ビーナスバンブー（1985年生、母バンブーキヤツチヤ）

ビーナスバンブー（1985年5月1日）は、日本の競走馬、繁殖牝馬。毛色は鹿毛。種牡馬のバンブーアトラス（当時6歳）と交配したバンブーキヤツチヤが18歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道浦河郡荻伏村、生産者は（有）バンブー牧場。戦績は、中央平地11戦1勝2着1回。主な勝ち鞍は1988年の4歳未勝利。

経歴

デビュー前

土門健司厩舎（栗東）へ入厩。

3歳（1988年）

3月26日、デビュー戦は西浦勝一騎手を鞍上に据えて、4歳未出走（阪神ダート1200m 雨/不良）に出走。馬体重は514kg。9頭立ての2番人気に推されて大外9番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、3着に終わった。

9月10日、約5か月半の休み明けで馬体重を前走から10kg減らして迎えた2戦目は、丸山勝秀騎手を鞍上に迎えて、4歳未勝利（阪神ダート1200m 小雨/良）に出走。15頭立ての4番人気で12番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では長くいい脚を使ってゴールまで走り切ったが、5着に終わった。

9月24日、中1週で迎えた3戦目は、牝馬限定の4歳未勝利（阪神ダート1800m 雨/不良）に出走。鞍上は西浦勝一騎手（1戦0勝）。12頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。息の入らないペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では鋭さ光る末脚を繰り出したが、3着に終わった。

10月1日、連闘で馬体重を前走から10kg減らして迎えた4戦目は、4歳未勝利（阪神ダート1800m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で西浦勝一騎手（2戦0勝）。16頭立ての2番人気に推されて大外16番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、馬場の外目を回って3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線ではあとひと踏ん張りが利かず、3着に終わった。

10月15日、中1週で迎えた5戦目は、桜井誠二騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の4歳未勝利（福島ダート1700m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。12頭立ての7番人気で10番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では脚が残っておらず7着に終わった。

10月30日、中1週で迎えた6戦目は、4歳未勝利（福島ダート1700m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で桜井誠二騎手（1戦0勝）。12頭立ての4番人気で5番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では力感溢れる脚捌きでゴールまで頑張ったが、4着に終わった。

11月12日、中1週で迎えた7戦目は、4歳未勝利（福島ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で桜井誠二騎手（2戦0勝）。12頭立ての3番人気に推されて2番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、途中で一気に進出して、馬場の外目を通りながら4コーナーを4番手で通過。直線に入ると、前で粘るジョーダブルボギーを自慢の末脚で交わし去り、最後は1馬身半の差をつけて初勝利を挙げた。

4歳（1989年）

1月5日、中7週で迎えた8戦目は、牝馬限定の5歳以上400万下（京都ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は西浦勝一騎手（3戦0勝）。15頭立ての6番人気で12番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを11番手で通過。直線ではジリ脚になってしまい6着に敗れた。

1月16日、中1週で迎えた9戦目は、牝馬限定の5歳以上400万下（京都ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で西浦勝一騎手（4戦0勝）。14頭立ての5番人気で11番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、14番手を追走していたが、徐々に進出して、馬場の大外を通りながら4コーナーを10番手で通過。直線では卓抜な伸び脚で猛進したが、勝ったヘルメスベリーにねじ伏せられてアタマ差の2着に惜敗した。

2月12日、中3週で迎えた10戦目は、牝馬限定の5歳以上400万下（京都ダート1800m 曇/稍重）に出走。鞍上は丸山勝秀騎手（1戦0勝）。11頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では力感溢れる脚捌きでゴールまで走り切ったが、3着に終わった。

4月23日、中9週で迎えた11戦目は、牝馬限定の5歳以上400万下（京都ダート1800m 雨/重）に出走。鞍上は西浦勝一騎手（5戦0勝）。13頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、途中で一気に進出して、馬場の大外を通りながら4コーナーを4番手で通過。直線では閃光のような末脚を繰り出したが、3着に終わった。