グレイスウォード（2010年生、母スマーティコジーン）

グレイスウォード（2010年4月17日）は、日本の競走馬。牡馬。毛色は芦毛。種牡馬のスウェプトオーヴァーボード（当時13歳）と交配したスマーティコジーンが9歳のときに産んだ2番仔が本馬である。産地は北海道静内郡静内町、生産者は岡田スタッド。戦績は、地方32戦6勝2着3回。2012年の岩手山特別に勝利するなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

田中淳司厩舎（北海道）へ入厩。

2歳（2012年）

9月4日、デビュー戦は岩橋勇二騎手を鞍上に据えて、2歳戦のフレッシュチャレンジ（門別ダート1200m 曇/良）に出走。馬体重は452kg。8頭立ての3番人気で7番ゲートからスタート。端をきる恰好となり、で集団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では強烈な末脚を弾けさせて先頭に躍り出て、最後は2着のセセラギに2馬身半の差をつけて初勝利を挙げた。

9月20日、中1週で迎えた2戦目は、吉原寛人騎手を鞍上に迎えて、2歳オープンのウィナーズチャレンジ（門別ダート1000m 晴/良）に出走。12頭立ての5番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始8番手を追走。直線では上がり3位の末脚を見せたが上位争いには参加できず6着に敗れた。

10月4日、中1週で迎えた3戦目は、服部茂史騎手を鞍上に迎えて、2歳オープンのウィナーズチャレンジ（門別ダート1200m 晴/良）に出走。14頭立ての7番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、10番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを12番手で通過。直線では強靭な末脚を披露したが、4着に終わった。

10月16日、中1週で迎えた4戦目は、2歳オープンの岩手山特別（門別ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で服部茂史騎手（1戦0勝）。10頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線に入ると、前で粘るサクラタイシを自慢の末脚で交わし去り、最後は2馬身の差をつけて2勝目を掴み取った。

10月31日、中1週で迎えた5戦目は、坂井英光騎手を鞍上に迎えて、2歳S3の平和賞（船橋ダート1600m 曇/重）に出走。11頭立ての6番人気で大外11番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。直線では今一つ伸び切れず7着に敗れた。

12月3日、中4週で迎えた6戦目は、2歳戦のリバーサイドアイドル特別（船橋ダート1600m 曇/重）に出走。鞍上は2戦連続で坂井英光騎手（1戦0勝）。8頭立ての5番人気で4番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではいいところがなく5着に終わった。

12月18日、中1週で迎えた7戦目は、金子正彦騎手を鞍上に迎えて、2歳戦のサウンドホース賞（川崎ダート1600m 晴/稍重）に出走。12頭立ての11番人気で11番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを10番手で通過。直線ではジリ脚になってしまい9着に終わった。

3歳（2013年）

2月7日、中6週で迎えた8戦目は、3歳戦の飛翔スプリント（船橋ダート1000m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で金子正彦騎手（1戦0勝）。11頭立ての6番人気で9番ゲートからスタート。かなりのハイペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線では他馬と同じ脚勢になってしまい5着に敗れた。

6月7日、約4か月の休養明けで迎えた9戦目は、酒井忍騎手を鞍上に迎えて、3歳（大井ダート1600m 内回り晴/良）に出走。12頭立ての12番人気で3番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、終始12番手を追走。直線では今一つ伸び切れず12着に終わった。

6月26日、中2週で迎えた10戦目は、3歳戦の白百合特別（大井ダート1400m 雨/不良）に出走。鞍上は2戦連続で酒井忍騎手（1戦0勝）。14頭立ての14番人気で12番ゲートからスタート。緩みのないペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを7番手で通過。直線では切れ味鋭い末脚を披露し、4着に入り込んだ。

8月2日、中4週で迎えた11戦目は、3歳戦のはまなす特別（大井ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で酒井忍騎手（2戦0勝）。14頭立ての4番人気で7番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線ではジワリジワリと長く脚を使ってゴールまで走り切ったが、4着に終わった。

9月6日、中4週で迎えた12戦目は、祝、五十路!激動の半世紀、漢シブタニ記念（船橋ダート1200m 曇/重）に出走。鞍上は4戦連続で酒井忍騎手（3戦0勝）。10頭立ての6番人気で8番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では力強い脚捌きでゴールまで走り切り、3着に入り込んだ。

9月23日、中1週で迎えた13戦目は、J-PLACE船橋10/6オープン記念（船橋ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で酒井忍騎手（4戦0勝）。12頭立ての5番人気で1番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では今一つ末脚が切れず7着に敗れた。

4歳（2014年）

5月5日、約7か月半の休養明けで迎えた14戦目は、bayfm CUP（船橋ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は6戦連続で酒井忍騎手（5戦0勝）。11頭立ての9番人気で6番ゲートからスタート。速いペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では異次元の末脚を弾けさせて先頭をうかがい、最後は2着のファシネイトをクビ差振り切って久しぶりの一戦を物にした。

6月16日、中5週で迎えた15戦目は、一般C1三四（船橋ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は7戦連続で酒井忍騎手（6戦1勝）。12頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線ではピリッとした末脚を使えず5着に敗れた。

7月17日、中3週で迎えた16戦目は、一般C2（船橋ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は8戦連続で酒井忍騎手（7戦1勝）。12頭立ての3番人気に推されて1番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線ではスパッと切れる脚を使えず7着に敗れた。

8月6日、中2週で迎えた17戦目は、本田正重騎手を鞍上に迎えて、一般C2（船橋ダート1200m 晴/良）に出走。11頭立ての6番人気で4番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではしぶとく脚を使って伸び続けたが、伸びてきたサクラアニバーサリ決め手に屈して半馬身差の2着となった。

9月3日、中3週で迎えた18戦目は、一般C2（船橋ダート1000m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で本田正重騎手（1戦0勝）。11頭立ての3番人気で7番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のマナエヴァに3馬身の差をつけて4勝目を奪取した。

9月26日、中2週で迎えた19戦目は、一般C1三四（船橋ダート1200m 晴/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で本田正重騎手（2戦1勝）。12頭立ての1番人気に推されて10番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では持ち前の忍耐力ででしぶとく走り抜いたが、抜け出したトーセンスタッフにハナ差届かず2着に甘んじた。

10月29日、中4週で迎えた20戦目は、一般C1三（船橋ダート1600m 晴/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で本田正重騎手（3戦1勝）。12頭立ての4番人気で4番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを10番手で通過。直線では決め手が足りず5着に敗れた。

11月20日、中2週で迎えた21戦目は、長野県畜産会長賞（浦和ダート1400m 雨/良）に出走。鞍上は5戦連続で本田正重騎手（4戦1勝）。12頭立ての6番人気で10番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では目立つような脚を使えず6着に敗れた。

12月2日、中1週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた22戦目は、烈風スプリント（船橋ダート1000m 晴/不良）に出走。鞍上は6戦連続で本田正重騎手（5戦1勝）。14頭立ての6番人気で9番ゲートからスタート。極端なハイペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを11番手で通過。直線では今ひとつ伸びが無く8着に敗れた。

5歳（2015年）

1月13日、中5週で迎えた23戦目は、一般C2（船橋ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は7戦連続で本田正重騎手（6戦1勝）。12頭立ての4番人気で11番ゲートからスタート。厳しいペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを7番手で通過。直線では天稟の敢闘精神でゴールまで力走したが、4着に終わった。

2月9日、中3週で迎えた24戦目は、一般C2（船橋ダート1200m 曇/重）に出走。鞍上は8戦連続で本田正重騎手（7戦1勝）。12頭立ての6番人気で2番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では力強い脚捌きでゴールまで走り切ったが、4着に終わった。

2月17日、連闘で迎えた25戦目は、町田直希騎手を鞍上に迎えて、八重寒紅賞（浦和ダート1400m 曇/良）に出走。12頭立ての6番人気で11番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線ではじわりじわりと長く脚を使ってゴールまで頑張ったが、4着に終わった。

3月9日、中2週で迎えた26戦目は、西村祝早稲田精神昂揚会卒会（船橋ダート1200m 小雨/不良）に出走。鞍上は2戦連続で町田直希騎手（1戦0勝）。12頭立ての5番人気で7番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線ではビュッとキレる脚で猛追したが、抜け出したホテイイモンを差し切れず、3馬身差の2着となった。

3月23日、中1週で迎えた27戦目は、石崎駿騎手を鞍上に迎えて、菜の花特別（浦和ダート1500m 曇/良）に出走。12頭立ての7番人気で1番ゲートからスタート。逃げる恰好となり、落ち着いたペースでレースを牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では目の覚めるような末脚を爆発させて先頭を奪い、最後は2着のスプリングアップに1馬身半の差をつけて先頭ゴールを果たした。

4月17日、中3週で迎えた28戦目は、春風賞（船橋ダート1000m 晴/稍重）に出走。鞍上は町田直希騎手（2戦0勝）。14頭立ての6番人気で13番ゲートからスタート。厳しいペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線では長くいい末脚でゴールまで頑張ったが、4着に終わった。

4月30日、中1週で迎えた29戦目は、あやめ賞（浦和ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で町田直希騎手（3戦0勝）。12頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では驚異的な末脚を弾けさせて先頭に立ち、最後は2着のテンエイヒーローをアタマ差振り切って6勝目を収める

12月8日、約7か月半の休養明けで迎えた30戦目は、烈風スプリント（船橋ダート1000m 晴/良）に出走。鞍上は本田正重騎手（8戦1勝）。14頭立ての6番人気で13番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、13番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線ではジワジワとしか伸びず7着に敗れた。

6歳（2016年）

1月1日、中2週で迎えた31戦目は、初詣特別（川崎ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で本田正重騎手（9戦1勝）。13頭立ての7番人気で12番ゲートからスタート。超スローペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では伸びを欠き7着に敗れた。

2月1日、中3週で迎えた32戦目は、フェブラリー特別（浦和ダート1600m 曇/重）に出走。鞍上は3戦連続で本田正重騎手（10戦1勝）。10頭立ての5番人気で大外10番ゲートからスタート。競走中止となった。