タリスカーベイ（2021年生、母コーズウェイベイ）

タリスカーベイ（2021年3月14日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「スコットランドの湾の名」。毛色は黒鹿毛。種牡馬のTalismanic（当時8歳）と交配したコーズウェイベイが7歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道沙流郡門別町、生産者はダーレー・ジャパン・ファーム有限会社。主な勝ち鞍は2024年の3歳B7。

経歴

デビュー前

池上昌和厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2023年）

11月25日、デビュー戦は田辺裕信騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（東京芝1600m 曇/良）に出走。馬体重は484kg。18頭立ての14番人気で7番ゲートからスタート。超スローペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは13番手で通過。直線では今一つ伸び切れず12着に終わった。

12月17日、中2週で迎えた2戦目は、2歳未勝利（中山ダート1800m 晴/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。鞍上は2戦連続で田辺裕信騎手（1戦0勝）。15頭立ての9番人気で13番ゲートからスタート。競走中止となった。

3歳（2024年）

3月17日、約3か月の休み明けで迎えた3戦目は、藤岡康太騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（中京ダート1400m 曇/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。16頭立ての13番人気で2番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では脚が残っておらず8着に終わった。

6月15日、約3か月の休養明けで迎えた4戦目は、石川裕紀人騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳未勝利（東京ダート1400m 晴/良）に出走。16頭立ての10番人気で8番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを9番手で通過。直線ではじわじわとしか伸びず9着に終わった。

8月6日、中6週で馬体重を前走から12kg増やして迎えた5戦目は、沖静男騎手を鞍上に迎えて、3歳B7（金沢ダート1500m 晴/良）に出走。9頭立ての3番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを4番手で通過。直線に入ると、前で粘るビッグポケットを次元の違う末脚で交わし去り、最後は1馬身半の差をつけて初勝利を挙げた。

8月20日、中1週で馬体重を前走から6kg絞って迎えた6戦目は、3歳戦の能登半島地震復興応援杯（53）（金沢ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で沖静男騎手（1戦1勝）。9頭立ての圧倒的1番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始5番手を追走。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、勝ったリンクアームズに詰め切れず、4馬身差の2着に敗北した。