サルゴン（2009年生、母スウィートデジャヴ）

サルゴン（2009年5月12日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「古代メソポタミアの王の名。アッカド語で『確固たる王』を意味する」。毛色は鹿毛。種牡馬のシンボリクリスエス（当時10歳）と交配したスウィートデジャヴが10歳のときに産んだ3番仔が本馬である。産地は北海道新冠郡新冠町、生産者は（株）ノースヒルズ。戦績は、中央平地9戦1勝2着2回、中央障害4戦0勝、地方1戦0勝。主な勝ち鞍は2012年の3歳未勝利。

経歴

デビュー前

和田正一郎厩舎（美浦）へ入厩。

3歳（2012年）

3月10日、デビュー戦は蛯名正義騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（中山ダート1800m 雨/不良）に出走。馬体重は510kg。16頭立ての3番人気に推されて12番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では迫力満点の伸び脚で驀進したが、伸びてきたグランラファル決め手に屈してクビ差の2着に惜敗した。

3月31日、中2週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた2戦目は、横山典弘騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（中山ダート1800m 曇/良）に出走。13頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。端に立つ恰好となり、かなりのスローペースで集団を牽引。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では終いの伸びを欠き、4着に終わった。

4月22日、中2週で迎えた3戦目は、吉田隼人騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（福島ダート1700m 曇/良）に出走。14頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線ではスパッと切れる脚で猛追したが、勝ったカバリノランパンテに詰め切れず、1馬身1/4差の2着に敗北した。

5月13日、中2週で馬体重を前走から12kg減らして迎えた4戦目は、3歳未勝利（東京ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は蛯名正義騎手（1戦0勝）。15頭立ての1番人気に推されて11番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線に入ると、前で粘るシャインブレイザーを上がり1位の末脚でアタマ差だけ差し切って初白星を挙げた。

8月19日、約3か月半の休養明けで馬体重を前走から10kg戻して迎えた5戦目は、吉田豊騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（新潟ダート1200m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。15頭立ての6番人気で14番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。最後は垂れてしまい14着に敗れた。

9月15日、中3週で馬体重を前走から6kg絞って迎えた6戦目は、3歳以上500万下（中山ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で吉田豊騎手（1戦0勝）。16頭立ての5番人気で12番ゲートからスタート。息の入らないペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線では末脚がパッとせず13着に敗れた。

10月8日、中2週で迎えた7戦目は、三浦皇成騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（東京ダート1600m 晴/良）に出走。16頭立ての14番人気で9番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では余力が残っておらず15着に終わった。

4歳（2013年）

4月28日、約6か月半の休み明けで迎えた8戦目は、丸山元気騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（福島ダート1700m 晴/良）に出走。14頭立ての12番人気で1番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを5番手で通過。直線では伸びが鈍く8着に終わった。

5月12日、中1週で迎えた9戦目は、川島信二騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下の三条特別（新潟ダート1800m 晴/稍重）に出走。13頭立ての13番人気で3番ゲートからスタート。主導権を握る恰好となり、少し緩いペースで集団を先導。しかし、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを6番手で通過。最後は一杯になって11着に終わった。

6月18日、中4週で迎えた10戦目は、真島大輔騎手を鞍上に迎えて、ファンシーサドル特別（船橋ダート1800m 晴/稍重）に出走。13頭立ての8番人気で1番ゲートからスタート。タフなペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。直線では末脚に勢いがなく9着に終わった。

8月31日、約2か月半の間隔を開けて迎えた11戦目は、江田勇亮騎手を鞍上に迎えて、障害3歳以上未勝利（新潟障害芝2850m 外→内晴/良）に出走。13頭立ての8番人気で4番ゲートからスタート。10着に終わった。

9月21日、中2週で迎えた12戦目は、五十嵐雄祐騎手を鞍上に迎えて、障害3歳以上未勝利（中山障害芝→ダート2880m 晴）に出走。10頭立ての6番人気で2番ゲートからスタート。7着に終わった。

12月23日、約3か月の休み明けで迎えた13戦目は、障害3歳以上未勝利（阪神障害芝→ダート2970m 晴）に出走。鞍上は2戦連続で五十嵐雄祐騎手（1戦0勝）。14頭立ての11番人気で大外14番ゲートからスタート。10着に終わった。

5歳（2014年）

2月2日、中5週で迎えた14戦目は、高野和馬騎手を鞍上に迎えて、障害4歳以上未勝利（東京障害芝→ダート3000m 曇）に出走。14頭立ての12番人気で13番ゲートからスタート。13着に終わった。