ゼウスビスティー（2020年生、母プリマビスティー）

ゼウスビスティー（2020年4月27日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「ギリシャ神話の最高神+母名の一部」。毛色は鹿毛。種牡馬のシニスターミニスター（当時17歳）と交配したプリマビスティーが14歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道浦河郡荻伏村、生産者は伏木田牧場。主な勝ち鞍は2023年の3歳未勝利。

経歴

デビュー前

1歳のとき、伏木田牧場から「北海道オータムセールサラブレッド1歳」に上場され、犬塚悠治郎によって1,320万円で落札された。

小野次郎厩舎（美浦）へ入厩。

3歳（2023年）

2月26日、デビュー戦は北村宏司騎手を鞍上に据えて、3歳未勝利（中山ダート1200m 晴/良）に出走。馬体重は480kg。16頭立ての6番人気で11番ゲートからスタート。速いペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線ではじわじわと長く脚を使ってゴールまで力戦したが、5着に終わった。

5月28日、約3か月の休み明けで迎えた2戦目は、3歳未勝利（東京ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で北村宏司騎手（1戦0勝）。16頭立ての6番人気で2番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭に躍り出て、最後は2着のウォーハンマーに2馬身の差をつけて初白星を挙げた。

10月28日、約5か月の休み明けで迎えた3戦目は、3歳以上1勝クラス（東京ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で北村宏司騎手（2戦1勝）。16頭立ての3番人気に推されて14番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを7番手で通過。直線では瞬発力に優れた末脚を繰り出したが、3着に終わった。

4歳（2024年）

6月16日、約7か月半の休み明けで迎えた4戦目は、3歳以上1勝クラス（東京ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で北村宏司騎手（3戦1勝）。16頭立ての4番人気に推されて13番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では一際目立つ伸び脚で猛進したが、伸びてきたカフェニクス決め手に屈して3/4馬身差の2着に敗北した。

7月6日、中2週で迎えた5戦目は、石橋脩騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1勝クラス（福島ダート1150m 曇/良）に出走。16頭立ての3番人気に推されて4番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、14番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを11番手で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて前にいた10頭をごぼう抜きし、最後は2着のハクサンアイに2馬身の差をつけて勝利を手に入れた。