トウショウトカチ（1987年生、母ブルートウシヨウ）

トウショウトカチ（1987年3月28日）は、日本の競走馬。牡馬。毛色は黒鹿毛。種牡馬のエンペリー（当時14歳）と交配したブルートウシヨウが17歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道静内郡静内町、生産者はトウショウ産業（株）トウショウ牧場。戦績は、中央平地22戦4勝、中央障害1戦0勝。主な勝ち鞍は1991年の北海ハンデキャップ(900万下ハンデ)。

経歴

デビュー前

鶴留明雄厩舎（栗東）へ入厩。

3歳（1990年）

1月27日、デビュー戦は角田晃一騎手を鞍上に据えて、4歳新馬（阪神ダート1200m 晴/良）に出走。馬体重は430kg。15頭立ての8番人気で14番ゲートからスタート。速いペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では見せ場なく7着に敗れた。

2月18日、中2週で迎えた2戦目は、4歳新馬（阪神ダート1800m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で角田晃一騎手（1戦0勝）。9頭立ての4番人気で4番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。直線ではいいところがなく5着に敗れた。

6月17日、約4か月の休み明けで迎えた3戦目は、岡潤一郎騎手を鞍上に迎えて、4歳未勝利（札幌ダート1700m 曇/重）に出走。8頭立ての3番人気で1番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線ではピリッとした末脚を使えず4着に敗れた。

6月30日、中1週で迎えた4戦目は、4歳未勝利（札幌ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で岡潤一郎騎手（1戦0勝）。10頭立ての4番人気で9番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを4番手で通過。直線では末脚がパッとせず6着に敗れた。

7月7日、連闘で迎えた5戦目は、4歳未勝利（札幌ダート1700m 曇/重）に出走。鞍上は3戦連続で岡潤一郎騎手（2戦0勝）。12頭立ての6番人気で8番ゲートからスタート。かなりのスローペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線に入ると、前で粘るワンウェイボーイを豪快な末脚で交わし去り、最後は1馬身半の差をつけて未勝利勝ちを決めた。

7月28日、中2週で迎えた6戦目は、4歳以上500万下の富良野特別（札幌芝1800m 晴/良）に出走。芝レースへの出走は初となった。鞍上は角田晃一騎手（2戦0勝）。14頭立ての9番人気で5番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。最後は脚勢が衰えて13着に終わった。

8月18日、中2週で迎えた7戦目は、安達昭夫騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下の春日山特別（新潟芝1800m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。10頭立ての8番人気で3番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。最後はバタバタになってしまい7着に終わった。

9月1日、中1週で迎えた8戦目は、4歳以上500万下の八海山特別（新潟ダート1700m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は2戦連続で安達昭夫騎手（1戦0勝）。12頭立ての10番人気で9番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを10番手で通過。直線ではじりじりとしか伸びず6着に終わった。

9月15日、中1週で馬体重を前走から18kg減らして迎えた9戦目は、4歳以上500万下（中京芝2000m 曇/重）に出走。鞍上は岡潤一郎騎手（3戦1勝）。14頭立ての12番人気で11番ゲートからスタート。かなりのスローペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線に入ると、前で粘るウエストタイラントを自慢の末脚で交わし去り、最後は2馬身の差をつけて2勝目を獲得した。

9月30日、中1週で迎えた10戦目は、ハンデ戦で4歳以上900万下の夕月特別（中京芝2000m 雨/不良）に出走。鞍上は2戦連続で岡潤一郎騎手（4戦2勝）。8頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線ではジワジワと長く脚を使ってゴールまで力走したが、3着に終わった。

4歳（1991年）

4月28日、約7か月の休養明けで馬体重を前走から10kg増やして迎えた11戦目は、5歳以上900万下（京都ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で岡潤一郎騎手（5戦2勝）。13頭立ての12番人気で大外13番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。最後は失速してしまい13着に終わった。

5月26日、中3週で迎えた12戦目は、田原成貴騎手を鞍上に迎えて、5歳以上900万下の’91ダービースタリオンズステークス（東京芝2400m 晴/良）に出走。9頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は脚が止まってしまい7着に敗れた。

6月23日、中3週で迎えた13戦目は、4歳以上500万下（札幌芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は岡潤一郎騎手（6戦2勝）。11頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線に入ると、前で粘るピュアーブレッドを豪脚で交わし去り、最後は2馬身の差をつけて3勝目を手にした。

7月6日、中1週で迎えた14戦目は、4歳以上900万下のポプラステークス（札幌芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で岡潤一郎騎手（7戦3勝）。8頭立ての6番人気で5番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では末脚のキレが鈍く4着に終わった。

7月28日、中2週で迎えた15戦目は、ハンデ戦で4歳以上900万下のUHB賞（札幌芝1800m 曇/良）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は3戦連続で岡潤一郎騎手（8戦3勝）。14頭立ての7番人気で8番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では末脚を持続できず、最後はヤマニンシアトルと並んで5着同着となった。

8月10日、中1週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた16戦目は、ハンデ戦で4歳以上900万下の駒場特別（函館芝1800m 晴/稍重）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は4戦連続で岡潤一郎騎手（9戦3勝）。14頭立ての7番人気で7番ゲートからスタート。端を奪い、若干遅いペースで一団を引っ張る。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線に入ると、粘り切れず6着に沈んだ。

9月1日、中2週で迎えた17戦目は、ハンデ戦で4歳以上900万下の北海ハンデキャップ（函館芝1800m 晴/重）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は5戦連続で岡潤一郎騎手（10戦3勝）。14頭立ての7番人気で8番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを3番手で通過。直線に入ると、前で粘るケイスパートを強烈な末脚で交わし去り、最後は1馬身半の差をつけて勝利を手に入れた。

10月12日、中5週で迎えた18戦目は、嵐山ステークス（京都芝3000m 外回り曇/稍重）に出走。鞍上は角田晃一騎手（3戦0勝）。9頭立ての8番人気で4番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。最後はガス欠状態になり7着に終わった。

11月16日、中4週で迎えた19戦目は、比叡ステークス（京都芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で角田晃一騎手（4戦0勝）。12頭立ての12番人気で1番ゲートからスタート。かなり緩いペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では鋭い末脚を繰り出せず5着に終わった。

12月15日、中3週で迎えた20戦目は、佐藤哲三騎手を鞍上に迎えて、オリオンステークス（阪神芝2500m 曇/良）に出走。11頭立ての9番人気で8番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。最後は勢いを失って9着に終わった。

5歳（1992年）

1月11日、中3週で迎えた21戦目は、小谷内秀夫騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦の雅ステークス（京都ダート1800m 晴/重）に52kgの軽斤量で出走。16頭立ての16番人気で10番ゲートからスタート。かなり遅いペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを4番手で通過。最後はスピードが落ちてしまい14着に終わった。

2月1日、中2週で迎えた22戦目は、ハンデ戦の飛鳥ステークス（京都芝1800m 外回り曇/良）に52kgの軽斤量で出走。鞍上は角田晃一騎手（5戦0勝）。16頭立ての13番人気で5番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。最後は一杯になって10着に終わった。

3月21日、中6週で迎えた23戦目は、大森勇一騎手を鞍上に迎えて、障害5歳以上未勝利（阪神障害芝→ダート3000m 曇）に出走。12頭立ての7番人気で6番ゲートからスタート。競走中止となった。