えた3戦目は、坂井英光騎手を鞍上に迎えて、2歳戦のベイサイドスター特別（船橋ダート1600m 晴/良）に出走。14頭立ての9番人気で2番ゲートからスタート。先手を取る恰好となり、ハイペースで集団を先導。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のネオシーサーに5馬身の差をつけて2勝目を手中に収めた。

10月26日、中4週で迎えた4戦目は、2歳戦のシーサイドアイドル特別（船橋ダート1600m 雨/不良）に出走。鞍上は2戦連続で坂井英光騎手（1戦1勝）。13頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。直線では伸びあぐねて9着に敗れた。

11月18日、中2週で迎えた5戦目は、2歳S3の平和賞（船橋ダート1600m 晴/不良）に出走。鞍上は3戦連続で坂井英光騎手（2戦1勝）。12頭立ての7番人気で10番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では賦性の闘志でゴールまで頑張り、4着を確保した。

12月7日、中2週で迎えた6戦目は、2歳戦のベイサイドアイドル特別（船橋ダート1600m 晴/重）に出走。鞍上は4戦連続で坂井英光騎手（3戦1勝）。10頭立ての4番人気で大外10番ゲートからスタート。ハナを切り、激烈なハイペースで集団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では迫力のある伸びを見せたが、ウインクゴールドに交わされて3馬身差の2着となった。

3歳（2010年）

1月7日、中3週で迎えた7戦目は、石崎隆之騎手を鞍上に迎えて、3歳S3のニューイヤーカップ（浦和ダート1600m 晴/良）に出走。11頭立ての8番人気で4番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを8番手で通過。直線では末脚に勢いがなく10着に終わった。

3月5日、中7週で迎えた8戦目は、3歳戦の菜の花特別（大井ダート1200m 晴/不良）に出走。鞍上は2戦連続で石崎隆之騎手（1戦0勝）。12頭立ての7番人気で7番ゲートからスタート。ハイペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では天賦のガッツでゴールまで勇戦し、3着に入り込んだ。

3月18日、中1週で迎えた9戦目は、3歳S2の京浜盃（大井ダート1700m 曇/重）に出走。鞍上は3戦連続で石崎隆之騎手（2戦0勝）。16頭立ての15番人気で6番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始13番手を追走。直線では今一つ伸び切れず11着に終わった。

4月5日、中2週で迎えた10戦目は、3歳戦のチューリップ特別（大井ダート1600m 内回り曇/不良）に出走。鞍上は4戦連続で石崎隆之騎手（3戦0勝）。13頭立ての9番人気で8番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを13番手で通過。直線ではじりじりとしか伸びず13着に終わった。

7月22日、約3か月半の休み明けで迎えた11戦目は、ピーナッツ特別（船橋ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で石崎隆之騎手（4戦0勝）。10頭立ての6番人気で3番ゲートからスタート。先頭に立つ格好となり、ややスローペースでレースを牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のペトコアプローズに7馬身の差をつけて先頭ゴールを果たした。

8月19日、中3週で迎えた12戦目は、3歳戦の芙蓉賞（川崎ダート2000m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で石崎隆之騎手（5戦1勝）。10頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。端をきる形となり、極端なスローペースで馬群を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のナイトシアターに4馬身の差をつけて4勝目を掴み取った。

9月8日、中2週で迎えた13戦目は、3歳S3の戸塚記念（川崎ダート2100m 曇/不良）に出走。鞍上は7戦連続で石崎隆之騎手（6戦2勝）。14頭立ての4番人気で2番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では力強い脚捌きでゴールまで頑張ったが、4着に終わった。

10月1日、中2週で迎えた14戦目は、保土ヶ谷宿特別（川崎ダート1600m 晴/不良）に出走。鞍上は8戦連続で石崎隆之騎手（7戦2勝）。11頭立ての3番人気で1番ゲートからスタート。ハナを奪い、少し遅いペースで一団を先導。しかし、徐々にポジションが下がり4コーナーを3番手で通過。直線では脚色がやや鈍り、4着に終わった。

11月1日、中3週で迎えた15戦目は、戸崎圭太騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1000万下の精進湖特別（東京芝1800m 晴/重）に出走。芝レースへの出走は初となった。9頭立ての9番人気で3番ゲートからスタート。果敢にハナを奪い、少し遅いペースで一団を先導。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は力尽きて8着に終わった。

11月25日、中2週で迎えた16戦目は、マルチサンド特別（浦和ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は石崎隆之騎手（8戦2勝）。12頭立ての5番人気で2番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では迫力満点の伸び脚で驀進したが、勝ったウインリーズンにねじ伏せられて2馬身半差の2着となった。

12月10日、中1週で迎えた17戦目は、三里塚特別（船橋ダート1600m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で石崎隆之騎手（9戦2勝）。13頭立ての4番人気で4番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、4着に終わった。

4歳（2011年）

1月14日、中4週で迎えた18戦目は、端月特別（浦和ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で石崎隆之騎手（10戦2勝）。12頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。直線では鋭い脚を使えず9着に敗れた。

1月26日、中1週で迎えた19戦目は、ガーネットスター賞（川崎ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で石崎隆之騎手（11戦2勝）。13頭立ての9番人気で5番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線では他馬と同じような脚色になり11着に終わった。

2月24日、中3週で迎えた20戦目は、春告鳥特別（船橋ダート1600m 曇/稍重）に出走。鞍上は石崎駿騎手（2戦1勝）。13頭立ての6番人気で7番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では伸びを欠き6着に敗れた。

5月27日、約3か月の休養明けで迎えた21戦目は、ケンタウルス賞（大井ダート1600m 内回り曇/良）に出走。鞍上は石崎隆之騎手（12戦2勝）。13頭立ての7番人気で3番ゲートからスタート。果敢にハナを切り、少し遅いペースで集団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではスパッと切れる脚で猛進したが、イケノエイトマンにクビ差交わされて2着となった。

6月13日、中1週で迎えた22戦目は、ギャラクシー特別（川崎ダート1600m 曇/不良）に出走。鞍上は2戦連続で石崎隆之騎手（13戦2勝）。12頭立ての4番人気で大外12番ゲートからスタート。先手を奪い、若干緩いペースで一団を先導。他馬と先頭を併走しながら4コーナーを通過。直線では目を引く伸びを見せたが、アズライトにハナ差交わされて2着に惜敗した。

7月15日、中4週で迎えた23戦目は、ベガ賞（大井ダート1600m 内回り晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で石崎隆之騎手（14戦2勝）。13頭立ての1番人気に推されて10番ゲートからスタート。先手を取る形となり、スローペースで馬群を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では迫力十分の伸び脚で猛進したが、トップフィーリングにハナ差交わされて2着に甘んじた。

8月3日、中2週で迎えた24戦目は、盛夏賞（大井ダート1600m 内回り曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で石崎隆之騎手（15戦2勝）。14頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを12番手で通過。直線では末脚がパッとせず13着に敗れた。

8月30日、中3週で迎えた25戦目は、サマーメモリー賞（大井ダート1600m 内回り晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で石崎隆之騎手（16戦2勝）。11頭立ての3番人気で4番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線ではイマイチ伸び切れず8着に敗れた。

11月15日、約2か月半の間隔を開けて迎えた26戦目は、養老特別（船橋ダート1600m 曇/重）に出走。鞍上は6戦連続で石崎隆之騎手（17戦2勝）。14頭立ての10番人気で2番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを11番手で通過。直線では他馬と同じような脚勢になり11着に終わった。

12月7日、中2週で迎えた27戦目は、柊特別（船橋ダート1600m 晴/不良）に出走。鞍上は7戦連続で石崎隆之騎手（18戦2勝）。10頭立ての6番人気で1番ゲートからスタート。先手を奪う恰好となり、平均ペースで集団を先導。他馬と先頭を併走しながら4コーナーを通過。直線では矢のような伸びを見せたが、ローズデュルワに交わされて1馬身差の2着となった。

5歳（2012年）

1月1日、中3週で迎えた28戦目は、迎春賞（川崎ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は8戦連続で石崎隆之騎手（19戦2勝）。11頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。端をきる形となり、ゆったりとしたペースで馬群を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では自慢の末脚を爆発させて先頭に立ち、最後は2着のラスカルキッドに2馬身半の差をつけて久方ぶりに白星を挙げた。

1月31日、中3週で迎えた29戦目は、ハンデ戦の睦月特別（浦和ダート1600m 晴/稍重）に出走。鞍上は9戦連続で石崎隆之騎手（20戦3勝）。8頭立ての4番人気で7番ゲートからスタート。かなり遅いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では持ち前のタフネスで最後まで脚を伸ばしたが、抜け出したイケノエイトマンを捕まえ切れず、クビ差の2着となった。

4月6日、中8週で迎えた30戦目は、ハンデ戦の鳥待月特別（船橋ダート1700m 曇/稍重）に出走。鞍上は10戦連続で石崎隆之騎手（21戦3勝）。13頭立ての8番人気で1番ゲートからスタート。ハナを取り切り、落ち着いたペースでレースを牽引。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線では伸びが劣勢になり5着に終わった。

4月26日、中2週で迎えた31戦目は、ハンデ戦の卯月特別（浦和ダート1600m 曇/稍重）に出走。鞍上は11戦連続で石崎隆之騎手（22戦3勝）。9頭立ての3番人気で2番ゲートからスタート。競走中止となった。