ボイラーメーカー（2021年生、母ルージュクール）

ボイラーメーカー（2021年2月14日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「ビールベースのカクテル」。毛色は青鹿毛。種牡馬のサトノクラウン（当時9歳）と交配したルージュクールが14歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道三石郡三石町、生産者は萩澤俊雄。主な勝ち鞍は2024年のリゲル特別(C1)。

経歴

デビュー前

1歳のとき、富沢萩沢俊雄牧場から「北海道セレクションセールサラブレッド1歳」に上場され、須藤英之によって4,840万円で落札された。

新谷功一厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2023年）

6月10日、デビュー戦は岩田望来騎手を鞍上に据えて、2歳戦のメイクデビュー阪神（阪神芝1600m 外回り曇/良）に出走。馬体重は502kg。10頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では圧巻の末脚を繰り出したが、3着に終わった。

10月21日、約4か月半の休養明けで迎えた2戦目は、川田将雅騎手を鞍上に迎えて、2歳戦の2歳未勝利（京都芝1800m 外回り曇/良）に出走。9頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線ではスパッとキレる脚で猛進したが、伸びてきたインザモーメント決め手に屈して半馬身差の2着に敗北した。

11月11日、中2週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた3戦目は、2歳戦の2歳未勝利（京都芝2000m 晴/重）に出走。鞍上は岩田望来騎手（1戦0勝）。10頭立ての3番人気で5番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。最後は勢いを失って10着に敗れた。

3歳（2024年）

4月7日、約5か月の休み明けで迎えた4戦目は、3歳未勝利（阪神芝1800m 外回り晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で岩田望来騎手（2戦0勝）。14頭立ての5番人気で大外14番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線ではジワリジワリと長く脚を使ってゴールまで力走したが、4着に終わった。

5月5日、中3週で迎えた5戦目は、幸英明騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（京都芝1600m 晴/良）に出走。15頭立ての4番人気で大外15番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを2番手で通過。直線では脚が残っておらず6着に敗れた。

6月22日、中6週で迎えた6戦目は、坂井瑠星騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（京都ダート1400m 晴/重）に出走。ダート戦への出走は初となった。16頭立ての5番人気で2番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを2番手で通過。直線では天性の闘争心でゴールまで力闘し、3着に入った。

7月24日、中4週で迎えた7戦目は、角田大河騎手を鞍上に迎えて、3歳戦のリゲル特別（門別ダート1200m 曇/良）に出走。8頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では一完歩ずつ確実に末脚を伸ばして先頭を奪い、最後は2着のオフビートに1馬身の差をつけて初勝利を挙げた。

10月5日、中9週で迎えた8戦目は、斎藤新騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1勝クラス（新潟芝1000m 晴/良）に57kgの斤量を背負って出走。長時間の輸送競馬は初となった。18頭立ての12番人気で2番ゲートからスタート。16着に終わった。

11月13日、中5週で迎えた9戦目は、西村淳也騎手を鞍上に迎えて、名古屋チャレンジカップディアナ賞（名古屋ダート1500m 晴/良）に出走。12頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。先手を奪い、で一団を牽引。しかし、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを3番手で通過。直線ではやや伸びを欠き、4着に終わった。

12月18日、中4週で馬体重を前走から13kg増やして迎えた10戦目は、岡部誠騎手を鞍上に迎えて、シリウス特別（名古屋ダート1500m 晴/良）に出走。9頭立ての圧倒的1番人気に推されて1番ゲートからスタート。先手を奪う形となり、で馬群を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では矢のような伸びを見せたが、ヴェッツラーに交わされて1馬身差の2着に敗北した。

4歳（2025年）

1月1日、中1週で迎えた11戦目は、一般B4（名古屋ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で岡部誠騎手（1戦0勝）。11頭立ての3番人気で8番ゲートからスタート。逃げる恰好となり、でレースを牽引。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線では脚色がやや衰え、3着に終わった。

1月17日、中1週で迎えた12戦目は、大畑慧悟騎手を鞍上に迎えて、金シャチJkオールスターズ（名古屋ダート1500m 晴/良）に出走。12頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。端を奪う恰好となり、で集団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち前のタフネスでしぶとく走り抜いたが、メイショウサキガケにクビ差交わされて2着に甘んじた。

1月28日、中1週で迎えた13戦目は、一般B3（名古屋ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は岡部誠騎手（2戦0勝）。11頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。果敢にハナを切り、で集団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を爆発させてあっさりと抜け出し、最後は2着のリョウライライに3馬身の差をつけて2勝目をマークした。

2月10日、中1週で迎えた14戦目は、みぞれ鍋特別（名古屋ダート1700m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で岡部誠騎手（3戦1勝）。12頭立ての3番人気に推されて10番ゲートからスタート。端をきり、で一団を引っ張る。しかし、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを3番手で通過。直線ではもうワンパンチ足りず、4着に終わった。

2月26日、中1週で迎えた15戦目は、三寒四温特別（名古屋ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で岡部誠騎手（4戦1勝）。12頭立ての4番人気で2番ゲートからスタート。主導権を奪う恰好となり、で集団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では天稟の負けじ心を発揮してゴールまで力走し、3着に入った。

3月14日、中1週で迎えた16戦目は、ホワイトチョコレート特別（名古屋ダート1700m 晴/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で岡部誠騎手（5戦1勝）。12頭立ての4番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では持ち前の勝負根性でしぶとく走り抜いたが、伸びてきたシトロンヴェール決め手に屈して半馬身差の2着となった。

3月27日、中1週で迎えた17戦目は、春疾風特別（名古屋ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は5戦連続で岡部誠騎手（6戦1勝）。12頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。端を奪い、で一団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では伸びが続かず、3着に終わった。

4月23日、中3週で迎えた18戦目は、一宮特別（名古屋ダート1500m 曇/不良）に出走。鞍上は6戦連続で岡部誠騎手（7戦1勝）。10頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。前に出て、でレースを引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では脚勢がやや衰え、3着に終わった。

5月8日、中1週で迎えた19戦目は、望月洵輝騎手を鞍上に迎えて、薫風特別（名古屋ダート1500m 晴/重）に出走。11頭立ての3番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線ではジワジワと長く脚を使ってゴールまで走り切ったが、4着に終わった。

5月22日、中1週で迎えた20戦目は、田原特別（名古屋ダート1500m 晴/稍重）に出走。鞍上は岡部誠騎手（8戦1勝）。12頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。ハナを奪う恰好となり、で集団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後はタレてしまい12着に敗れた。