ヤマノハイジ（1996年生、母エイシンフリスキー）

ヤマノハイジ（1996年5月13日）は、日本の競走馬、繁殖牝馬。毛色は芦毛。種牡馬のパークリージエント（当時15歳）と交配したエイシンフリスキーが7歳のときに産んだ3番仔が本馬である。産地は北海道浦河郡浦河町、生産者は（有）チェスナットファーム。戦績は、中央平地21戦2勝2着3回。主な勝ち鞍は2000年の5歳以上500万下(牝)。

経歴

デビュー前

1歳のとき、広瀬正昭から「北海道8月市場サラブレッド2歳」に上場され、福山育成牧場によって262.5万円で落札された。

土田稔厩舎（美浦）へ入厩。

3歳（1999年）

3月7日、デビュー戦はS.サンダース騎手を鞍上に据えて、4歳新馬（中山ダート1200m 雨/良）に出走。馬体重は454kg。16頭立ての5番人気で5番ゲートからスタート。壮絶なハイペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では持ち前の豊富なスタミナでしぶとく走り抜いたが、勝ったエレガントレガーロに詰め切れず、4馬身差の2着となった。

3月28日、中2週で馬体重を前走から14kg減らして迎えた2戦目は、幸英明騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の4歳未勝利（中山ダート1200m 曇/不良）に出走。16頭立ての3番人気に推されて9番ゲートからスタート。主導権を握り、息の入らないペースで一団を牽引。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では最後まで息が続かず16着に敗れた。

4月17日、中2週で迎えた3戦目は、吉田豊騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の4歳未勝利（中山ダート1200m 晴/良）に出走。16頭立ての7番人気で4番ゲートからスタート。凄まじいハイペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線では末脚を伸ばせず9着に敗れた。

5月8日、中2週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた4戦目は、亀山泰延騎手を鞍上に迎えて、4歳未勝利（新潟ダート1000m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。12頭立ての3番人気に推されて4番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では全く伸びず10着に敗れた。

8月22日、約3か月半の休み明けで馬体重を前走から32kg戻して迎えた5戦目は、横山典弘騎手を鞍上に迎えて、4歳未勝利（札幌芝1200m 晴/良）に出走。芝レースへの出走は初となった。15頭立ての8番人気で13番ゲートからスタート。主導権を奪い、若干緩いペースで一団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では卓出した伸び脚を見せたが、ミスアルダントに3/4馬身交わされて2着となった。

9月4日、中1週で迎えた6戦目は、4歳未勝利（札幌芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で横山典弘騎手（1戦0勝）。16頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。ハナを奪う恰好となり、やや速いペースで集団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち前のスタミナで最後まで敢闘したが、メルロースウィートに交わされて2馬身半差の2着に敗北した。

10月2日、中3週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた7戦目は、4歳未勝利（中山芝1200m 外回り晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で横山典弘騎手（2戦0勝）。13頭立ての2番人気に推されて10番ゲートからスタート。ハナを奪い、平均的なペースで一団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では異次元の末脚を炸裂させて、最後は2着のビブラビブレを3/4馬身振り切って初勝利を挙げた。

11月13日、中5週で迎えた8戦目は、菊沢隆徳騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の4歳以上500万下（東京ダート1200m 晴/良）に出走。16頭立ての10番人気で大外16番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを10番手で通過。直線では見所を作れず11着に終わった。

12月12日、中3週で迎えた9戦目は、4歳以上500万下（中山ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は横山典弘騎手（3戦1勝）。16頭立ての7番人気で3番ゲートからスタート。かなりのハイペースでレースが進む中、14番手を追走し、4コーナーは13番手で通過。直線では上がり3位の末脚を繰り出したが上位には届かず11着に敗れた。

4歳（2000年）

4月23日、約4か月半の休み明けで馬体重を前走から14kg減らして迎えた10戦目は、牝馬限定の5歳以上500万下（福島芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は吉田豊騎手（1戦0勝）。16頭立ての3番人気に推されて14番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線ではきちんと終いの脚を伸ばして、最後は2着のワンダーブランニュを3/4馬身振り切って久しぶりの一戦を制した。

7月16日、約3か月の間隔を開けて馬体重を前走から34kg戻して迎えた11戦目は、的場均騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下の尾瀬特別（福島芝1200m 晴/良）に出走。16頭立ての4番人気に推されて8番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。最後はバタバタになってしまい11着に敗れた。

8月6日、中2週で迎えた12戦目は、4歳以上500万下の塩屋埼特別（福島芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で的場均騎手（1戦0勝）。16頭立ての7番人気で7番ゲートからスタート。速いペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを4番手で通過。最後は脚を失くしてしまい16着に敗れた。

5歳（2001年）

5月4日、約9か月の休み明けで馬体重を前走から24kg減らして迎えた13戦目は、牝馬限定の4歳以上500万下の霞ケ城特別（福島芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は菊沢隆徳騎手（1戦0勝）。16頭立ての8番人気で7番ゲートからスタート。息の入らないペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを11番手で通過。直線ではジリ脚になってしまい11着に敗れた。

5月12日、連闘で迎えた14戦目は、嘉藤貴行騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下の青葉城特別（福島芝1200m 晴/良）に出走。16頭立ての12番人気で10番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを7番手で通過。最後はバタバタになってしまい14着に終わった。

7月7日、中7週で馬体重を前走から16kg増やして迎えた15戦目は、4歳以上500万下（福島芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で嘉藤貴行騎手（1戦0勝）。16頭立ての13番人気で8番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では余力が残っておらず10着に終わった。

7月22日、中1週で迎えた16戦目は、3歳以上500万下（新潟芝1200m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は3戦連続で嘉藤貴行騎手（2戦0勝）。18頭立ての13番人気で13番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では天稟の負けん性を発揮してゴールまで力走し、5着に入り込んだ。

8月4日、中1週で迎えた17戦目は、牝馬限定の3歳以上500万下の真野湾特別（新潟芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で嘉藤貴行騎手（3戦0勝）。18頭立ての9番人気で1番ゲートからスタート。敢然と端を奪い、ミドルペースでレースを進める。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では天性の負けじ心を発揮してゴールまで力闘し、4着に入った。

8月18日、中1週で迎えた18戦目は、3歳以上500万下（新潟芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で嘉藤貴行騎手（4戦0勝）。18頭立ての4番人気に推されて9番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では切れる脚を使えず8着に敗れた。

8月25日、連闘で迎えた19戦目は、牝馬限定の3歳以上500万下（新潟芝1400m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で嘉藤貴行騎手（5戦0勝）。18頭立ての9番人気で4番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。最後は脚が止まってしまい11着に敗れた。

11月17日、約3か月の間隔を開けて馬体重を前走から22kg増やして迎えた20戦目は、二本柳壮騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳以上500万下（福島芝1200m 曇/良）に出走。16頭立ての9番人気で9番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では切れる脚を使えず9着に終わった。

11月24日、連闘で迎えた21戦目は、木幡初広騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳以上500万下（東京芝1600m 晴/良）に出走。18頭立ての13番人気で10番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、終始4番手を追走。最後は失速してしまい16着に終わった。