コウエイロックオン（2009年生、母コウエイブルーム）

コウエイロックオン（2009年4月26日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「冠名＋自動追跡」。毛色は鹿毛。種牡馬のグラスワンダー（当時14歳）と交配したコウエイブルームが12歳のときに産んだ6番仔が本馬である。産地は北海道新冠郡新冠町、生産者は（有）ヒノデファーム。戦績は、中央平地17戦0勝、中央障害4戦0勝2着1回、地方4戦2勝。主な勝ち鞍は2012年のコスモス特別(一般A3)。

経歴

デビュー前

1歳のとき、ヒノデファームから「北海道サマーセールサラブレッド1歳」に上場され、西岡静男によって1,008万円で落札された。

川村禎彦厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2011年）

9月4日、デビュー戦は酒井学騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（小倉芝1800m 曇/稍重）に出走。馬体重は468kg。10頭立ての8番人気で4番ゲートからスタート。かなり遅いペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを7番手で通過。直線ではピリッとした末脚を使えず6着に終わった。

10月2日、中3週で馬体重を前走から24kg増やして迎えた2戦目は、太宰啓介騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（阪神芝1800m 外回り曇/良）に出走。15頭立ての11番人気で1番ゲートからスタート。ハナに立つ恰好となり、やや遅いペースで馬群を引っ張る。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。最後はタレてしまい14着に終わった。

10月16日、中1週で迎えた3戦目は、北村宏司騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（京都ダート1400m 晴/不良）に出走。ダート戦への出走は初となった。16頭立ての10番人気で15番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、馬場の外目を回って5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線ではじわじわと長く脚を使ってゴールまで頑張り、4着に入り込んだ。

11月5日、中2週で迎えた4戦目は、池添謙一騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（京都ダート1400m 曇/良）に出走。14頭立ての9番人気で7番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では鋭い脚を使えず11着に終わった。

11月13日、連闘で迎えた5戦目は、2歳未勝利（京都ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は太宰啓介騎手（1戦0勝）。14頭立ての9番人気で4番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では全く伸びず6着に終わった。

11月27日、中1週で迎えた6戦目は、西田雄一郎騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（小倉ダート1700m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。13頭立ての7番人気で大外13番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は脚勢が悪くなり7着に敗れた。

12月10日、中1週で迎えた7戦目は、佐藤哲三騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（阪神ダート1400m 晴/良）に出走。16頭立ての10番人気で8番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。最後は垂れてしまい12着に終わった。

12月18日、連闘で迎えた8戦目は、吉田稔騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（阪神ダート1400m 晴/良）に出走。15頭立ての9番人気で12番ゲートからスタート。忙しいペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線では鋭い末脚を繰り出せず9着に終わった。

3歳（2012年）

3月3日、約2か月半の間隔を開けて迎えた9戦目は、古川吉洋騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（中京ダート1400m 晴/重）に出走。16頭立ての11番人気で8番ゲートからスタート。非常に緩いペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では末脚がパッとせず9着に終わった。

3月11日、連闘で迎えた10戦目は、中井裕二騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（阪神ダート1800m 晴/重）に53kgの軽斤量で出走。16頭立ての14番人気で8番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを13番手で通過。直線では速い脚を使えず13着に終わった。

5月5日、中7週で迎えた11戦目は、高倉稜騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（新潟ダート1200m 曇/不良）に出走。15頭立ての10番人気で10番ゲートからスタート。激烈なハイペースでレースが進む中、13番手を追走し、4コーナーは14番手で通過。直線では上がり2位の伸び脚を披露したが上位には食い込めず14着に終わった。

6月10日、中4週で迎えた12戦目は、和田竜二騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（阪神ダート1400m 曇/重）に出走。15頭立ての12番人気で5番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では末脚に勢いがなく7着に終わった。

7月18日、中4週で迎えた13戦目は、3歳戦の名古屋チャレンジカップマスカット賞（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で和田竜二騎手（1戦0勝）。10頭立ての3番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では勢いよく末脚を伸ばして先頭を奪い、最後は2着のテラノココロに1馬身の差をつけて待望の初勝利を挙げた。

8月15日、中3週で迎えた14戦目は、加古川特別（姫路ダート1400m 曇/稍重）に56kgの斤量を背負って出走。鞍上は高倉稜騎手（1戦0勝）。9頭立ての4番人気で大外9番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線では鋭い脚を使えず4着に敗れた。

9月12日、中3週で迎えた15戦目は、コスモス特別（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は和田竜二騎手（2戦1勝）。10頭立ての3番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では鬼脚を炸裂させて、最後は2着のヒミノキンカメを半馬身振り切って優勝

12月16日、約3か月の休養明けで馬体重を前走から10kg増やして迎えた16戦目は、3歳以上1000万下（阪神ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は高倉稜騎手（2戦0勝）。16頭立ての15番人気で9番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、15番手を追走し、4コーナーは16番手で通過。直線では末脚が冴えず14着に終わった。

4歳（2013年）

1月20日、中4週で迎えた17戦目は、ハンデ戦で4歳以上1000万下の伊良湖特別（中京ダート1400m 晴/良）に52kgの軽斤量で出走。鞍上は西田雄一郎騎手（1戦0勝）。16頭立ての15番人気で15番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、終始7番手を追走。最後は脚色が衰えて14着に終わった。

2月2日、中1週で迎えた18戦目は、4歳以上1000万下（京都ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は太宰啓介騎手（2戦0勝）。12頭立ての11番人気で大外12番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。最後は脚勢が鈍り12着に終わった。

10月8日、約8か月半の休み明けで迎えた19戦目は、兼六園賞（金沢ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で太宰啓介騎手（3戦0勝）。11頭立ての4番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線ではスパッと切れる脚を使えず6着に敗れた。

11月10日、中4週で迎えた20戦目は、川島信二騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（福島ダート1700m 曇/良）に出走。15頭立ての13番人気で9番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを13番手で通過。直線ではジリ脚になってしまい13着に終わった。

12月14日、中4週で迎えた21戦目は、平沢健治騎手を鞍上に迎えて、障害3歳以上未勝利（阪神障害芝→ダート2970m 晴）に出走。12頭立ての11番人気で8番ゲートからスタート。5着に終わった。

5歳（2014年）

1月18日、中4週で迎えた22戦目は、障害4歳以上未勝利（中京障害芝3000m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で平沢健治騎手（1戦0勝）。14頭立ての3番人気に推されて12番ゲートからスタート。3着に終わった。

6月22日、約5か月の休養明けで馬体重を前走から12kg減らして迎えた23戦目は、水口優也騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（阪神ダート1400m 曇/良）に出走。16頭立ての16番人気で5番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは13番手で通過。直線では末脚を伸ばせず14着に終わった。

7月13日、中2週で迎えた24戦目は、森一馬騎手を鞍上に迎えて、障害3歳以上未勝利（中京障害芝3000m 小雨/稍重）に出走。12頭立ての7番人気で8番ゲートからスタート。最後は、勝ったトウカイルーチェから5馬身差の2着となった。

8月30日、中6週で迎えた25戦目は、障害3歳以上未勝利（新潟障害芝2850m 外→内晴/良）に出走。鞍上は平沢健治騎手（2戦0勝）。14頭立ての1番人気に推されて13番ゲートからスタート。5着に終わった。