ビオラトリコローレ（2002年生、母ミナミノパンジー）

ビオラトリコローレ（2002年3月28日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「三色のスミレ（伊）。母名より連想」。毛色は鹿毛。種牡馬のグラスワンダー（当時7歳）と交配したミナミノパンジーが9歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道静内郡静内町、生産者は（有）藤原牧場。戦績は、中央平地4戦0勝、地方4戦2勝。2005年の砂漠の湧き水記念(一般C 牝)で3着に入るなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

ユニオンオーナーズクラブにて総額1,575万円（7.88万×200口）で一口馬主が募集された。

藤原英昭厩舎（栗東）へ入厩。

3歳（2005年）

9月4日、デビュー戦は上村洋行騎手を鞍上に据えて、牝馬限定の3歳未勝利（小倉芝1200m 曇/良）に出走。馬体重は486kg。18頭立ての11番人気で6番ゲートからスタート。厳しいペースでレースが進む中、14番手を追走し、4コーナーは13番手で通過。直線では切れ味のいい末脚を披露し、3着に入り込んだ。

9月25日、中2週で迎えた2戦目は、3歳未勝利（阪神芝1200m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で上村洋行騎手（1戦0勝）。16頭立ての3番人気に推されて1番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線ではジワリジワリと長く脚を使ってゴールまで走り切ったが、4着に終わった。

11月3日、中5週で迎えた3戦目は、宇都英樹騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定オープンの砂漠の湧き水記念（名古屋ダート800m 晴/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。11頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、3着に終わった。

4歳（2006年）

1月2日、中8週で迎えた4戦目は、戸部尚実騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の一般C10（名古屋ダート1400m 晴/稍重）に出走。9頭立ての1番人気に推されて大外9番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線で前を交わして先頭に立つと、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のラビータビバーチェに1馬身半の差をつけて初勝利を挙げた。

1月19日、中1週で迎えた5戦目は、一般C8（名古屋ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は宇都英樹騎手（1戦0勝）。10頭立ての5番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では見せ場なく6着に敗れた。

2月2日、中1週で馬体重を前走から11kg減らして迎えた6戦目は、牝馬限定の一般C10（名古屋ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で宇都英樹騎手（2戦0勝）。10頭立ての3番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。直線で前を交わして先頭に立つと、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のマグマエンジェルに3馬身の差をつけて勝利を手中に収めた。

4月29日、約3か月の間隔を開けて迎えた7戦目は、藤田伸二騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の4歳以上500万下（東京芝1400m 曇/良）に出走。17頭立ての9番人気で5番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線では他馬と同じような脚勢になり7着に敗れた。

9月3日、約4か月の休養明けで馬体重を前走から14kg増やして迎えた8戦目は、牝馬限定の3歳以上500万下（小倉芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は上村洋行騎手（2戦0勝）。18頭立ての11番人気で6番ゲートからスタート。競走中止となった。