キタサンマーベラス（2018年生、母キタサンラブソング）

キタサンマーベラス（2018年4月29日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「冠名+素晴らしい」。毛色は栗毛。種牡馬のヘニーヒューズ（当時15歳）と交配したキタサンラブソングが18歳のときに産んだ9番仔が本馬である。産地は北海道三石郡三石町、生産者は木田牧場。主な勝ち鞍は2021年の3歳未勝利(牝)。

経歴

デビュー前

梅田智之厩舎（栗東）へ入厩。

3歳（2021年）

1月23日、デビュー戦は岩田望来騎手を鞍上に据えて、牝馬限定の3歳新馬（中京ダート1800m 雨/稍重）に出走。馬体重は464kg。10頭立ての5番人気で2番ゲートからスタート。超スローペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線ではスパッと切れる脚で追い上げたが、勝ったメイショウクシナダに詰め切れず、1馬身差の2着となった。

2月6日、中1週で迎えた2戦目は、牝馬限定の3歳未勝利（中京ダート1800m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で岩田望来騎手（1戦0勝）。15頭立ての3番人気に推されて3番ゲートからスタート。先手を奪い、遅いペースで一団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭を奪い、最後は2着のプレアヴィヒアに2馬身の差をつけて初勝利を挙げた。

6月24日、約4か月半の休養明けで馬体重を前走から10kg増やして迎えた3戦目は、下原理騎手を鞍上に迎えて、淀川特別（園田ダート1400m 晴/良）に牝馬ながら54kgの斤量を背負って出走。11頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを6番手で通過。直線では上がり2位の末脚を見せたが上位争いには加われず6着に敗れた。

7月3日、連闘で迎えた4戦目は、原優介騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳以上1勝クラス（福島ダート1700m 曇/稍重）に49kgの軽斤量で出走。長時間の輸送競馬は初となった。8頭立ての5番人気で2番ゲートからスタート。先手を奪う形となり、平均ペースで馬群を牽引。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。最後は勢いを失って8着に終わった。

11月6日、約4か月の休み明けで迎えた5戦目は、松本大輝騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳以上1勝クラス（福島ダート1700m 晴/良）に50kgの軽斤量で出走。15頭立ての13番人気で3番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを11番手で通過。直線では末脚のキレが鈍く14着に終わった。

12月5日、中3週で迎えた6戦目は、西谷凜騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳以上1勝クラス（中京ダート1800m 晴/良）に51kgの軽斤量で出走。16頭立ての13番人気で14番ゲートからスタート。非常に遅いペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。最後はスピードが落ちてしまい14着に終わった。

12月25日、中2週で迎えた7戦目は、松若風馬騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳以上1勝クラス（阪神ダート1800m 小雨/良）に出走。9頭立ての8番人気で2番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線では他馬と同じような脚勢になり5着に終わった。

4歳（2022年）

1月22日、中3週で迎えた8戦目は、牝馬限定の4歳以上1勝クラス（小倉ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で松若風馬騎手（1戦0勝）。16頭立ての10番人気で12番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは13番手で通過。直線では上がり1位タイの末脚を見せたが上位には届かず6着に終わった。

5月28日、約4か月の休み明けで馬体重を前走から12kg増やして迎えた9戦目は、4歳以上1勝クラス（中京ダート1800m 晴/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で松若風馬騎手（2戦0勝）。11頭立ての9番人気で7番ゲートからスタート。先陣を切る形となり、若干遅いペースでレースを進める。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。最後は脚が止まってしまい9着に終わった。

6月18日、中2週で迎えた10戦目は、永島まなみ騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1勝クラス（阪神芝2000m 曇/良）に51kgの軽斤量で出走。芝レースへの出走は初となった。9頭立ての8番人気で3番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では見せ場なく9着に終わった。

12月25日、約6か月半の休養明けで馬体重を前走から14kg増やして迎えた11戦目は、荻野琢真騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳以上1勝クラス（阪神ダート1800m 晴/良）に出走。12頭立ての12番人気で6番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では伸びあぐねて9着に終わった。

5歳（2023年）

1月9日、中1週で馬体重を前走から8kg絞って迎えた12戦目は、牝馬限定の4歳以上1勝クラス（中京ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で荻野琢真騎手（1戦0勝）。15頭立ての13番人気で9番ゲートからスタート。超スローペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを10番手で通過。直線では末脚を伸ばせず13着に終わった。

2023年1月12日付で中央競馬の競走馬登録を抹消した。

4月20日、約3か月半の休み明けで馬体重を前走から20kg増やして迎えた13戦目は、桑村真明騎手を鞍上に迎えて、フリオーソ賞（門別ダート1700m 曇/稍重）に出走。11頭立ての2番人気に推されて10番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを9番手で通過。直線では末脚がパッとせず10着に敗れた。

5月3日、中1週で迎えた14戦目は、岩橋勇二騎手を鞍上に迎えて、ヱビスビール特別（門別ダート1200m 晴/良）に出走。12頭立ての9番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。最後は力尽きて10着に終わった。

5月17日、中1週で迎えた15戦目は、平取町すずらん観賞会特別（門別ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で岩橋勇二騎手（1戦0勝）。10頭立ての7番人気で11番ゲートからスタート。端に立つ形となり、で馬群を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後はバテてしまい6着に終わった。

5月30日、中1週で迎えた16戦目は、ゲラニウム特別（門別ダート1000m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で岩橋勇二騎手（2戦0勝）。9頭立ての4番人気で4番ゲートからスタート。先手を取る恰好となり、で集団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、メイクザウインドに交わされて1馬身差の2着となった。

6月22日、中2週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた17戦目は、北海道日高乳業ヨーグルッペ特別（門別ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で岩橋勇二騎手（3戦0勝）。11頭立ての9番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線ではいい脚を見せられず5着に終わった。

7月4日、中1週で迎えた18戦目は、雪印種苗BFMP特別（門別ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で岩橋勇二騎手（4戦0勝）。11頭立ての8番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では上がり2位の伸び脚を披露したが上位争いには参加できず6着に終わった。

7月18日、中1週で迎えた19戦目は、新冠町軽種馬生産振興会特別（門別ダート1200m 晴/稍重）に出走。鞍上は6戦連続で岩橋勇二騎手（5戦0勝）。10頭立ての5番人気で9番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では長くいい末脚でゴールまで走り切ったが、3着に終わった。

8月1日、中1週で迎えた20戦目は、ひまわりまつり特別（門別ダート1000m 晴/良）に出走。鞍上は7戦連続で岩橋勇二騎手（6戦0勝）。10頭立ての3番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では末脚が振るわず4着に敗れた。

8月15日、中1週で迎えた21戦目は、小野楓馬騎手を鞍上に迎えて、北海道富良野ホップ炭酸水特別（門別ダート1200m 曇/良）に出走。10頭立ての2番人気に推されて9番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを5番手で通過。直線では瞬発力に優れた末脚を繰り出したが、3着に終わった。

8月29日、中1週で迎えた22戦目は、胆振軽種馬農業協同組合特別（門別ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で小野楓馬騎手（1戦0勝）。11頭立ての5番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始6番手を追走。直線では出色の末脚を発揮したが、3着に終わった。

9月12日、中1週で迎えた23戦目は、オケクラフト特別（門別ダート1200m 曇/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で小野楓馬騎手（2戦0勝）。12頭立ての4番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを4番手で通過。直線では力強い脚捌きでゴールまで頑張り、3着に入った。

デビュー前

五十嵐冬樹厩舎（北海道）へ入厩。

9月26日、デビュー戦は木澤奨騎手を鞍上に据えて、月形樺戸博物館特別（門別ダート1200m 曇/良）に出走。11頭立ての大外11番ゲートからスタート。出走取消となった。

10月10日、中3週で迎えた24戦目は、キンモクセイ特別（門別ダート1200m 曇/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で小野楓馬騎手（3戦0勝）。12頭立ての8番人気で10番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始7番手を追走。直線では他馬と同じような脚色になり6着に終わった。

10月24日、中1週で迎えた25戦目は、マリーゴールド特別（門別ダート1200m 晴/稍重）に出走。鞍上は5戦連続で小野楓馬騎手（4戦0勝）。10頭立ての5番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では余力が残っておらず6着に敗れた。

11月8日、中1週で迎えた26戦目は、オキザリス特別（門別ダート1200m 晴/重）に出走。鞍上は6戦連続で小野楓馬騎手（5戦0勝）。12頭立ての7番人気で大外12番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では伸びが鈍く5着に終わった。

2021年7月1日付で地方競馬の競走馬登録を抹消した。

6歳（2024年）

4月18日、約5か月半の休養明けで馬体重を前走から12kg減らして迎えた27戦目は、ハナミズキ特別（門別ダート1000m 曇/重）に出走。鞍上は岩橋勇二騎手（7戦0勝）。10頭立ての6番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線ではいい脚を見せられず8着に終わった。

5月2日、中1週で迎えた28戦目は、松井伸也騎手を鞍上に迎えて、サッポロGOLD STAR特別（門別ダート1000m 晴/良）に出走。11頭立ての8番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを9番手で通過。直線ではスパッと切れる脚を使えず9着に終わった。