シラバス（2002年生、母コミラス）

シラバス（2002年5月13日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「時間割、要旨、判決、摘要」。毛色は芦毛。種牡馬のエルコンドルパサー（当時7歳）と交配したコミラスが7歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道千歳市、生産者は社台ファーム。戦績は、中央平地6戦0勝、地方13戦7勝2着2回。主な勝ち鞍は2006年の石桜杯(一般B1)。

経歴

デビュー前

二ノ宮敬宇厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2004年）

11月27日、デビュー戦は柴田善臣騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（東京芝1400m 晴/良）に出走。馬体重は466kg。13頭立ての1番人気に推されて11番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、4着に終わった。

12月19日、中2週で迎えた2戦目は、岡部幸雄騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（中山ダート1800m 晴/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。15頭立ての2番人気に推されて16番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを5番手で通過。直線では末脚がパッとせず6着に敗れた。

3歳（2005年）

1月16日、中3週で迎えた3戦目は、3歳未勝利（中山ダート1800m 雨/不良）に出走。鞍上は柴田善臣騎手（1戦0勝）。16頭立ての5番人気で2番ゲートからスタート。厳しいペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを12番手で通過。直線では末脚を伸ばせず16着に敗れた。

6月4日、約4か月半の休み明けで迎えた4戦目は、松岡正海騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（東京芝1600m 曇/稍重）に出走。18頭立ての6番人気で1番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを14番手で通過。直線では速い脚を使えず9着に敗れた。

9月4日、約3か月の休養明けで迎えた5戦目は、3歳未勝利（新潟ダート1800m 曇/重）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は柴田善臣騎手（2戦0勝）。15頭立ての7番人気で大外15番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを8番手で通過。直線では今一つ末脚が切れず8着に敗れた。

10月22日、中6週で迎えた6戦目は、木幡初広騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（福島芝1800m 曇/良）に出走。15頭立ての9番人気で10番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では天稟の負けじ心を発揮してゴールまで力走し、5着に入り込んだ。

12月12日、中6週で馬体重を前走から21kg増やして迎えた7戦目は、小林俊彦騎手を鞍上に迎えて、一般C3（水沢ダート1400m 雪/不良）に出走。10頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では一完歩ずつ前との差を詰めて先頭に立ち、最後は2着のビューティキララを3/4馬身振り切って初白星を挙げた。

12月18日、連闘で迎えた8戦目は、村松学騎手を鞍上に迎えて、一般C3（水沢ダート1400m 雪/不良）に出走。10頭立ての4番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを2番手で通過。最後はドリームカーニバルと並んで1着同着となった。

12月24日、連闘で迎えた9戦目は、磐井川特別（水沢ダート1600m 曇/不良）に出走。鞍上は小林俊彦騎手（1戦1勝）。9頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。直線に入ると、前で粘るハハノササヤキを上がり0位の末脚で3/4馬身差し切って3勝目を奪取した。

4歳（2006年）

1月3日、中0週で迎えた10戦目は、賞金ハンデレース（水沢ダート1600m 小雪/不良）に出走。鞍上は2戦連続で小林俊彦騎手（2戦2勝）。6頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線に入ると、前で粘るエイシンクィーンを上がり0位の末脚でクビ差だけ差し切って破竹の4連勝を決めた。

1月14日、中1週で迎えた11戦目は、一般C2（水沢ダート1600m 曇/不良）に出走。鞍上は3戦連続で小林俊彦騎手（3戦3勝）。10頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線に入ると、前で粘るエイシンクィーンを上がり0位の末脚で交わし去り、最後は1馬身の差をつけて怒涛の5連勝を決めた。

3月24日、中9週で迎えた12戦目は、一般B1（水沢ダート1800m 曇/不良）に出走。鞍上は4戦連続で小林俊彦騎手（4戦4勝）。10頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、抜け出したセイビンググレースを捕まえ切れず、1馬身半差の2着に敗北した。

4月8日、中1週で迎えた13戦目は、一般B1（水沢ダート1600m 雨/不良）に出走。鞍上は5戦連続で小林俊彦騎手（5戦4勝）。12頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始6番手を追走。直線では上がり0位の末脚を繰り出したが上位争いには加われず5着に敗れた。

4月22日、中1週で迎えた14戦目は、エイプリルカップ（水沢ダート1800m 晴/稍重）に出走。鞍上は6戦連続で小林俊彦騎手（6戦4勝）。10頭立ての5番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを5番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、3着に終わった。

5月4日、中1週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた15戦目は、メイカップ（盛岡ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は7戦連続で小林俊彦騎手（7戦4勝）。12頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。でレースが進む中、11番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを5番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、3着に終わった。

5月13日、連闘で迎えた16戦目は、草地保隆騎手を鞍上に迎えて、一般B1（盛岡ダート1600m 小雨/良）に出走。9頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始8番手を追走。直線で前を交わして先頭に立つと、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のロイヤルプレミアムに2馬身の差をつけて6勝目をつかんだ。

5月27日、中1週で迎えた17戦目は、石桜杯（盛岡芝1700m 晴/良）に出走。鞍上は小林俊彦騎手（8戦4勝）。12頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走していたが、途中で一気に進出して、馬場の外目を通りながら4コーナーを4番手で通過。直線に入ると、前で粘るマルカンジョオーを上がり0位の末脚でクビ差だけ差し切って7勝目を手に入れた。

6月10日、中1週で迎えた18戦目は、ジューンカップ（水沢ダート1800m 曇/重）に出走。鞍上は2戦連続で小林俊彦騎手（9戦5勝）。10頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、抜け出したマルカンジョオーを捕まえ切れず、3/4馬身差の2着に敗北した。

7月2日、中2週で迎えた19戦目は、内田利雄騎手を鞍上に迎えて、一般A2（水沢ダート1600m 雨/不良）に出走。11頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線では脚が残っておらず5着に敗れた。