カレンルシェルブル（2018年生、母カレンケカリーナ）

カレンルシェルブル（2018年2月19日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「冠名+青空(仏)。青空を駈け巡ってほしい」。毛色は鹿毛。種牡馬のハービンジャー（当時12歳）と交配したカレンケカリーナが9歳のときに産んだ初仔が本馬である。産地は北海道千歳市、生産者は社台ファーム。2023年の福島記念(ハンデG3)で3着に入った他、2023年の福島民報杯(オープンハンデ)に勝利するなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

安田翔伍厩舎（栗東）へ入厩。

3歳（2021年）

3月13日、デビュー戦は池添謙一騎手を鞍上に据えて、3歳未勝利（阪神芝2000m 曇/稍重）に出走。馬体重は498kg。15頭立ての5番人気で8番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では力強いフットワークでゴールまで頑張り、3着に入った。

3月28日、中1週で迎えた2戦目は、3歳未勝利（中京芝2000m 小雨/良）に出走。鞍上は2戦連続で池添謙一騎手（1戦0勝）。12頭立ての4番人気で4番ゲートからスタート。超スローペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では息の長い末脚を披露し、3着に入った。

5月22日、中7週で迎えた3戦目は、3歳未勝利（中京芝2000m 曇/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で池添謙一騎手（2戦0勝）。11頭立ての5番人気で大外11番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線ではあとひと伸びが足りず、4着に終わった。

6月5日、中1週で迎えた4戦目は、川田将雅騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（中京芝2000m 晴/稍重）に出走。18頭立ての1番人気に推されて10番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを3番手で通過。直線では異次元の末脚を弾けさせて先頭を奪い、最後は2着のマッハモンルードに2馬身の差をつけて未勝利戦を制した。

7月3日、中3週で迎えた5戦目は、福永祐一騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1勝クラスの国東特別（小倉芝2000m 小雨/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。7頭立ての3番人気で5番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線ではしぶとさが光る走りを見せたが、勝ったアリーヴォにねじ伏せられてクビ差の2着となった。

8月15日、中5週で迎えた6戦目は、3歳以上1勝クラス（小倉芝2000m 曇/稍重）に出走。鞍上は川田将雅騎手（1戦1勝）。10頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では圧倒的な末脚を弾けさせて先頭を奪い、最後は2着のスタッドリーに2馬身半の差をつけて勝利を手中に収めた。

9月20日、中4週で迎えた7戦目は、横山和生騎手を鞍上に迎えて、3歳G2の朝日杯セントライト記念（中山芝2200m 外回り晴/良）に出走。重賞競走への出走は初となった。14頭立ての11番人気で9番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを5番手で通過。直線では天性の勝負根性でゴールまで力闘し、4着に入り込んだ。

4歳（2022年）

1月10日、約3か月半の休養明けで迎えた8戦目は、4歳以上2勝クラスの長良川特別（中京芝2200m 晴/良）に出走。鞍上は川田将雅騎手（2戦2勝）。11頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では豪脚を炸裂させて先頭をうかがい、最後は2着のリフレーミングを半馬身振り切って単勝一倍台の支持に応えた。

1月30日、中2週で迎えた9戦目は、横山典弘騎手を鞍上に迎えて、4歳以上3勝クラスの美濃ステークス（中京芝2200m 曇/良）に出走。11頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。かなりのスローペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では超凡な末脚を披露したが、3着に終わった。

2月19日、中2週で迎えた10戦目は、ハンデG3のダイヤモンドステークス（東京芝3400m 曇/良）に53kgの軽斤量で出走。鞍上は横山和生騎手（1戦0勝）。14頭立ての8番人気で5番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線ではジリ脚になってしまい6着に終わった。

5月14日、約3か月の間隔を開けて迎えた11戦目は、4歳以上3勝クラスの緑風ステークス（東京芝2400m 曇/良）に出走。鞍上は川田将雅騎手（3戦3勝）。12頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では矢のような伸びを見せたが、伸びてきたアルビージャ決め手に屈して3/4馬身差の2着に敗北した。

6月25日、中5週で迎えた12戦目は、3歳以上3勝クラスの江の島ステークス（東京芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で川田将雅騎手（4戦3勝）。11頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを6番手で通過。直線ではジリジリとしか伸びず5着に敗れた。

10月1日、約3か月半の休養明けで迎えた13戦目は、松山弘平騎手を鞍上に迎えて、3歳以上3勝クラスの関ケ原ステークス（中京芝2000m 晴/良）に出走。17頭立ての1番人気に推されて13番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、13番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線では矢のような伸び脚で追い上げたが、抜け出したサンテローズに3/4馬身届かず2着に敗北した。

10月29日、中3週で迎えた14戦目は、斎藤新騎手を鞍上に迎えて、3歳以上3勝クラスの魚沼ステークス（新潟芝2000m 外回り晴/良）に出走。13頭立ての1番人気に推されて12番ゲートからスタート。極端なスローペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線では鮮烈な末脚を炸裂させて前にいた8頭を交わし去り、最後は2着のヘッズオアテールズに1馬身1/4の差をつけて4勝目を手に入れた。

5歳（2023年）

1月5日、中9週で迎えた15戦目は、ハンデG3の中山金杯（中山芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で斎藤新騎手（1戦1勝）。17頭立ての6番人気で8番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始13番手を追走。直線では上がり3位タイの伸び脚を披露したが上位には食い込めず7着に敗れた。

1月28日、中2週で迎えた16戦目は、戸崎圭太騎手を鞍上に迎えて、白富士ステークス（東京芝2000m 晴/良）に出走。10頭立ての4番人気で4番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。直線では上がり1位タイの末脚を繰り出したが上位には食い込めず4着に敗れた。

4月16日、約2か月半の間隔を開けて迎えた17戦目は、ハンデ戦でオープンの福島民報杯（福島芝2000m 晴/稍重）に出走。鞍上は斎藤新騎手（2戦1勝）。14頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、徐々に進出して、馬場の大外を通りながら4コーナーを5番手で通過。直線では圧倒的な末脚を炸裂させて先頭を奪い、最後は2着のエリオトローピオに1馬身1/4の差をつけて勝利を手に入れた。

5月7日、中2週で迎えた18戦目は、ハンデG3の新潟大賞典（新潟芝2000m 外回り雨/不良）に出走。鞍上は2戦連続で斎藤新騎手（3戦2勝）。16頭立ての4番人気に推されて7番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では末脚を伸ばせず10着に敗れた。

7月9日、中8週で迎えた19戦目は、ハンデG3の七夕賞（福島芝2000m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で斎藤新騎手（4戦2勝）。16頭立ての6番人気で5番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、15番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを13番手で通過。直線では上がり1位タイの伸び脚を披露したが上位には割り込めず9着に敗れた。

8月13日、中4週で迎えた20戦目は、ハンデG3の小倉記念（小倉芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で斎藤新騎手（5戦2勝）。16頭立ての7番人気で1番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、15番手を追走し、4コーナーは14番手で通過。直線ではパワフルな末脚を繰り出したが、5着に終わった。

11月12日、約3か月の休養明けで迎えた21戦目は、吉田隼人騎手を鞍上に迎えて、ハンデG3の福島記念（福島芝2000m 曇/良）に出走。16頭立ての4番人気に推されて2番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを11番手で通過。直線では強靭な末脚を発揮したが、3着に終わった。

12月9日、中3週で迎えた22戦目は、ハンデG3の中日新聞杯（中京芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は斎藤新騎手（6戦2勝）。17頭立ての6番人気で13番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、終始17番手を追走。直線では上がり3位タイの伸び脚を披露したが上位争いには参加できず10着に敗れた。

6歳（2024年）

1月14日、中4週で迎えた23戦目は、武豊騎手を鞍上に迎えて、ハンデG2の日経新春杯（京都芝2400m 外回り晴/良）に出走。14頭立ての11番人気で9番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線ではじわじわと長く脚を使ってゴールまで力闘し、5着に入り込んだ。

4月14日、約3か月の休養明けで迎えた24戦目は、ハンデ戦でオープンの福島民報杯（福島芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は吉田隼人騎手（1戦0勝）。16頭立ての3番人気に推されて大外16番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて、馬場の大外を通りながら4コーナーを6番手で通過。直線ではじわじわと長く脚を使ってゴールまで力闘したが、5着に終わった。