エリモタカオー（1993年生、母アヤノシャネル）

エリモタカオー（1993年4月14日）は、日本の競走馬。牡馬。毛色は鹿毛。種牡馬のアジュディケーティング（当時6歳）と交配したアヤノシャネルが19歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道新冠郡新冠町、生産者は（有）タニグチ牧場。戦績は、中央平地22戦1勝2着2回、地方11戦0勝。主な勝ち鞍は1995年の3歳新馬。

経歴

デビュー前

山内研二厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（1995年）

10月8日、デビュー戦は横山典弘騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（東京芝1600m 雨/重）に出走。馬体重は460kg。11頭立ての圧倒的1番人気に推されて大外11番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線で前を交わして先頭に立つと、鮮烈な末脚を炸裂させて、最後は2着のマイネルエンペラーに1馬身半の差をつけて初勝利を挙げた。

3歳（1996年）

3月17日、約5か月半の休み明けで馬体重を前走から14kg減らして迎えた2戦目は、村本善之騎手を鞍上に迎えて、4歳500万下（阪神ダート1800m 曇/不良）に出走。ダート戦への出走は初となった。11頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では伸びが鈍く7着に敗れた。

5月4日、中6週で馬体重を前走から14kg戻して迎えた3戦目は、武豊騎手を鞍上に迎えて、4歳500万下のムーニーバレーレーシングクラブ賞（京都芝1800m 外回り曇/良）に出走。10頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では余力が残っておらず9着に敗れた。

7月6日、中8週で迎えた4戦目は、4歳500万下（阪神ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は村本善之騎手（1戦0勝）。12頭立ての4番人気で5番ゲートからスタート。忙しいペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線では上がり1位タイの伸び脚を披露したが上位には届かず6着に敗れた。

7月21日、中1週で迎えた5戦目は、福永祐一騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（小倉ダート1700m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。13頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。息の入らないペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では伸びが鈍く8着に敗れた。

8月4日、中1週で迎えた6戦目は、4歳以上500万下（新潟芝1800m 曇/良）に出走。鞍上は村本善之騎手（2戦0勝）。10頭立ての3番人気で3番ゲートからスタート。前に出て、落ち着いたペースでレースを引っ張る。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線に入ると、粘りを欠いて4着に沈んだ。

8月25日、中2週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた7戦目は、4歳以上500万下（小倉芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で村本善之騎手（3戦0勝）。13頭立ての9番人気で大外13番ゲートからスタート。先陣を切る形となり、リードを2馬身以上確保して、若干遅いペースでレースを進める。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線では末脚にキレが無く6着に終わった。

4歳（1997年）

1月12日、約4か月半の休み明けで迎えた8戦目は、5歳以上500万下（京都ダート1800m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で村本善之騎手（4戦0勝）。12頭立ての3番人気に推されて6番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、終始3番手を追走。最後は脚勢が衰えて11着に敗れた。

2月2日、中2週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた9戦目は、佐藤哲三騎手を鞍上に迎えて、5歳以上500万下（小倉芝1800m 雨/稍重）に出走。14頭立ての2番人気に推されて10番ゲートからスタート。端を奪う恰好となり、平均的なペースで集団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では終いの伸びを欠き、3着に終わった。

2月15日、中1週で迎えた10戦目は、5歳以上500万下（小倉芝1800m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で佐藤哲三騎手（1戦0勝）。16頭立ての1番人気に推されて11番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを5番手で通過。直線では強靭な末脚を披露したが、3着に終わった。

3月2日、中1週で迎えた11戦目は、5歳以上500万下（中京芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で佐藤哲三騎手（2戦0勝）。16頭立ての2番人気に推されて12番ゲートからスタート。先手を取る恰好となり、ゆったりとしたペースで集団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではしぶとく脚を使って伸び続けたが、ヒメワカクサにクビ差交わされて2着に甘んじた。

3月15日、中1週で迎えた12戦目は、高橋亮騎手を鞍上に迎えて、5歳以上500万下（中京芝1800m 曇/稍重）に54kgの軽斤量で出走。16頭立ての1番人気に推されて大外16番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではしぶとさが光る走りを見せたが、伸びてきたパウダースノー決め手に屈してアタマ差の2着に甘んじた。

3月23日、連闘で迎えた13戦目は、5歳以上500万下の美濃特別（中京芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は佐藤哲三騎手（3戦0勝）。16頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では他馬と同じような脚色になり8着に敗れた。

4月27日、中4週で迎えた14戦目は、幸英明騎手を鞍上に迎えて、5歳以上500万下の糸魚川特別（新潟芝2000m 外回り晴/良）に出走。14頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではもうひとつ伸びを欠き、5着に終わった。

5月11日、中1週で迎えた15戦目は、加藤和宏騎手を鞍上に迎えて、5歳以上500万下（新潟芝2000m 外回り晴/良）に出走。14頭立ての2番人気に推されて13番ゲートからスタート。端を奪う形となり、平均ペースで馬群を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではあとひと伸びが足りず、4着に終わった。

5月24日、中1週で迎えた16戦目は、P.ディレマ騎手を鞍上に迎えて、5歳以上500万下の’97アジアジョッキーズ2（中京芝2000m 曇/良）に出走。14頭立ての6番人気で2番ゲートからスタート。逃げる恰好となり、ややハイペースでレースを牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は脚勢が鈍り7着に敗れた。

6月15日、中2週で迎えた17戦目は、秋山真一郎騎手を鞍上に迎えて、5歳以上500万下（阪神芝2500m 小雨/良）に54kgの軽斤量で出走。8頭立ての5番人気で1番ゲートからスタート。競走中止となった。

7月19日、中4週で迎えた18戦目は、熊沢重文騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下の英彦山特別（小倉芝2000m 晴/良）に出走。13頭立ての13番人気で4番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。最後はバテてしまい13着に終わった。

5歳（1998年）

6月14日、約11か月の休養明けで迎えた19戦目は、太宰啓介騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（函館芝2000m 小雨/良）に54kgの軽斤量で出走。16頭立ての10番人気で8番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始3番手を追走。最後は失速してしまい12着に終わった。

6月21日、連闘で迎えた20戦目は、荻野要騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（函館芝2000m 晴/良）に54kgの軽斤量で出走。7頭立ての7番人気で2番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では伸びが劣勢になり5着に終わった。

7月11日、中2週で迎えた21戦目は、4歳以上500万下（函館芝2000m 曇/良）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で荻野要騎手（1戦0勝）。15頭立ての14番人気で9番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。最後は脚色が悪くなり13着に終わった。

7月25日、中1週で迎えた22戦目は、4歳以上500万下（函館芝2600m 晴/良）に53kgの軽斤量で出走。鞍上は3戦連続で荻野要騎手（2戦0勝）。11頭立ての11番人気で1番ゲートからスタート。先手を奪う恰好となり、少し緩いペースで集団を先導。しかし、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを9番手で通過。直線では見所を作れず10着に終わった。

9月28日、中8週で迎えた23戦目は、草地保隆騎手を鞍上に迎えて、一般A B（水沢ダート1600m 晴/稍重）に出走。10頭立ての9番人気で9番ゲートからスタート。10着に終わった。

10月11日、中1週で迎えた24戦目は、阿部英俊騎手を鞍上に迎えて、一般A B（盛岡ダート1600m 晴/稍重）に出走。8頭立ての6番人気で7番ゲートからスタート。7着に終わった。

10月25日、中1週で迎えた25戦目は、渡辺正彦騎手を鞍上に迎えて、一般B（盛岡ダート1800m 晴/良）に出走。11頭立ての8番人気で7番ゲートからスタート。7着に終わった。

11月9日、中1週で迎えた26戦目は、一般B（盛岡ダート1800m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で渡辺正彦騎手（1戦0勝）。11頭立ての8番人気で5番ゲートからスタート。7着に終わった。

11月22日、中1週で迎えた27戦目は、一般B（盛岡ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は阿部英俊騎手（1戦0勝）。10頭立ての9番人気で7番ゲートからスタート。4着に終わった。

12月7日、中1週で迎えた28戦目は、一般B（水沢ダート1800m 雨/重）に出走。鞍上は渡辺正彦騎手（2戦0勝）。8頭立ての5番人気で9番ゲートからスタート。5着に終わった。

12月19日、中1週で迎えた29戦目は、一般B（水沢ダート1600m 曇/重）に出走。鞍上は2戦連続で渡辺正彦騎手（3戦0勝）。10頭立ての5番人気で1番ゲートからスタート。7着に敗れた。

6歳（1999年）

1月3日、中1週で迎えた30戦目は、一般B（水沢ダート1800m 曇/不良）に出走。鞍上は3戦連続で渡辺正彦騎手（4戦0勝）。10頭立ての7番人気で7番ゲートからスタート。10着に終わった。

4月12日、約3か月半の休養明けで迎えた31戦目は、一般C1（水沢ダート1400m 曇/重）に出走。鞍上は阿部英俊騎手（2戦0勝）。10頭立ての9番人気で6番ゲートからスタート。10着に終わった。

5月9日、中3週で迎えた32戦目は、一般C1（水沢ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で阿部英俊騎手（3戦0勝）。8頭立ての6番人気で1番ゲートからスタート。8着に終わった。

5月23日、中1週で迎えた33戦目は、一般C1（盛岡ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で阿部英俊騎手（4戦0勝）。12頭立ての11番人気で4番ゲートからスタート。11着に終わった。