アンスリウム（2020年生、母エクストラペトル）

アンスリウム（2020年1月22日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「本馬の誕生花。母名より連想」。毛色は鹿毛。種牡馬のリアルスティール（当時8歳）と交配したエクストラペトルが9歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道白老郡白老町、生産者は(有)社台コーポレーション白老ファーム。主な勝ち鞍は2023年の3歳未勝利。

経歴

デビュー前

加藤征弘厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2022年）

10月15日、デビュー戦は松本大輝騎手を鞍上に据えて、牝馬限定の2歳新馬（新潟芝1600m 外回り曇/良）に出走。馬体重は484kg。17頭立ての5番人気で3番ゲートからスタート。超スローペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では長くいい脚を使ってゴールまで頑張り、3着に入った。

11月12日、中3週で迎えた2戦目は、C.ルメール騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（東京芝1600m 晴/良）に出走。12頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線ではジワジワと長く脚を使ってゴールまで力走し、3着に入った。

3歳（2023年）

1月21日、中9週で迎えた3戦目は、岩田望来騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（中京芝1600m 晴/良）に出走。11頭立ての4番人気で2番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線ではいい脚を見せられず5着に敗れた。

2月11日、中2週で迎えた4戦目は、M.デムーロ騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（東京芝1400m 晴/稍重）に出走。16頭立ての4番人気に推されて1番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、16番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを13番手で通過。直線では全く伸びず14着に敗れた。

3月11日、中3週で迎えた5戦目は、3歳未勝利（中京ダート1200m 晴/良）に出走。ダート戦への出走及び長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は岩田望来騎手（1戦0勝）。16頭立ての3番人気に推されて6番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では鮮烈な末脚を弾けさせて先頭をうかがい、最後は2着のマーシヴィガラスを半馬身振り切って未勝利戦を制した。

5月13日、中8週で迎えた6戦目は、西村淳也騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳1勝クラス（東京ダート1400m 小雨/稍重）に出走。16頭立ての11番人気で4番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線ではゴールまでジワジワと伸び、3着に入り込んだ。

8月12日、約3か月の休養明けで迎えた7戦目は、戸崎圭太騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1勝クラス（新潟ダート1200m 晴/良）に牝馬ながら54kgの斤量を背負って出走。15頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを4番手で通過。直線では力強い脚捌きでゴールまで走り切ったが、3着に終わった。

9月2日、中2週で迎えた8戦目は、川田将雅騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳以上1勝クラス（新潟ダート1200m 曇/良）に出走。15頭立ての1番人気に推されて12番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では天稟の敢闘精神でゴールまで力走したが、3着に終わった。

12月3日、約3か月の休養明けで迎えた9戦目は、牝馬限定の3歳以上1勝クラス（中京ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上はC.ルメール騎手（1戦0勝）。15頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。かなりのスローペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では力感溢れる脚運びでゴールまで頑張ったが、3着に終わった。

12月28日、中3週で迎えた10戦目は、B.ムルザバエフ騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1勝クラス（中山ダート1200m 晴/良）に出走。16頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。厳しいペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて、馬場の外目を通りながら4コーナーを8番手で通過。直線では切れ味光る末脚を発揮したが、3着に終わった。

4歳（2024年）

1月14日、中1週で迎えた11戦目は、横山武史騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1勝クラス（中山ダート1200m 晴/稍重）に牝馬ながら56kgの斤量を背負って出走。15頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では鋭く末脚を伸ばして先頭に立ち、最後は2着のピカリエを半馬身振り切って先頭ゴールを果たした。

4月6日、約3か月の間隔を開けて迎えた12戦目は、4歳以上2勝クラスの葛飾特別（中山ダート1200m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で横山武史騎手（1戦1勝）。16頭立ての3番人気に推されて12番ゲートからスタート。速いペースでレースが進む中、終始13番手を追走。直線では物凄い伸び脚で追い上げたが、抜け出したアロットドリームに半馬身届かず2着に敗北した。