セントフロンティア（2002年生、母Cashelmara）

セントフロンティア（2002年9月21日）は、オーストラリアで生まれ、日本で調教された競走馬、繁殖牝馬。馬名の意味は「聖＋未開拓分野」。毛色は鹿毛。種牡馬のデインヒル（当時16歳）と交配したCashelmaraが5歳のときに産んだ仔が本馬である。戦績は、中央平地3戦0勝、地方20戦7勝2着2回。主な勝ち鞍は2006年の3歳以上C1。

経歴

デビュー前

17歳のとき、白井牧場から「ジェイエス繁殖馬セールサラブレッド繁殖牝馬」に上場されたが主取りとなった。

森秀行厩舎（栗東）へ入厩。

3歳（2005年）

3月13日、デビュー戦は川田将雅騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（阪神芝1600m 晴/良）に49kgの軽斤量で出走。馬体重は464kg。16頭立ての7番人気で11番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを11番手で通過。直線では伸びを欠き12着に敗れた。

6月6日、約3か月の間隔を開けて馬体重を前走から23kg増やして迎えた2戦目は、小林俊彦騎手を鞍上に迎えて、3歳戦のアンバー賞（盛岡芝1700m 曇/良）に牝馬ながら54kgの斤量を背負って出走。長時間の輸送競馬は初となった。13頭立ての9番人気で12番ゲートからスタート。でレースが進む中、12番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを10番手で通過。直線では鋭い脚を使えず11着に終わった。

7月3日、中3週で迎えた3戦目は、和田竜二騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（阪神芝2000m 小雨/稍重）に出走。16頭立ての11番人気で大外16番ゲートからスタート。タフなペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを15番手で通過。直線ではスパッと切れる脚を使えず14着に終わった。

9月3日、中8週で迎えた4戦目は、3歳未勝利（小倉芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は川田将雅騎手（1戦0勝）。18頭立ての16番人気で12番ゲートからスタート。忙しいペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では鋭い末脚を繰り出せず7着に終わった。

10月24日、中6週で迎えた5戦目は、和田高明騎手を鞍上に迎えて、正樹・利江結婚6周年記念（笠松ダート1400m 晴/稍重）に出走。ダート戦への出走は初となった。9頭立ての8番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを5番手で通過。直線では上がり0位の伸び脚を披露したが上位争いには参加できず4着に終わった。

11月8日、中1週で迎えた6戦目は、安部幸夫騎手を鞍上に迎えて、一般C14（笠松ダート1400m 曇/稍重）に出走。10頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、抜け出したロイヤルアリダーを捕まえ切れず、3/4馬身差の2着に敗北した。

12月12日、中4週で迎えた7戦目は、浜口楠彦騎手を鞍上に迎えて、一般C17（笠松ダート1400m 曇/良）に出走。10頭立ての4番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを7番手で通過。直線では上がり0位の末脚を繰り出したが上位争いには加われず4着に敗れた。

4歳（2006年）

2月4日、中7週で馬体重を前走から19kg減らして迎えた8戦目は、真島正徳騎手を鞍上に迎えて、4歳以上C2（佐賀ダート1300m 曇/良）に出走。10頭立ての1番人気に推されて大外10番ゲートからスタート。ハナを切る形となり、で馬群を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のブルームフィールドに3馬身の差をつけて待望の初白星を挙げた。

2月19日、中1週で馬体重を前走から18kg戻して迎えた9戦目は、4歳以上C2（佐賀ダート1300m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で真島正徳騎手（1戦1勝）。8頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線に入ると、前で粘るオースミビックを上がり0位の末脚で半馬身差し切って2勝目を収める

3月25日、中4週で迎えた10戦目は、4歳以上C2（佐賀ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で真島正徳騎手（2戦2勝）。9頭立ての1番人気に推されて大外9番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のセブンデイズウォーに5馬身の差をつけて3勝目を挙げた。

4月22日、中3週で迎えた11戦目は、4歳以上C2（佐賀ダート1400m 雨/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で真島正徳騎手（3戦3勝）。9頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のピルイオーに9馬身の差をつけて破竹の4連勝を決めた。

5月4日、中1週で迎えた12戦目は、4歳以上C2（佐賀ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で真島正徳騎手（4戦4勝）。8頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。主導権を奪い、で一団を牽引。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線では切れる脚を使えず5着に敗れた。

6月3日、中3週で迎えた13戦目は、4歳以上C2（佐賀ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で真島正徳騎手（5戦4勝）。12頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではもうひとつ伸びを欠き、3着に終わった。

6月25日、中2週で迎えた14戦目は、3歳以上C2（佐賀ダート1750m 雨/不良）に出走。鞍上は7戦連続で真島正徳騎手（6戦4勝）。11頭立ての2番人気に推されて9番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを4番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、3着に終わった。

9月3日、中9週で迎えた15戦目は、下條知之騎手を鞍上に迎えて、ヤングテンジョッキーズカップ（佐賀ダート1400m 晴/良）に出走。10頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では見所を作れず4着に敗れた。

9月19日、中1週で迎えた16戦目は、3歳以上C2（佐賀ダート1750m 晴/良）に出走。鞍上は真島正徳騎手（7戦4勝）。9頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。敢然と端を奪い、でレースを進める。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のピルイオーに5馬身の差をつけて優勝

10月21日、中4週で迎えた17戦目は、3歳以上C2（佐賀ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で真島正徳騎手（8戦5勝）。9頭立ての2番人気に推されて大外9番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のリニューアルに1馬身半の差をつけて制した。

11月5日、中1週で迎えた18戦目は、3歳以上C1（佐賀ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で真島正徳騎手（9戦6勝）。8頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線に入ると、前で粘るリバーヘブンを上がり0位の末脚でハナ差だけ差し切って7勝目を手にした。

12月3日、中3週で迎えた19戦目は、3歳以上C1（佐賀ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で真島正徳騎手（10戦7勝）。9頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。直線では伸びを欠き7着に敗れた。

12月24日、中2週で迎えた20戦目は、トキ特設（佐賀ダート1750m 晴/良）に出走。鞍上は下條知之騎手（1戦0勝）。9頭立ての3番人気で6番ゲートからスタート。ハナを取り切り、でレースを牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、アドマイヤローズに交わされて3馬身差の2着となった。

5歳（2007年）

1月7日、中1週で迎えた21戦目は、4歳以上C1（佐賀ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は真島正徳騎手（11戦7勝）。7頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。端を奪い、で一団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線に入ると、粘り切れず3着に沈んだ。

1月28日、中2週で迎えた22戦目は、キジ特設（佐賀ダート1750m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で真島正徳騎手（12戦7勝）。10頭立ての4番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを8番手で通過。直線では上がり0位の末脚を見せたが上位争いには絡めず7着に敗れた。

2月11日、中1週で迎えた23戦目は、新原健伸騎手を鞍上に迎えて、白鳥特設（佐賀ダート1750m 晴/良）に出走。9頭立ての5番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを4番手で通過。直線では最後まで息が続かず8着に敗れた。