プリムール（2007年生、母ポニーガール）

プリムール（2007年3月24日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「新酒の先物取引（仏）」。毛色は黒鹿毛。種牡馬のキングカメハメハ（当時6歳）と交配したポニーガールが10歳のときに産んだ5番仔が本馬である。産地は北海道沙流郡門別町、生産者は（有）日高大洋牧場。戦績は、中央平地27戦1勝2着3回、地方2戦0勝2着1回。主な勝ち鞍は2009年の2歳未勝利。

経歴

デビュー前

荒川義之厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2009年）

10月17日、デビュー戦は武豊騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（京都芝1200m 小雨/良）に出走。馬体重は458kg。9頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では持ち前のタフネスで最後まで脚を伸ばしたが、勝ったルクソールシチーにねじ伏せられてクビ差の2着に甘んじた。

11月8日、中2週で迎えた2戦目は、牝馬限定の2歳未勝利（京都芝1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で武豊騎手（1戦0勝）。14頭立ての2番人気に推されて10番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線では息の長い末脚を披露したが、4着に終わった。

11月21日、中1週で迎えた3戦目は、2歳未勝利（京都芝1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で武豊騎手（2戦0勝）。18頭立ての4番人気に推されて8番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線に入ると、前で粘るクレバーサンデーを鮮烈な末脚で交わし去り、最後は1馬身3/4の差をつけて未勝利勝ちを決めた。

12月12日、中2週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた4戦目は、池添謙一騎手を鞍上に迎えて、2歳500万下（阪神芝1400m 晴/良）に出走。12頭立ての9番人気で11番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを5番手で通過。直線では迫力十分の伸びを見せたが、勝ったニシノモレッタにねじ伏せられてクビ差の2着となった。

3歳（2010年）

2月6日、中7週で馬体重を前走から6kg戻して迎えた5戦目は、小牧太騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定3歳オープンのエルフィンステークス（京都芝1600m 外回り晴/良）に出走。15頭立ての8番人気で4番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線ではジリジリとしか伸びず7着に敗れた。

3月6日、中3週で迎えた6戦目は、安部幸夫騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定3歳G3のチューリップ賞（阪神芝1600m 外回り曇/重）に出走。重賞競走への出走は初となった。16頭立ての16番人気で9番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、終始12番手を追走。直線では上がり3位タイの伸び脚を披露したが上位には食い込めず8着に終わった。

3月21日、中1週で迎えた7戦目は、的場勇人騎手を鞍上に迎えて、3歳500万下（阪神芝1400m 晴/良）に出走。16頭立ての6番人気で10番ゲートからスタート。ハイペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では力強い脚運びでゴールまで走り切り、3着に入った。

5月30日、中9週で迎えた8戦目は、武幸四郎騎手を鞍上に迎えて、3歳500万下（京都芝1600m 晴/良）に出走。12頭立ての3番人気に推されて8番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線ではキレのいい末脚を披露したが、3着に終わった。

6月19日、中2週で迎えた9戦目は、吉田隼人騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（函館芝1200m 晴/良）に出走。16頭立ての2番人気に推されて9番ゲートからスタート。ハイペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線ではゴールまでジワジワと伸びたが、5着に終わった。

7月3日、中1週で迎えた10戦目は、3歳以上500万下の大森浜特別（函館芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で吉田隼人騎手（1戦0勝）。10頭立ての3番人気で4番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。直線ではスパッと切れる脚で猛追したが、抜け出したシャガールを捕まえ切れず、1馬身1/4差の2着となった。

7月18日、中1週で迎えた11戦目は、牝馬限定の3歳以上500万下（函館芝1800m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で吉田隼人騎手（2戦0勝）。10頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では伸びが鈍く5着に敗れた。

7月24日、連闘で迎えた12戦目は、3歳以上500万下（函館芝1800m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で吉田隼人騎手（3戦0勝）。13頭立ての4番人気で11番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では脚を伸ばせず6着に敗れた。

12月25日、約5か月の休み明けで迎えた13戦目は、丸田恭介騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳以上500万下（小倉芝2000m 曇/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。18頭立ての4番人気に推されて3番ゲートからスタート。非常に緩いペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、5着に終わった。

4歳（2011年）

1月22日、中3週で迎えた14戦目は、藤岡康太騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下の唐戸特別（小倉芝2000m 晴/良）に出走。18頭立ての6番人気で大外18番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを3番手で通過。最後は脚色が衰えて11着に敗れた。

2月6日、中1週で迎えた15戦目は、丸山元気騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（小倉芝1800m 晴/良）に出走。16頭立ての5番人気で11番ゲートからスタート。かなり遅いペースでレースが進む中、15番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを11番手で通過。直線では今ひとつ伸びが無く10着に敗れた。

4月17日、中9週で迎えた16戦目は、蛯名正義騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（阪神芝1600m 外回り晴/良）に出走。18頭立ての7番人気で3番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、16番手を追走し、4コーナーは15番手で通過。直線ではゴールまでじわりじわりと伸びたが、6着に終わった。

5月1日、中1週で馬体重を前走から14kg増やして迎えた17戦目は、C.ウィリアムズ騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（京都芝1400m 外回り曇/稍重）に出走。18頭立ての3番人気に推されて12番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では長くいい末脚でゴールまで頑張ったが、4着に終わった。

5月22日、中2週で馬体重を前走から14kg絞って迎えた18戦目は、村田一誠騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（新潟芝1600m 外回り曇/稍重）に出走。16頭立ての5番人気で10番ゲートからスタート。超スローペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線では他馬と同じ脚色になってしまい9着に敗れた。

6月19日、中3週で迎えた19戦目は、川島信二騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（函館ダート1700m 晴/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。13頭立ての8番人気で5番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、13番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線ではジリジリとしか伸びず11着に終わった。

6月25日、連闘で迎えた20戦目は、3歳以上500万下の奥尻特別（函館芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で川島信二騎手（1戦0勝）。13頭立ての9番人気で9番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを10番手で通過。直線では末脚が振るわず12着に終わった。

11月19日、約5か月の休養明けで馬体重を前走から20kg増やして迎えた21戦目は、3歳以上500万下（新潟芝1400m 雨/良）に出走。鞍上は的場勇人騎手（1戦0勝）。18頭立ての7番人気で15番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、馬場の外目を回って終始2番手を追走。最後はタレてしまい15着に敗れた。

12月4日、中1週で迎えた22戦目は、中舘英二騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（小倉芝1700m 晴/良）に出走。14頭立ての11番人気で13番ゲートからスタート。非常に遅いペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを7番手で通過。直線ではスパッと切れる脚を使えず6着に終わった。

12月24日、中2週で迎えた23戦目は、3歳以上500万下（小倉ダート1700m 曇/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は吉田隼人騎手（4戦0勝）。16頭立ての7番人気で14番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では力感溢れる脚捌きでゴールまで頑張り、4着に入った。

5歳（2012年）

1月15日、中2週で迎えた24戦目は、牝馬限定の4歳以上500万下（小倉ダート1700m 曇/良）に出走。鞍上は丸田恭介騎手（1戦0勝）。16頭立ての6番人気で12番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを14番手で通過。直線では息の長い末脚を披露し、4着に入った。

2月4日、中2週で迎えた25戦目は、牝馬限定の4歳以上500万下（小倉ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は蛯名正義騎手（1戦0勝）。15頭立ての3番人気に推されて大外15番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、途中で一気に進出して、馬場の大外を通りながら4コーナーを7番手で通過。最後は脚勢が悪くなり14着に敗れた。

5月17日、約3か月半の休み明けで迎えた26戦目は、浜中俊騎手を鞍上に迎えて、由良川特別（園田ダート1400m 晴/良）に出走。9頭立ての4番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始4番手を追走。直線では決め手が足りず4着に敗れた。

6月2日、中1週で迎えた27戦目は、幸英明騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳以上500万下（阪神ダート1800m 曇/良）に出走。14頭立ての8番人気で大外14番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、14番手を追走し、4コーナーは13番手で通過。直線では他馬と同じ脚勢になってしまい12着に終わった。

9月25日、約4か月の休み明けで迎えた28戦目は、能登舳倉島賞（金沢ダート1500m 晴/重）に出走。鞍上は川島信二騎手（2戦0勝）。10頭立ての3番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では矢のような伸び脚で追い上げたが、抜け出したエスケイティアラを捕まえ切れず、1馬身差の2着となった。

10月8日、中1週で迎えた29戦目は、川須栄彦騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳以上500万下（京都ダート1800m 晴/良）に出走。11頭立ての10番人気で3番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では鋭い脚を使えず8着に終わった。