エスケーエリス（2016年生、母ハートスプリンクル）

エスケーエリス（2016年5月9日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「冠名＋ギリシャ神話の争いの女神」。毛色は鹿毛。種牡馬のハービンジャー（当時10歳）と交配したハートスプリンクルが12歳のときに産んだ5番仔が本馬である。産地は北海道浦河郡浦河町、生産者は杵臼牧場。主な勝ち鞍は2018年のノースポール賞( 牝)。

経歴

デビュー前

1歳のとき、杵臼牧場から「北海道サマーセールサラブレッド1歳」に上場され、菅藤宗一によって756万円で落札された。

武英智厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2018年）

7月22日、デビュー戦は藤岡康太騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（函館芝1800m 晴/良）に出走。馬体重は506kg。13頭立ての10番人気で8番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは13番手で通過。直線では他馬と同じ脚色になってしまい13着に終わった。

10月21日、約3か月の休み明けで迎えた2戦目は、富田暁騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（京都ダート1800m 晴/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。9頭立ての9番人気で7番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを9番手で通過。直線では決め手に欠いて9着に終わった。

12月4日、中5週で馬体重を前走から12kg増やして迎えた3戦目は、中島龍也騎手を鞍上に迎えて、2歳（金沢ダート1400m 曇/不良）に出走。8頭立ての4番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線では天性の闘争心でゴールまで力闘したが、3着に終わった。

12月16日、中1週で迎えた4戦目は、2歳（金沢ダート1400m 曇/重）に出走。鞍上は2戦連続で中島龍也騎手（1戦0勝）。8頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では迫力満点の伸びを見せたが、伸びてきたセイガイハ決め手に屈してクビ差の2着に甘んじた。

12月25日、連闘で迎えた5戦目は、吉原寛人騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定2歳戦のノースポール賞（金沢ダート1500m 曇/重）に出走。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線に入ると、前で粘るハバネロを豪脚で交わし去り、最後は2馬身の差をつけて初勝利を挙げた。

3歳（2019年）

1月30日、中4週で迎えた6戦目は、赤津和希騎手を鞍上に迎えて、3歳戦のカツマルくんポイントカード大抽選会記念（川崎ダート1400m 晴/良）に出走。12頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では上がり3位タイの末脚を繰り出したが上位には届かず7着に敗れた。

2月15日、中1週で迎えた7戦目は、保園翔也騎手を鞍上に迎えて、3歳（浦和ダート1400m 曇/良）に出走。12頭立ての2番人気に推されて大外12番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では天稟の勝負根性でゴールまで力走したが、3着に終わった。

2月22日、連闘で迎えた8戦目は、3歳（船橋ダート1200m 曇/稍重）に出走。鞍上は吉原寛人騎手（1戦1勝）。11頭立ての3番人気で4番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では強靭な末脚を繰り出したが、4着に終わった。

3月28日、中4週で迎えた9戦目は、3歳（浦和ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は保園翔也騎手（1戦0勝）。12頭立ての3番人気に推されて10番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では目を引く伸び脚で猛追したが、抜け出したハクサンモジャを差し切れず、1馬身差の2着に敗北した。

4月25日、中3週で迎えた10戦目は、3歳オープンの東京ダービートライアル（大井ダート2000m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で保園翔也騎手（2戦0勝）。7頭立ての7番人気で2番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線ではピリッとした末脚を使えず7着に終わった。

5月2日、連闘で迎えた11戦目は、3歳（浦和ダート1400m 曇/重）に出走。鞍上は3戦連続で保園翔也騎手（3戦0勝）。11頭立ての4番人気で6番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では目を引く伸び脚で追い上げたが、勝ったヨシケンモンローに詰め切れず、2馬身半差の2着となった。

5月27日、中3週で迎えた12戦目は、福原杏騎手を鞍上に迎えて、3歳（浦和ダート1400m 晴/良）に51kgの軽斤量で出走。11頭立ての6番人気で6番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では上がり2位タイの末脚を繰り出したが上位争いには加われず5着に敗れた。

7月25日、中7週で迎えた13戦目は、3歳（浦和ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は保園翔也騎手（4戦0勝）。12頭立ての5番人気で大外12番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを9番手で通過。直線では見所を作れず10着に敗れた。

8月16日、中2週で迎えた14戦目は、3歳（浦和ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で保園翔也騎手（5戦0勝）。12頭立ての8番人気で3番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを11番手で通過。直線では速い脚を使えず10着に終わった。

9月10日、中3週で迎えた15戦目は、寺島憂人騎手を鞍上に迎えて、3歳（浦和ダート1400m 晴/稍重）に出走。10頭立ての9番人気で6番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では末脚に勢いがなく6着に終わった。

10月8日、中3週で迎えた16戦目は、3歳（浦和ダート1500m 曇/重）に出走。鞍上は保園翔也騎手（6戦0勝）。12頭立ての7番人気で2番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では他馬と同じような脚勢になり10着に終わった。

10月24日、中1週で馬体重を前走から12kg増やして迎えた17戦目は、達城龍次騎手を鞍上に迎えて、3歳戦の藤袴特別（川崎ダート1600m 曇/重）に出走。11頭立ての9番人気で8番ゲートからスタート。かなり遅いペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。最後はバタバタになってしまい9着に終わった。

11月5日、中1週で馬体重を前走から9kg絞って迎えた18戦目は、中島良美騎手を鞍上に迎えて、3歳（浦和ダート1500m 晴/重）に50kgの軽斤量で出走。12頭立ての9番人気で9番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始12番手を追走。直線では他馬と同じ脚勢になってしまい12着に終わった。

11月26日、中2週で迎えた19戦目は、3歳（浦和ダート1500m 曇/重）に出走。鞍上は福原杏騎手（1戦0勝）。11頭立ての11番人気で5番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線では今一つ末脚が切れず9着に終わった。

12月9日、中1週で迎えた20戦目は、3歳戦の師走特別（船橋ダート1600m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で福原杏騎手（2戦0勝）。12頭立ての11番人気で6番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線ではジリ脚になってしまい10着に終わった。

12月23日、中1週で迎えた21戦目は、橋本直哉騎手を鞍上に迎えて、3歳C2（浦和ダート1500m 晴/不良）に出走。11頭立ての10番人気で6番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では速い脚を使えず10着に終わった。

4歳（2020年）

1月14日、中2週で迎えた22戦目は、一般C3（浦和ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で橋本直哉騎手（1戦0勝）。11頭立ての11番人気で9番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では目立つような脚を使えず9着に終わった。