エプソムプライマリ（2004年生、母マヤノスズラン）

エプソムプライマリ（2004年4月21日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「冠名＋第１位の、主要な。強い馬になって欲しい」。毛色は栗毛。種牡馬のサクラローレル（当時13歳）と交配したマヤノスズランが6歳のときに産んだ2番仔が本馬である。産地は北海道三石郡三石町、生産者は前川隆則。戦績は、中央平地18戦2勝2着1回。主な勝ち鞍は2008年の4歳以上500万下。

経歴

デビュー前

1歳のとき、前川隆則から「北海道サマーセールサラブレッド1歳」に上場され、JRA日本中央競馬会によって367.5万円で落札された。2歳のとき、JRA日本中央競馬会から「JRAブリーズアップセールサラブレッド2歳」に上場され、ジャパン・ホースマン・クラブによって530.25万円で落札された。

エプソム愛馬会にて総額1,365万円（6.83万×200口）で一口馬主が募集された。

平井雄二厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2006年）

8月20日、デビュー戦は佐藤聖也騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（新潟芝1600m 外回り晴/良）に51kgの軽斤量で出走。馬体重は480kg。18頭立ての18番人気で15番ゲートからスタート。超スローペースでレースが進む中、馬場の外目を回って10番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを8番手で通過。直線では末脚を伸ばせず12着に終わった。

9月2日、中1週で迎えた2戦目は、2歳未勝利（新潟芝1600m 外回り晴/良）に51kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で佐藤聖也騎手（1戦0勝）。16頭立ての15番人気で4番ゲートからスタート。非常に緩いペースでレースが進む中、14番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを12番手で通過。直線では伸びが鈍く13着に終わった。

3歳（2007年）

3月24日、約7か月の休養明けで馬体重を前走から20kg増やして迎えた3戦目は、千葉直人騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（中山芝1800m 晴/良）に53kgの軽斤量で出走。16頭立ての16番人気で14番ゲートからスタート。敢然とにハナを切り、緩いペースで集団を引っ張る。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。最後は力尽きて9着に終わった。

4月21日、中3週で馬体重を前走から22kg絞って迎えた4戦目は、吉田隼人騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（福島芝2600m 曇/良）に出走。10頭立ての7番人気で4番ゲートからスタート。果敢に端をきり、若干緩いペースで一団を引っ張る。しかし、徐々にポジションが下がり4コーナーを3番手で通過。直線では伸びが鈍く6着に終わった。

5月13日、中2週で迎えた5戦目は、大野拓弥騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（新潟芝2200m 晴/良）に出走。13頭立ての8番人気で11番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸び、3着に入り込んだ。

6月3日、中2週で迎えた6戦目は、3歳未勝利（東京芝2500m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で大野拓弥騎手（1戦0勝）。18頭立ての5番人気で大外18番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを6番手で通過。直線ではじわじわと長く脚を使ってゴールまで力戦し、4着に入った。

6月24日、中2週で迎えた7戦目は、3歳未勝利（福島芝2600m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で大野拓弥騎手（2戦0勝）。15頭立ての3番人気に推されて2番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを3番手で通過。直線に入ると、前で粘るマールロッソを次元の違う末脚で交わし去り、最後は2馬身半の差をつけて初白星を挙げた。

11月3日、約4か月半の休養明けで馬体重を前走から12kg増やして迎えた8戦目は、3歳以上500万下の二本松特別（福島芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で大野拓弥騎手（3戦1勝）。14頭立ての9番人気で10番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、14番手を追走し、4コーナーは13番手で通過。直線ではじわじわとしか伸びず12着に終わった。

11月24日、中2週で馬体重を前走から6kg絞って迎えた9戦目は、3歳以上500万下（中京芝2500m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で大野拓弥騎手（4戦1勝）。12頭立ての10番人気で8番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線では上がり2位の伸び脚を披露したが上位には食い込めず5着に終わった。

12月8日、中1週で迎えた10戦目は、3歳以上500万下の揖斐川特別（中京芝2500m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で大野拓弥騎手（5戦1勝）。15頭立ての11番人気で3番ゲートからスタート。かなり緩いペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを11番手で通過。直線ではじりじりとしか伸びず11着に終わった。

4歳（2008年）

1月6日、中3週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた11戦目は、石橋脩騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（中山ダート2500m 晴/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。15頭立ての9番人気で2番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では他馬と同じような脚色になり7着に終わった。

1月26日、中2週で馬体重を前走から14kg絞って迎えた12戦目は、二本柳壮騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（小倉芝2600m 晴/良）に出走。12頭立ての5番人気で2番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを11番手で通過。直線ではスパッと切れる脚を使えず8着に敗れた。

2月16日、中2週で迎えた13戦目は、4歳以上500万下（東京芝2400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で二本柳壮騎手（1戦0勝）。14頭立ての12番人気で1番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、14番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを8番手で通過。直線では見せ場なく12着に終わった。

3月9日、中2週で迎えた14戦目は、4歳以上500万下（中京ダート2300m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は大野拓弥騎手（6戦1勝）。11頭立ての9番人気で10番ゲートからスタート。非常に緩いペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では上々の伸びを見せたが、勝ったメインバンクに詰め切れず、2馬身差の2着となった。

3月23日、中1週で迎えた15戦目は、4歳以上500万下（中京ダート2300m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で大野拓弥騎手（7戦1勝）。12頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では猛烈な末脚を弾けさせて先頭をうかがい、最後は2着のサンアスレチックをハナ差振り切って2勝目をゲットした。

4月19日、中3週で迎えた16戦目は、4歳以上1000万下の奥の細道特別（福島芝2600m 雨/不良）に出走。鞍上は3戦連続で大野拓弥騎手（8戦2勝）。16頭立ての12番人気で14番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、16番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを12番手で通過。直線では決め手が足りず10着に終わった。

5月4日、中1週で迎えた17戦目は、ハンデ戦で4歳以上1000万下の陣馬特別（東京芝2400m 晴/良）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は4戦連続で大野拓弥騎手（9戦2勝）。14頭立ての12番人気で1番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを11番手で通過。直線では今一つ伸び切れず7着に終わった。

6月1日、中3週で迎えた18戦目は、4歳以上1000万下の青嵐賞（東京芝2400m 晴/稍重）に出走。鞍上は5戦連続で大野拓弥騎手（10戦2勝）。14頭立ての14番人気で大外14番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、終始8番手を追走。最後は脚色が悪くなり14着に終わった。