スズカノーチラス（2012年生、母アウトゥリーチェ）

Suzuka Nautilus

2012.03.25

スズカノーチラス（2012年3月25日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「冠名＋潜水艦名」。毛色は鹿毛。種牡馬のアドマイヤマックス（当時13歳）と交配したアウトゥリーチェが12歳のときに産んだ5番仔が本馬である。産地は北海道浦河郡荻伏村、生産者は大北牧場。主な勝ち鞍は2016年のミヤマリンドウ特別(一般C8)。

経歴

デビュー前

1歳のとき、大北牧場から「北海道サマーセールサラブレッド1歳」に上場され、永井啓弍によって861万円で落札された。

藤沢則雄厩舎（栗東）へ入厩。

3歳（2015年）

2月1日、デビュー戦は川島信二騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（京都芝2000m 晴/良）に出走。馬体重は442kg。12頭立ての12番人気で9番ゲートからスタート。極端なスローペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線では今一つ末脚が弾けず10着に終わった。

3月8日、中4週で馬体重を前走から12kg減らして迎えた2戦目は、国分恭介騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（阪神ダート1800m 晴/不良）に出走。ダート戦への出走は初となった。15頭立ての12番人気で7番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では上がり3位の末脚を繰り出したが上位には割り込めず6着に終わった。

4月5日、中3週で迎えた3戦目は、松若風馬騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（阪神ダート1800m 雨/不良）に出走。15頭立ての9番人気で9番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では脚を伸ばせず12着に終わった。

6月21日、約2か月半の間隔を開けて迎えた4戦目は、高倉稜騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（阪神ダート1800m 晴/稍重）に出走。16頭立ての14番人気で大外16番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。直線では末脚にキレが無く9着に終わった。

7月19日、中3週で迎えた5戦目は、加藤祥太騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（函館ダート1700m 曇/良）に53kgの軽斤量で出走。12頭立ての9番人気で10番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを8番手で通過。直線では決め手に欠いて7着に終わった。

8月2日、中1週で迎えた6戦目は、3歳未勝利（札幌ダート1700m 晴/良）に53kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で加藤祥太騎手（1戦0勝）。10頭立ての6番人気で8番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを7番手で通過。直線では切れる脚を使えず8着に終わった。

8月29日、中3週で迎えた7戦目は、丸田恭介騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（札幌ダート1000m 晴/良）に出走。12頭立ての6番人気で大外12番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線ではジワジワとしか伸びず9着に敗れた。

4歳（2016年）

3月15日、約6か月半の休養明けで迎えた8戦目は、大畑雅章騎手を鞍上に迎えて、一般C17（名古屋ダート1400m 晴/重）に出走。9頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では矢のような伸び脚で追い上げたが、勝ったヒラボクワールドに詰め切れず、1馬身半差の2着に敗北した。

3月28日、中1週で迎えた9戦目は、一般C20（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で大畑雅章騎手（1戦0勝）。9頭立ての圧倒的1番人気に推されて大外9番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、勝ったアスランにねじ伏せられて1馬身半差の2着に敗北した。

4月19日、中2週で迎えた10戦目は、一般C17（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で大畑雅章騎手（2戦0勝）。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では物凄い伸び脚で急追したが、抜け出したスリースパートにアタマ差届かず2着に甘んじた。

5月24日、中4週で迎えた11戦目は、東川公則騎手を鞍上に迎えて、一般C16（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。9頭立ての圧倒的1番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では力強いフットワークでゴールまで走り切ったが、3着に終わった。

6月8日、中1週で迎えた12戦目は、今井貴大騎手を鞍上に迎えて、一般C17（名古屋ダート1400m 曇/稍重）に出走。8頭立ての圧倒的1番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では豪快に終いの脚を伸ばして先頭に躍り出て、最後は2着のコーリンジャヴローに2馬身半の差をつけて待望の初白星を挙げた。

7月5日、中3週で迎えた13戦目は、戸部尚実騎手を鞍上に迎えて、一般C13（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。9頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを2番手で通過。直線に入ると、前で粘るミスズメサイアを次元の違う末脚で交わし去り、最後は1馬身半の差をつけて1番人気に応えた。

7月20日、中1週で迎えた14戦目は、イワカガミ特別（名古屋ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は大畑雅章騎手（3戦0勝）。9頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のホワイトフリルに7馬身の差をつけてファンの期待に応えた。

8月3日、中1週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた15戦目は、ミヤマリンドウ特別（名古屋ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で大畑雅章騎手（4戦1勝）。9頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のリチャードに3馬身の差をつけて破竹の4連勝を決めた。

8月16日、中1週で迎えた16戦目は、アカシア特別（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で大畑雅章騎手（5戦2勝）。10頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では矢のような伸び脚で追い上げたが、抜け出したカナナを差し切れず、1馬身半差の2着に敗北した。

9月2日、中1週で迎えた17戦目は、一般C3（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で大畑雅章騎手（6戦2勝）。9頭立ての圧倒的1番人気に推されて3番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線に入ると、前で粘るダイワパフォームを鮮やかな末脚で3/4馬身差し切って断トツ人気に応えた。

9月16日、中1週で迎えた18戦目は、鍋平高原賞（笠松ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は5戦連続で大畑雅章騎手（7戦3勝）。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて2番ゲートからスタート。でレースが進む中、10番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のデピュートアゲンに6馬身の差をつけて断然の支持に応えた。

10月15日、中3週で馬体重を前走から16kg減らして迎えた19戦目は、3歳以上500万下（京都芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は国分恭介騎手（1戦0勝）。18頭立ての16番人気で15番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、18番手を追走し、4コーナーは17番手で通過。直線では末脚を伸ばせず18着に終わった。

5歳（2017年）

7月23日、約9か月半の休養明けで迎えた20戦目は、富田暁騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（中京ダート1400m 小雨/良）に54kgの軽斤量で出走。16頭立ての14番人気で4番ゲートからスタート。極端なスローペースでレースが進む中、終始15番手を追走。直線では今一つ末脚が弾けず14着に終わった。

6歳（2018年）

4月28日、約9か月半の休み明けで迎えた21戦目は、佐久間寛志騎手を鞍上に迎えて、障害4歳以上未勝利（新潟障害芝2890m 外→内 晴/良）に出走。13頭立ての12番人気で5番ゲートからスタート。9着に終わった。

5月27日、中3週で迎えた22戦目は、障害4歳以上未勝利（京都障害芝→ダート2910m 晴）に出走。鞍上は2戦連続で佐久間寛志騎手（1戦0勝）。14頭立ての8番人気で9番ゲートからスタート。6着に終わった。

10月13日、約4か月半の休養明けで馬体重を前走から10kg増やして迎えた23戦目は、障害3歳以上未勝利（新潟障害芝2850m 外→内 晴/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で佐久間寛志騎手（2戦0勝）。14頭立ての6番人気で4番ゲートからスタート。8着に敗れた。

11月4日、中2週で馬体重を前走から10kg絞って迎えた24戦目は、障害3歳以上未勝利（福島障害芝2750m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で佐久間寛志騎手（3戦0勝）。13頭立ての6番人気で4番ゲートからスタート。8着に敗れた。

7歳（2019年）

6月29日、約8か月の休養明けで迎えた25戦目は、障害3歳以上未勝利（中京障害芝3000m 曇/重）に出走。鞍上は5戦連続で佐久間寛志騎手（4戦0勝）。14頭立ての11番人気で11番ゲートからスタート。6着に終わった。

7月13日、中1週で迎えた26戦目は、障害3歳以上未勝利（中京障害芝3000m 曇/稍重）に出走。鞍上は6戦連続で佐久間寛志騎手（5戦0勝）。11頭立ての8番人気で3番ゲートからスタート。6着に終わった。

8歳（2020年）

5月3日、約10か月の休み明けで迎えた27戦目は、障害4歳以上未勝利（福島障害芝2770m 晴/良）に出走。鞍上は7戦連続で佐久間寛志騎手（6戦0勝）。14頭立ての10番人気で4番ゲートからスタート。7着に終わった。

5月31日、中3週で迎えた28戦目は、障害4歳以上未勝利（京都障害芝2910m 雨/良）に出走。鞍上は8戦連続で佐久間寛志騎手（7戦0勝）。13頭立ての10番人気で12番ゲートからスタート。8着に終わった。