クリプトグレン（2005年生、母ラッキーロンプ）

クリプトグレン（2005年3月27日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「秘密の峡谷」。毛色は栗毛。種牡馬のロドリゴデトリアーノ（当時16歳）と交配したラッキーロンプが15歳のときに産んだ6番仔が本馬である。産地は北海道浦河郡浦河町、生産者は（有）杵臼斉藤牧場。戦績は、中央平地4戦0勝、地方12戦3勝2着2回。主な勝ち鞍は2008年の3歳。

経歴

デビュー前

藤岡範士厩舎（栗東）へ入厩。

3歳（2008年）

4月6日、デビュー戦は千田輝彦騎手を鞍上に据えて、牝馬限定の3歳未勝利（阪神ダート1200m 晴/良）に出走。馬体重は482kg。14頭立ての7番人気で5番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では末脚を伸ばせず6着に敗れた。

4月27日、中2週で迎えた2戦目は、3歳未勝利（福島ダート1150m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は2戦連続で千田輝彦騎手（1戦0勝）。16頭立ての3番人気に推されて15番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、馬場の外目を回って2番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを4番手で通過。最後は脚勢が衰えて11着に敗れた。

6月7日、中5週で迎えた3戦目は、生野賢一騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（中京芝1200m 晴/良）に出走。芝レースへの出走は初となった。18頭立ての4番人気に推されて2番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。最後は力尽きて16着に敗れた。

7月17日、中5週で迎えた4戦目は、川原正一騎手を鞍上に迎えて、3歳戦の摩耶山特別（姫路ダート1400m 晴/良）に出走。12頭立ての3番人気に推されて1番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。直線ではイマイチ伸び切れず6着に敗れた。

9月6日、中6週で迎えた5戦目は、幸英明騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳未勝利（小倉ダート1700m 曇/良）に出走。16頭立ての8番人気で1番ゲートからスタート。息の入らないペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では末脚がパッとせず10着に敗れた。

10月16日、中5週で馬体重を前走から17kg増やして迎えた6戦目は、佐藤友則騎手を鞍上に迎えて、3歳（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。9頭立ての3番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、3着に終わった。

10月24日、連闘で馬体重を前走から9kg絞って迎えた7戦目は、3歳（名古屋ダート1400m 雨/不良）に出走。鞍上は2戦連続で佐藤友則騎手（1戦0勝）。10頭立ての1番人気に推されて大外10番ゲートからスタート。逃げを打つ形となり、で馬群を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のピサノグレースに4馬身の差をつけて初勝利を挙げた。

10月31日、連闘で迎えた8戦目は、3歳（笠松ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で佐藤友則騎手（2戦1勝）。8頭立ての1番人気に推されて大外8番ゲートからスタート。主導権を握る恰好となり、で集団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではしっかりと末脚を伸ばして先頭を奪い、最後は2着のトドロキミラクルに2馬身の差をつけて1番人気に応えた。

11月12日、中1週で迎えた9戦目は、牝馬限定の一般C19（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で佐藤友則騎手（3戦2勝）。10頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始9番手を追走。直線では今一つ末脚が切れず7着に敗れた。

11月24日、中1週で馬体重を前走から11kg減らして迎えた10戦目は、そうだ!笠松に行こまい盃（笠松ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は5戦連続で佐藤友則騎手（4戦2勝）。9頭立ての2番人気に推されて大外9番ゲートからスタート。先手を奪う形となり、で馬群を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では物凄い伸び脚を見せたが、シュルヴィーヴルに交わされて1馬身半差の2着に敗北した。

4歳（2009年）

1月6日、中5週で迎えた11戦目は、一般C25（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で佐藤友則騎手（5戦2勝）。9頭立ての3番人気で6番ゲートからスタート。ハナに立ち、で集団を引っ張る。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、勝ったテーオーマグナムに詰め切れず、5馬身差の2着となった。

1月19日、中1週で迎えた12戦目は、一般C30（笠松ダート1400m 晴/不良）に出走。鞍上は7戦連続で佐藤友則騎手（6戦2勝）。8頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。端に立つ恰好となり、で集団を牽引。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。最後は脚色が鈍り6着に敗れた。

2月1日、中1週で迎えた13戦目は、一般C29（名古屋ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は8戦連続で佐藤友則騎手（7戦2勝）。9頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。端に立ち、で一団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では脚が上がってしまい5着に敗れた。

3月8日、中4週で迎えた14戦目は、中村卓司記念（笠松ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は9戦連続で佐藤友則騎手（8戦2勝）。9頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。主導権を奪う形となり、で馬群を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では息長く終いの脚を伸ばして、最後は2着のグランドグラッパに1馬身半の差をつけて3勝目をつかんだ。

3月24日、中1週で迎えた15戦目は、一般C25（名古屋ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は10戦連続で佐藤友則騎手（9戦3勝）。10頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを4番手で通過。最後は脚色が悪くなり9着に敗れた。

4月9日、中1週で迎えた16戦目は、春風特別（笠松ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は11戦連続で佐藤友則騎手（10戦3勝）。10頭立ての6番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始10番手を追走。直線ではスパッと切れる脚を使えず7着に終わった。