ハーモニーヘルメス（2015年生、母アンジュールラブ）

ハーモニーヘルメス（2015年2月20日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「冠名＋ギリシャ神話の神」。毛色は鹿毛。種牡馬のアサクサキングス（当時11歳）と交配したアンジュールラブが9歳のときに産んだ2番仔が本馬である。産地は北海道沙流郡門別町、生産者は西野春樹。主な勝ち鞍は2019年の柚子と流鏑馬の毛呂山賞(一般C2四)。

経歴

デビュー前

1歳のとき、門別牧場から「八戸市場サラブレッド1歳」に上場され、日下部勝徳によって259.2万円で落札された。

土田稔厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2017年）

11月4日、デビュー戦は木幡巧也騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（福島ダート1700m 曇/稍重）に出走。馬体重は522kg。15頭立ての5番人気で12番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを14番手で通過。直線では伸びを欠き15着に敗れた。

11月26日、中2週で迎えた2戦目は、柴田善臣騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（東京芝2000m 晴/良）に出走。芝レースへの出走は初となった。16頭立ての15番人気で10番ゲートからスタート。かなりのスローペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを9番手で通過。最後は脚色が衰えて15着に終わった。

12月24日、中3週で迎えた3戦目は、2歳未勝利（中山ダート1800m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で柴田善臣騎手（1戦0勝）。16頭立ての15番人気で1番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。最後は減速してしまい14着に終わった。

3歳（2018年）

1月14日、中2週で迎えた4戦目は、柴山雄一騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（中山ダート1800m 晴/良）に出走。16頭立ての16番人気で4番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを14番手で通過。直線ではいいところがなく15着に終わった。

6月9日、約5か月の休み明けで迎えた5戦目は、丸山元気騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（東京ダート1300m 晴/良）に出走。16頭立ての9番人気で9番ゲートからスタート。緩みのないペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。最後はスピードが落ちてしまい11着に終わった。

7月11日、中4週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた6戦目は、山本咲希到騎手を鞍上に迎えて、3歳以上C4-6（門別ダート1200m 晴/重）に出走。12頭立ての3番人気に推されて7番ゲートからスタート。端に立つ形となり、で馬群を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では弾けるような伸びで驀進したが、ネフェリに交わされて1馬身差の2着に敗北した。

7月24日、中1週で馬体重を前走から10kg絞って迎えた7戦目は、3歳以上C4-5（門別ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で山本咲希到騎手（1戦0勝）。9頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では決め手に欠いて4着に敗れた。

8月7日、中1週で迎えた8戦目は、びらとり和牛56周年記念賞（門別ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で山本咲希到騎手（2戦0勝）。9頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。端を奪い、で一団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では弾けるような伸びで猛進したが、ハニーディップトに交わされて2馬身半差の2着に敗北した。

8月22日、中1週で迎えた9戦目は、3歳以上C4-5（門別ダート1200m 晴/重）に出走。鞍上は4戦連続で山本咲希到騎手（3戦0勝）。10頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。最後はタレてしまい7着に敗れた。

9月4日、中1週で迎えた10戦目は、石川倭騎手を鞍上に迎えて、3歳以上C4-5（門別ダート1200m 晴/良）に出走。11頭立ての4番人気で8番ゲートからスタート。ハナを取り切り、でレースを引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて、最後は2着のアストロローグに2馬身の差をつけて待望の初勝利を挙げた。

10月2日、中3週で迎えた11戦目は、岩橋勇二騎手を鞍上に迎えて、3歳以上C4-3（門別ダート1200m 晴/重）に出走。12頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。敢然と先頭に立ち、でレースを引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではシャープな伸び脚で驀進したが、ベリッシマに交わされて1馬身半差の2着に敗北した。

10月18日、中1週で迎えた12戦目は、がんばれ!馬産地日高賞（門別ダート1200m 曇/稍重）に出走。鞍上は石川倭騎手（1戦1勝）。12頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。逃げを打ち、でレースを進める。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では目の覚めるような末脚を弾けさせて先頭に躍り出て、最後は2着のマインクイーンに2馬身の差をつけて1着ゴールを果たした。

11月26日、中5週で迎えた13戦目は、瀧川寿希也騎手を鞍上に迎えて、3歳（川崎ダート1400m 晴/良）に出走。6頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。逃げる恰好となり、非常に遅いペースでレースを牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では一完歩ずつ着実に末脚を伸ばして、最後は2着のカラドゥラをハナ差振り切って先頭ゴールを果たした。

12月20日、中2週で迎えた14戦目は、一般C2八九十（川崎ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で瀧川寿希也騎手（1戦1勝）。8頭立ての圧倒的1番人気に推されて1番ゲートからスタート。先手を奪う形となり、スローペースで馬群を牽引。他馬と先頭を併走しながら4コーナーを通過。直線に入ると、前で粘るアフオラカを圧倒的な末脚でハナ差だけ差し切って圧倒的支持に応えた。

4歳（2019年）

1月3日、中1週で迎えた15戦目は、真島大輔騎手を鞍上に迎えて、羽子板特別（川崎ダート1600m 晴/良）に出走。12頭立ての3番人気に推されて6番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを4番手で通過。最後は力尽きて12着に敗れた。

1月28日、中3週で迎えた16戦目は、友彦&美留季結婚記念（川崎ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は瀧川寿希也騎手（2戦2勝）。12頭立ての3番人気に推されて9番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。直線では末脚が冴えず5着に敗れた。

2月15日、中2週で迎えた17戦目は、的場文男騎手を鞍上に迎えて、柚子と流鏑馬の毛呂山賞（浦和ダート1400m 曇/良）に出走。12頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では豪快に終いの脚を伸ばして先頭を奪い、最後は2着のキョウエイハッチに1馬身半の差をつけて優勝

2月26日、中1週で迎えた18戦目は、一般C1五六（川崎ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で的場文男騎手（1戦1勝）。12頭立ての5番人気で9番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線ではいいところがなく6着に敗れた。

5歳（2020年）

1月2日、約10か月半の休み明けで迎えた19戦目は、笹川翼騎手を鞍上に迎えて、一般C2三四（川崎ダート1500m 晴/良）に出走。14頭立ての9番人気で6番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを11番手で通過。直線では鋭い脚を使えず12着に終わった。