プリンセスナヨ（1984年生、母サツキヤマト）

経歴

デビュー前

3歳（1987年）

4月19日、デビュー戦は岡山定夫騎手を鞍上に据えて、4歳未出走（新潟芝1400m 外回り晴/良）に出走。馬体重は436kg。13頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。主導権を握る形となり、やや厳しいペースで馬群を牽引。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は勢いを失って8着に敗れた。

10月4日、約5か月半の休養明けで迎えた2戦目は、4歳未勝利（福島ダート1000m 晴/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。鞍上は2戦連続で岡山定夫騎手（1戦0勝）。9頭立ての4番人気で大外9番ゲートからスタート。端を奪う形となり、速いペースで馬群を引っ張る。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線ではあとひと踏ん張りが利かず、3着に終わった。

10月17日、中1週で迎えた3戦目は、蛯名正義騎手を鞍上に迎えて、4歳未勝利（福島ダート1000m 曇/重）に50kgの軽斤量で出走。12頭立ての2番人気に推されて10番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではいいところがなく5着に敗れた。

4歳（1988年）

6月25日、約8か月半の休み明けで馬体重を前走から10kg増やして迎えた4戦目は、小迫次男騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の5歳以上400万下（中京ダート1700m 曇/不良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。11頭立ての7番人気で大外11番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。直線では切れる脚を使えず7着に終わった。

7月10日、中1週で迎えた5戦目は、5歳以上400万下（中京芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で小迫次男騎手（1戦0勝）。13頭立ての12番人気で3番ゲートからスタート。逃げを打ち、リードを2馬身以上確保して、ミドルペースでレースを進める。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではじわじわと長く脚を使ってゴールまで力闘し、3着を確保した。

7月23日、中1週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた6戦目は、4歳以上400万下（福島芝1800m 小雨/重）に出走。鞍上は岡山定夫騎手（2戦0勝）。13頭立ての6番人気で4番ゲートからスタート。敢然と端をきり、息の入らないペースで一団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では力感溢れる脚捌きでゴールまで頑張り、3着に入った。

8月13日、中2週で馬体重を前走から14kg戻して迎えた7戦目は、牝馬限定の4歳以上400万下（小倉芝2000m 曇/不良）に出走。鞍上は小迫次男騎手（2戦0勝）。9頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。ハナを切り、リードを2馬身以上保って、平均的なペースで集団を引っ張る。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は脚色が悪くなり5着に敗れた。

8月20日、連闘で迎えた8戦目は、4歳以上400万下（小倉芝1700m 曇/不良）に出走。鞍上は2戦連続で小迫次男騎手（3戦0勝）。13頭立ての3番人気に推されて8番ゲートからスタート。主導権を奪い、若干速いペースで一団を牽引。先頭のまま2馬身以上のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、ノーザンユーに半馬身交わされて2着に敗北した。

9月4日、中1週で迎えた9戦目は、牝馬限定の4歳以上400万下（小倉芝1700m 雨/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で小迫次男騎手（4戦0勝）。12頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。端に立つ恰好となり、少し緩いペースで集団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではあとひと押しが足りず、3着に終わった。

9月18日、中1週で迎えた10戦目は、杉浦宏昭騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の4歳以上400万下（函館芝1200m 晴/良）に出走。7頭立ての3番人気で1番ゲートからスタート。主導権を握る恰好となり、些か速いペースで集団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では途轍もない末脚を弾けさせて突き抜け、最後は2着のリキサンルビーに5馬身の差をつけて待望の初白星を挙げた。