スズカノフジアロー（2002年生、母サンヨウアロー）

スズカノフジアロー（2002年4月4日）は、日本の競走馬、繁殖牝馬。馬名の意味は「冠名＋生産牧場名より＋母名の一部」。毛色は鹿毛。種牡馬のアサティス（当時17歳）と交配したサンヨウアローが15歳のときに産んだ7番仔が本馬である。産地は北海道静内郡静内町、生産者は（有）フジワラ・ファーム。戦績は、中央平地18戦1勝2着1回、地方3戦0勝。主な勝ち鞍は2004年の2歳新馬(牝)。

経歴

デビュー前

南井克巳厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2004年）

12月25日、デビュー戦は安藤勝己騎手を鞍上に据えて、牝馬限定の2歳新馬（阪神ダート1400m 晴/良）に出走。馬体重は414kg。16頭立ての4番人気に推されて3番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線に入ると、前で粘るマイソールカラーを次元の違う末脚で交わし去り、最後は3馬身半の差をつけて初白星を挙げた。

3歳（2005年）

2月20日、中7週で迎えた2戦目は、和田竜二騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳500万下（京都ダート1200m 晴/不良）に出走。15頭立ての4番人気で5番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを11番手で通過。直線では今一つ末脚が切れず9着に敗れた。

3月12日、中2週で迎えた3戦目は、牝馬限定の3歳500万下（阪神ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は安藤勝己騎手（1戦1勝）。13頭立ての6番人気で1番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを12番手で通過。直線では上がり3位タイの伸び脚を披露したが上位争いには絡めず6着に敗れた。

3月27日、中1週で迎えた4戦目は、柴山雄一騎手を鞍上に迎えて、3歳500万下（阪神ダート1800m 晴/稍重）に出走。12頭立ての7番人気で2番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では速い脚を使えず10着に終わった。

10月2日、約6か月半の休養明けで馬体重を前走から32kg増やして迎えた5戦目は、南井大志騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳以上500万下（札幌ダート1700m 曇/良）に出走。13頭立ての11番人気で9番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは13番手で通過。直線ではジワジワとしか伸びず13着に終わった。

11月22日、中6週で馬体重を前走から21kg絞って迎えた6戦目は、白川郷特別（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は安藤勝己騎手（2戦1勝）。10頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では上がり0位の末脚を繰り出したが上位争いには絡めず4着に敗れた。

12月17日、中3週で迎えた7戦目は、3歳以上500万下（中京ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は南井大志騎手（1戦0勝）。16頭立ての12番人気で8番ゲートからスタート。かなり遅いペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では天稟の負けじ心を発揮してゴールまで力走し、5着に入り込んだ。

4歳（2006年）

1月22日、中4週で迎えた8戦目は、牝馬限定の4歳以上500万下（小倉ダート1700m 晴/稍重）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は和田竜二騎手（1戦0勝）。13頭立ての5番人気で7番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では上がり2位の末脚を見せたが上位争いには絡めず5着に敗れた。

2月12日、中2週で迎えた9戦目は、牝馬限定の4歳以上500万下（小倉ダート1700m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で和田竜二騎手（2戦0勝）。15頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では伸びを欠き6着に敗れた。

3月12日、中3週で迎えた10戦目は、牝馬限定の4歳以上500万下（中京ダート1700m 小雨/良）に出走。鞍上は南井大志騎手（2戦0勝）。16頭立ての5番人気で5番ゲートからスタート。超スローペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを16番手で通過。直線では今一つ伸び切れず10着に敗れた。

3月25日、中1週で迎えた11戦目は、牝馬限定の4歳以上500万下（阪神ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は和田竜二騎手（3戦0勝）。13頭立ての6番人気で10番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では伸びあぐねて8着に敗れた。

9月16日、約6か月の休み明けで馬体重を前走から20kg増やして迎えた12戦目は、松田大作騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（札幌ダート1700m 晴/良）に出走。9頭立ての8番人気で3番ゲートからスタート。非常に遅いペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを7番手で通過。直線では末脚が振るわず8着に終わった。

9月30日、中1週で迎えた13戦目は、牝馬限定の3歳以上500万下（札幌ダート1700m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で松田大作騎手（1戦0勝）。13頭立ての10番人気で5番ゲートからスタート。極端なスローペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを5番手で通過。直線では見所を作れず8着に終わった。

10月21日、中2週で馬体重を前走から16kg減らして迎えた14戦目は、3歳以上500万下（京都ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は南井大志騎手（3戦0勝）。16頭立ての16番人気で7番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは13番手で通過。直線では上がり3位の末脚を見せたが上位には届かず8着に終わった。

5歳（2007年）

4月2日、約5か月半の休み明けで迎えた15戦目は、吉原寛人騎手を鞍上に迎えて、アイリス賞（金沢ダート1500m 曇/稍重）に出走。11頭立ての2番人気に推されて9番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では上がり0位の伸び脚を披露したが上位争いには参加できず5着に敗れた。

5月6日、中4週で迎えた16戦目は、浜中俊騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（新潟ダート1200m 曇/良）に52kgの軽斤量で出走。14頭立ての12番人気で10番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線では卓出した伸び脚で猛追したが、抜け出したシルクヴァルキリーにクビ差届かず2着となった。

5月19日、中1週で迎えた17戦目は、古川吉洋騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（新潟ダート1200m 晴/稍重）に出走。15頭立ての7番人気で8番ゲートからスタート。息の入らないペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線では速い脚を使えず6着に敗れた。

7月28日、中9週で迎えた18戦目は、牝馬限定の3歳以上500万下（函館ダート1000m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で古川吉洋騎手（1戦0勝）。12頭立ての11番人気で10番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では伸びが鈍く11着に終わった。

8月5日、連闘で迎えた19戦目は、牝馬限定の3歳以上500万下（函館ダート1700m 曇/不良）に出走。鞍上は3戦連続で古川吉洋騎手（2戦0勝）。13頭立ての10番人気で9番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では末脚が冴えず7着に終わった。

11月10日、約3か月の休養明けで馬体重を前走から14kg減らして迎えた20戦目は、草野太郎騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳以上500万下（東京ダート1400m 雨/不良）に52kgの軽斤量で出走。16頭立ての11番人気で6番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、終始15番手を追走。直線ではじわじわとしか伸びず13着に終わった。

12月12日、中4週で迎えた21戦目は、川原正一騎手を鞍上に迎えて、武庫川特別（園田ダート1400m 雨/重）に出走。10頭立ての7番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを10番手で通過。直線では他馬と同じ脚色になってしまい8着に終わった。