ボイスオブゴッド（2005年生、母ダーケストスター）

ボイスオブゴッド（2005年3月24日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「神の声」。毛色は鹿毛。種牡馬のワイルドラッシュ（当時11歳）と交配したダーケストスターが17歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道新冠郡新冠町、生産者は（有）武田牧場。戦績は、中央平地10戦0勝、地方13戦5勝2着3回。主な勝ち鞍は2009年の北海道馬主会日高馬主振興会特別(一般C3-1)。

経歴

デビュー前

当歳のとき、武田牧場から「セレクトセールサラブレッド当歳」に上場されたが主取りとなった。

西浦勝一厩舎（栗東）へ入厩。

3歳（2008年）

5月24日、デビュー戦は石橋脩騎手を鞍上に据えて、3歳未勝利（新潟ダート1200m 晴/良）に出走。馬体重は470kg。13頭立ての6番人気で大外13番ゲートからスタート。忙しいペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では脚を伸ばせず12着に敗れた。

6月22日、中3週で馬体重を前走から22kg減らして迎えた2戦目は、長谷川浩大騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（函館芝1800m 曇/良）に出走。芝レースへの出走は初となった。15頭立ての12番人気で7番ゲートからスタート。ハナを切り、リードを2馬身以上保って、少し遅いペースで集団を引っ張る。しかし、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを3番手で通過。最後は脚色が悪くなり15着に終わった。

8月2日、中5週で迎えた3戦目は、3歳未勝利（函館芝1200m 小雨/良）に出走。鞍上は2戦連続で長谷川浩大騎手（1戦0勝）。16頭立ての12番人気で13番ゲートからスタート。ハイペースでレースが進む中、終始13番手を追走。直線ではジワジワとしか伸びず10着に終わった。

8月30日、中3週で迎えた4戦目は、3歳未勝利（札幌ダート1000m 曇/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で長谷川浩大騎手（2戦0勝）。12頭立ての11番人気で2番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを8番手で通過。直線では鋭い脚を使えず9着に終わった。

10月2日、中4週で馬体重を前走から22kg増やして迎えた5戦目は、佐々木国明騎手を鞍上に迎えて、一般D3-1（旭川ダート1000m 晴/重）に出走。10頭立ての2番人気に推されて大外10番ゲートからスタート。最後は、勝ったテツキチダイオーから2馬身差の2着に敗北した。

10月9日、連闘で迎えた6戦目は、一般D3-1（旭川ダート1000m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で佐々木国明騎手（1戦0勝）。12頭立ての3番人気に推されて6番ゲートからスタート。4着に終わった。

10月23日、中1週で迎えた7戦目は、一般D3-1（門別ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で佐々木国明騎手（2戦0勝）。11頭立ての1番人気に推されて大外11番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では忍耐力が光る走りを見せたが、勝ったサーチリザルトに詰め切れず、8馬身差の2着に敗北した。

10月29日、連闘で迎えた8戦目は、一般D3-1（門別ダート1000m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で佐々木国明騎手（3戦0勝）。12頭立ての圧倒的1番人気に推されて9番ゲートからスタート。主導権を握り、で一団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のギャングスターに6馬身の差をつけて待望の初勝利を挙げた。

11月12日、中1週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた9戦目は、一般D2-1（門別ダート1000m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で佐々木国明騎手（4戦1勝）。12頭立ての圧倒的1番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始4番手を追走。直線では持ち前のスタミナでしぶとく走り抜いたが、勝ったスモーキータバーンに詰め切れず、4馬身差の2着に敗北した。

11月19日、連闘で馬体重を前走から10kg絞って迎えた10戦目は、一般D2-1（門別ダート1200m 曇/稍重）に出走。鞍上は6戦連続で佐々木国明騎手（5戦1勝）。12頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。他馬と併走しながら端に立つ恰好となり、で集団を牽引。他馬と先頭を併走しながら4コーナーを通過。直線ではあとひと押しが足りず、4着に終わった。

4歳（2009年）

5月5日、約5か月半の休み明けで迎えた11戦目は、一般D2-1（札幌(地)ダート1000m 晴/良）に出走。鞍上は7戦連続で佐々木国明騎手（6戦1勝）。9頭立ての3番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始4番手を追走。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、3着に終わった。

5月13日、連闘で迎えた12戦目は、一般D2-1（札幌(地)ダート1000m 曇/稍重）に出走。鞍上は8戦連続で佐々木国明騎手（7戦1勝）。7頭立ての圧倒的1番人気に推されて5番ゲートからスタート。他馬と併走しながらハナを切り、で一団を先導。他馬と先頭を併走しながら4コーナーを通過。直線に入ると、前で粘るバンブーレブルーをクビ差だけ差し切って圧倒的人気に応えた。

5月28日、中1週で迎えた13戦目は、一般D1-1（門別ダート1200m 雨/良）に出走。鞍上は9戦連続で佐々木国明騎手（8戦2勝）。11頭立ての5番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線に入ると、前で粘るモンタナを次元の違う末脚で交わし去り、最後は2馬身半の差をつけて3勝目をつかんだ。

6月9日、中1週で迎えた14戦目は、一般D1-1（門別ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は10戦連続で佐々木国明騎手（9戦3勝）。8頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始4番手を追走。直線では今ひとつ伸びが無く4着に敗れた。

6月25日、中1週で迎えた15戦目は、亀井洋司騎手を鞍上に迎えて、一般D1-1（門別ダート1200m 晴/稍重）に出走。11頭立ての3番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のコウジンキンキに4馬身の差をつけて優勝

7月7日、中1週で迎えた16戦目は、北海道馬主会日高馬主振興会特別（門別ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で亀井洋司騎手（1戦1勝）。14頭立ての2番人気に推されて9番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを4番手で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭をうかがい、最後は2着のヒマワリムスメを3/4馬身振り切って勝利を手中に収めた。

8月22日、中6週で馬体重を前走から14kg減らして迎えた17戦目は、池添謙一騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（札幌ダート1000m 晴/良）に出走。11頭立ての10番人気で3番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では鋭い末脚を繰り出せず7着に終わった。

9月9日、中2週で迎えた18戦目は、アルクトゥールス特別（門別ダート1800m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で池添謙一騎手（1戦0勝）。9頭立ての6番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始4番手を追走。直線では他馬と同じ脚勢になってしまい4着に終わった。

12月19日、約3か月半の休養明けで迎えた19戦目は、3歳以上500万下（中京ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は長谷川浩大騎手（3戦0勝）。16頭立ての13番人気で2番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを16番手で通過。直線ではイマイチ伸び切れず16着に終わった。

5歳（2010年）

2月20日、中8週で迎えた20戦目は、4歳以上500万下（京都ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で長谷川浩大騎手（4戦0勝）。16頭立ての15番人気で11番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、14番手を追走し、4コーナーは15番手で通過。直線では他馬と同じような脚勢になり14着に終わった。

5月16日、約3か月の間隔を開けて迎えた21戦目は、小林徹弥騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（京都ダート1200m 晴/良）に出走。16頭立ての15番人気で2番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線ではゴールまでじわりじわりと伸び、5着に入り込んだ。

5月29日、中1週で迎えた22戦目は、4歳以上500万下（京都ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で小林徹弥騎手（1戦0勝）。16頭立ての7番人気で2番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では目立つような脚を使えず11着に敗れた。

7月11日、中5週で迎えた23戦目は、松田大作騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（阪神ダート1200m 小雨/稍重）に出走。16頭立ての12番人気で大外16番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを10番手で通過。直線では鋭い脚を使えず15着に終わった。