フェアビアンカ（2018年生、母ビアンカシェボン）

フェアビアンカ（2018年3月23日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「イングリッシュローズの一種。母名より連想」。毛色は青鹿毛。種牡馬のエイシンフラッシュ（当時11歳）と交配したビアンカシェボンが9歳のときに産んだ4番仔が本馬である。産地は北海道安平町、生産者はノーザンファーム。戦績は、中央平地1戦0勝2着1回。主な勝ち鞍は2022年の早花咲月賞(C1-5)。

経歴

デビュー前

当歳のとき、ノーザンレーシングから「セレクトセールサラブレッド当歳」に上場され、キャロットクラブによって648万円で落札された。

キャロットクラブにて総額1,000万円（2.5万×400口）で一口馬主が募集された。

伊藤大士厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2020年）

9月12日、デビュー戦はM.デムーロ騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（中山芝2000m 雨/稍重）に出走。馬体重は460kg。15頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。非常に遅いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では迫力満点の伸び脚で急追したが、抜け出したマーサーアンにクビ差届かず2着に甘んじた。

10月3日、中2週で迎えた2戦目は、2歳未勝利（中山芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続でM.デムーロ騎手（1戦0勝）。17頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。最後は脚が止まってしまい14着に敗れた。

12月5日、中8週で迎えた3戦目は、C.ルメール騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（中山芝2000m 小雨/稍重）に出走。13頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では長くいい末脚でゴールまで頑張ったが、3着に終わった。

3歳（2021年）

1月24日、中6週で迎えた4戦目は、3歳未勝利（中山芝2200m 外回り曇/不良）に出走。鞍上はM.デムーロ騎手（2戦0勝）。16頭立ての3番人気に推されて8番ゲートからスタート。敢然と端をきり、若干緩いペースで一団を引っ張る。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線では伸びが鈍く6着に敗れた。

4月17日、約3か月の間隔を開けて迎えた5戦目は、津村明秀騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（新潟芝2000m 小雨/稍重）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。16頭立ての4番人気に推されて15番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを4番手で通過。直線では全く伸びず9着に敗れた。

6月13日、中7週で迎えた6戦目は、横山武史騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（札幌芝1800m 晴/良）に出走。13頭立ての3番人気に推されて8番ゲートからスタート。端に立つ形となり、後続との差を2馬身以上キープして、平均ペースで馬群を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後はバテてしまい12着に敗れた。

8月28日、約2か月半の間隔を開けて迎えた7戦目は、団野大成騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（札幌芝1500m 曇/良）に出走。14頭立ての11番人気で3番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では鋭い脚を使えず6着に終わった。

12月13日、約3か月半の休養明けで馬体重を前走から28kg増やして迎えた8戦目は、山林堂信彦騎手を鞍上に迎えて、一般C1七八九（川崎ダート1400m 晴/稍重）に出走。ダート戦への出走は初となった。12頭立ての5番人気で6番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線では他馬と同じ脚色になってしまい9着に敗れた。

4歳（2022年）

1月3日、中2週で迎えた9戦目は、寿老人賞（川崎ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で山林堂信彦騎手（1戦0勝）。12頭立ての8番人気で7番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では末脚にキレが無く11着に終わった。

1月18日、中1週で迎えた10戦目は、一般C1六（浦和ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で山林堂信彦騎手（2戦0勝）。12頭立ての9番人気で9番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線では決め手に欠いて9着に終わった。

2月4日、中1週で迎えた11戦目は、アークトゥルス賞（川崎ダート2000m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で山林堂信彦騎手（3戦0勝）。14頭立ての13番人気で10番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを14番手で通過。直線ではじりじりとしか伸びず14着に終わった。

3月12日、中4週で迎えた12戦目は、金山昇馬騎手を鞍上に迎えて、本日SAGAリベンジャーズ配信日!（佐賀ダート1300m 晴/良）に出走。10頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のカシノオラフに8馬身の差をつけて待望の初勝利を挙げた。

3月19日、連闘で迎えた13戦目は、早花咲月賞（佐賀ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は2戦連続で金山昇馬騎手（1戦1勝）。11頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では一完歩ずつ着実に終いの脚を伸ばして先頭をうかがい、最後は2着のアイワナトラストを半馬身振り切って優勝

4月3日、中1週で迎えた14戦目は、長崎街道常盤橋特選（佐賀ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で金山昇馬騎手（2戦2勝）。12頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では天稟の勝負根性でゴールまで力走したが、4着に終わった。

4月15日、中1週で迎えた15戦目は、長崎街道黒崎宿特選（佐賀ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は4戦連続で金山昇馬騎手（3戦2勝）。12頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では持ち前のタフネスでしぶとく脚を伸ばしたが、勝ったテイエムキセキダンに詰め切れず、1馬身半差の2着に敗北した。

5月8日、中2週で迎えた16戦目は、KYUSHU DREAM賞（佐賀ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で金山昇馬騎手（4戦2勝）。10頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では天稟の負けん性を発揮してゴールまで力走したが、3着に終わった。

5月21日、中1週で迎えた17戦目は、SAGAイブニング賞（佐賀ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で金山昇馬騎手（5戦2勝）。9頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線ではぐいぐいと終いの脚を伸ばして、最後は2着のカシノシンセイをクビ差振り切って3勝目を手に入れた。

6月3日、中1週で迎えた18戦目は、涼暮月賞（佐賀ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は7戦連続で金山昇馬騎手（6戦3勝）。10頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。主導権を奪い、で一団を牽引。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線では切れる脚を使えず4着に敗れた。

7月3日、中3週で馬体重を前走から12kg減らして迎えた19戦目は、SAGAリベンジャーズ（佐賀ダート1300m 曇/良）に出走。鞍上は8戦連続で金山昇馬騎手（7戦3勝）。12頭立ての4番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では詰めが甘くなり、4着に終わった。

8月21日、中6週で迎えた20戦目は、淡海の湖賞（佐賀ダート1400m 晴/不良）に出走。鞍上は9戦連続で金山昇馬騎手（8戦3勝）。11頭立ての5番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。直線ではイマイチ伸び切れず8着に敗れた。

9月3日、中1週で迎えた21戦目は、倉富隆一郎騎手を鞍上に迎えて、爽秋賞（佐賀ダート1400m 曇/重）に出走。9頭立ての3番人気で6番ゲートからスタート。ハナに立ち、で集団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、アベニンローズにクビ差交わされて2着に惜敗した。

9月17日、中1週で迎えた22戦目は、菊月賞（佐賀ダート1300m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で倉富隆一郎騎手（1戦0勝）。10頭立ての4番人気で7番ゲートからスタート。敢然とハナを奪い、で一団を先導。しかし、徐々にポジションが下がり4コーナーを3番手で通過。直線では脚が残っておらず5着に敗れた。

10月15日、中3週で迎えた23戦目は、SAGAロワイヤル（佐賀ダート1300m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で倉富隆一郎騎手（2戦0勝）。12頭立ての7番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では天資の勝負根性でゴールまで力戦し、3着に入り込んだ。

10月29日、中1週で迎えた24戦目は、飛田愛斗騎手を鞍上に迎えて、SAGAリベンジャーズ（佐賀ダート1400m 晴/良）に出走。10頭立ての8番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。直線では伸びを欠き7着に終わった。

11月12日、中1週で馬体重を前走から11kg減らして迎えた25戦目は、KYUSHU DREAM賞（佐賀ダート1300m 晴/良）に出走。鞍上は倉富隆一郎騎手（3戦0勝）。10頭立ての6番人気で2番ゲートからスタート。先手を奪い、で一団を牽引。しかし、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを9番手で通過。直線ではジリ脚になってしまい9着に終わった。

12月3日、中2週で馬体重を前走から16kg戻して迎えた26戦目は、SAGAリベンジャーズ（佐賀ダート1300m 晴/良）に出走。鞍上は金山昇馬騎手（9戦3勝）。9頭立ての7番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では見所を作れず7着に終わった。

12月24日、中2週で馬体重を前走からさらに12kg増やして迎えた27戦目は、SAGAリベンジャーズ（佐賀ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は2戦連続で金山昇馬騎手（10戦3勝）。12頭立ての12番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを12番手で通過。直線ではジリ脚になってしまい12着に終わった。

5歳（2023年）

6月3日、約5か月半の休み明けで迎えた28戦目は、BAOO荒尾移転1周年記念（佐賀ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で金山昇馬騎手（11戦3勝）。10頭立ての7番人気で11番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始5番手を追走。最後は脚勢が衰えて10着に終わった。

6月18日、中1週で迎えた29戦目は、4歳以上C1-3（佐賀ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で金山昇馬騎手（12戦3勝）。10頭立ての6番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。直線では伸びが劣勢になり8着に終わった。

7月1日、中1週で迎えた30戦目は、石川慎将騎手を鞍上に迎えて、桐月賞（佐賀ダート1300m 曇/不良）に出走。12頭立ての8番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを5番手で通過。直線では上がり2位タイの末脚を見せたが上位争いには絡めず5着に終わった。

7月18日、中1週で迎えた31戦目は、ルビー特選（佐賀ダート1750m 晴/良）に出走。鞍上は金山昇馬騎手（13戦3勝）。12頭立ての10番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを8番手で通過。直線では伸びが鈍く10着に終わった。

8月16日、中3週で迎えた32戦目は、ジュライ特選（佐賀ダート1750m 晴/良）に出走。鞍上は石川慎将騎手（1戦0勝）。8頭立ての6番人気で大外8番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では他馬と同じ脚色になってしまい5着に終わった。

8月31日、中1週で迎えた33戦目は、オーガスト特選（佐賀ダート1750m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で石川慎将騎手（2戦0勝）。12頭立ての11番人気で10番ゲートからスタート。先手を奪う恰好となり、で集団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では天稟の勝負根性でゴールまで力走し、4着を確保した。

9月16日、中1週で迎えた34戦目は、山下裕貴騎手を鞍上に迎えて、長崎街道神埼宿特選（佐賀ダート1400m 曇/不良）に出走。11頭立ての9番人気で9番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを10番手で通過。直線では今一つ末脚が切れず10着に終わった。

10月1日、中1週で迎えた35戦目は、秋晴賞（佐賀ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は倉富隆一郎騎手（4戦0勝）。11頭立ての9番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを11番手で通過。直線では今一つ伸び切れず11着に終わった。