オンリゲットベター（2014年生、母センスオブアート）

オンリゲットベター（2014年3月29日）は、日本の競走馬、繁殖牝馬。馬名の意味は「曲名より」。毛色は青鹿毛。種牡馬のヴィクトワールピサ（当時7歳）と交配したセンスオブアートが13歳のときに産んだ7番仔が本馬である。産地は北海道千歳市、生産者は社台ファーム。戦績は、中央平地8戦1勝2着1回。主な勝ち鞍は2016年の2歳未勝利。

経歴

デビュー前

当歳のとき、社台ファームから「セレクトセールサラブレッド当歳」に上場され、丸山担によって1,944万円で落札された。

小島茂之厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2016年）

11月19日、デビュー戦は長岡禎仁騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（福島芝2000m 雨/稍重）に出走。馬体重は412kg。10頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。先手を取る形となり、超スローペースで馬群を先導。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では迫力のある伸びを見せたが、エヴェリーナにハナ差交わされて2着となった。

12月11日、中2週で迎えた2戦目は、2歳未勝利（中山芝1600m 外回り晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で長岡禎仁騎手（1戦0勝）。16頭立ての8番人気で12番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、徐々に進出して、馬場の大外を通りながら4コーナーを9番手で通過。直線では豪快に終いの脚を伸ばして先頭をうかがい、最後は2着のパイルーチェを半馬身振り切って初白星を挙げた。

3歳（2017年）

1月14日、中4週で迎えた3戦目は、牝馬限定3歳500万下の菜の花賞（中山芝1600m 外回り曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で長岡禎仁騎手（2戦1勝）。12頭立ての7番人気で11番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では全く伸びず11着に終わった。

3月11日、中7週で馬体重を前走から14kg減らして迎えた4戦目は、3歳500万下（中山芝1600m 外回り晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で長岡禎仁騎手（3戦1勝）。11頭立ての9番人気で7番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。最後はタレてしまい11着に終わった。

8月13日、約5か月の休養明けで馬体重を前走から12kg戻して迎えた5戦目は、古川吉洋騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳以上500万下（札幌芝1500m 曇/稍重）に出走。14頭立ての12番人気で大外14番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを10番手で通過。直線では上がり3位の伸び脚を披露したが上位には食い込めず9着に終わった。

10月7日、中7週で馬体重を前走から6kg絞って迎えた6戦目は、牝馬限定の3歳以上500万下（東京芝1800m 曇/稍重）に出走。鞍上は長岡禎仁騎手（4戦1勝）。18頭立ての18番人気で8番ゲートからスタート。非常に緩いペースでレースが進む中、終始18番手を追走。直線では決め手に欠いて18着に終わった。

4歳（2018年）

3月10日、約5か月の休養明けで馬体重を前走から36kg増やして迎えた7戦目は、伊藤工真騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の4歳以上500万下（中山ダート1200m 曇/重）に出走。ダート戦への出走は初となった。16頭立ての15番人気で3番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、終始16番手を追走。直線ではジリジリとしか伸びず16着に終わった。

4月22日、中5週で迎えた8戦目は、4歳以上500万下（福島芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は長岡禎仁騎手（5戦1勝）。14頭立ての14番人気で7番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では末脚に勢いがなく14着に終わった。