ウインボナパルト（2007年生、母パシアン）

ウインボナパルト（2007年3月27日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「冠名＋フランスの皇帝名」。毛色は栗毛。種牡馬のゼンノロブロイ（当時7歳）と交配したパシアンが16歳のときに産んだ7番仔が本馬である。産地は北海道新冠郡新冠町、生産者は松本信行。戦績は、中央平地8戦0勝、地方4戦2勝。主な勝ち鞍は2010年の3歳以上C2二。

経歴

デビュー前

当歳のとき、松本信行から「北海道セレクションセールサラブレッド当歳」に上場され、ティーエムインターナショナルによって1,890万円で落札された。

ウインレーシングクラブにて総額3,000万円（7.5万×400口）で一口馬主が募集された。

松山康久厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2009年）

12月27日、デビュー戦は勝浦正樹騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（中山芝2000m 晴/良）に出走。馬体重は524kg。18頭立ての10番人気で14番ゲートからスタート。かなり遅いペースでレースが進む中、13番手を追走し、4コーナーは14番手で通過。直線では末脚のキレが鈍く17着に終わった。

3歳（2010年）

3月28日、約3か月の休養明けで迎えた2戦目は、中舘英二騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（中山芝2000m 曇/稍重）に出走。18頭立ての6番人気で1番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。直線では伸びを欠き11着に敗れた。

4月17日、中2週で迎えた3戦目は、松岡正海騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（中山ダート1800m 曇/不良）に出走。ダート戦への出走は初となった。12頭立ての3番人気に推されて大外12番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを9番手で通過。直線では強靭な末脚を披露したが、3着に終わった。

9月5日、約4か月半の休養明けで馬体重を前走から24kg減らして迎えた4戦目は、丸山元気騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（札幌ダート1700m 晴/良）に出走。13頭立ての5番人気で1番ゲートからスタート。かなりのスローペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線ではいい脚を見せられず10着に敗れた。

10月3日、中3週で迎えた5戦目は、3歳未勝利（札幌ダート1700m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で丸山元気騎手（1戦0勝）。13頭立ての5番人気で4番ゲートからスタート。極端なスローペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを7番手で通過。直線では見せ場なく8着に敗れた。

11月18日、中6週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた6戦目は、川原正一騎手を鞍上に迎えて、3歳以上C2（園田ダート1700m 晴/良）に出走。10頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では末脚が振るわず5着に敗れた。

12月1日、中1週で迎えた7戦目は、3歳以上C2（園田ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で川原正一騎手（1戦0勝）。11頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線ではじわりじわりと長く脚を使ってゴールまで力闘したが、4着に終わった。

12月16日、中1週で迎えた8戦目は、3歳以上C2二（園田ダート1400m 曇/重）に出走。鞍上は3戦連続で川原正一騎手（2戦0勝）。11頭立ての2番人気に推されて大外11番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では強烈な末脚を弾けさせてあっさりと抜け出し、最後は2着のクサナギノツルギに4馬身の差をつけて待望の初勝利を挙げた。

4歳（2011年）

4月6日、約3か月半の休み明けで迎えた9戦目は、4歳以上C3一（園田ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で川原正一騎手（3戦1勝）。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて1番ゲートからスタート。果敢にハナを奪い、で一団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では豪快な末脚を弾けさせて突き抜け、最後は2着のレイコガンベロに5馬身の差をつけて圧倒的人気に応えた。

5月28日、中6週で迎えた10戦目は、4歳以上500万下（新潟ダート1800m 曇/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は勝浦正樹騎手（1戦0勝）。14頭立ての8番人気で大外14番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では切れる脚を使えず12着に終わった。

6月26日、中3週で迎えた11戦目は、吉田隼人騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（函館ダート1700m 晴/良）に出走。13頭立ての12番人気で4番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では鋭い脚を使えず7着に終わった。

7月10日、中1週で迎えた12戦目は、柴山雄一騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（函館ダート1700m 晴/良）に出走。9頭立ての8番人気で大外9番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では伸びを欠き9着に終わった。