シゲルスピネル（2016年生、母シゲルアンドロメダ）

シゲルスピネル（2016年3月30日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「冠名+宝石名『スピネル』」。毛色は栗毛。種牡馬のサウスヴィグラス（当時20歳）と交配したシゲルアンドロメダが7歳のときに産んだ2番仔が本馬である。産地は北海道三石郡三石町、生産者はグローリーファーム。主な勝ち鞍は2020年の4歳以上1勝クラス。

経歴

デビュー前

和田勇介厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2018年）

10月13日、デビュー戦は江田照男騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（東京ダート1400m 曇/良）に出走。馬体重は444kg。16頭立ての12番人気で4番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では上がり1位タイの末脚を見せたが上位には食い込めず6着に終わった。

12月22日、中9週で迎えた2戦目は、2歳未勝利（中山ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で江田照男騎手（1戦0勝）。16頭立ての3番人気に推されて10番ゲートからスタート。非常に速いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では脚色がやや鈍り、3着に終わった。

3歳（2019年）

1月12日、中2週で迎えた3戦目は、牝馬限定の3歳未勝利（中山ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で江田照男騎手（2戦0勝）。16頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。敢然と端を奪い、極端なハイペースでレースを進める。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではきちんと末脚を伸ばして、最後は2着のタマモキャペリンをハナ差振り切って初白星を挙げた。

3月30日、約2か月半の間隔を開けて迎えた4戦目は、3歳500万下（中山ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で江田照男騎手（3戦1勝）。16頭立ての8番人気で10番ゲートからスタート。忙しいペースでレースが進む中、馬場の外目を回って終始5番手を追走。直線では脚が残っておらず8着に敗れた。

5月4日、中4週で迎えた5戦目は、菅原明良騎手を鞍上に迎えて、3歳500万下（東京ダート1400m 晴/稍重）に51kgの軽斤量で出走。16頭立ての12番人気で11番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。直線では伸びが劣勢になり10着に終わった。

8月4日、約3か月の休み明けで迎えた6戦目は、川又賢治騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1勝クラス（新潟ダート1200m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。15頭立ての10番人気で2番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後はバタバタになってしまい9着に終わった。

9月7日、中4週で迎えた7戦目は、藤田菜七子騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1勝クラス（中山ダート1200m 晴/良）に50kgの軽斤量で出走。16頭立ての4番人気に推されて7番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は一杯になって9着に敗れた。

9月21日、中1週で迎えた8戦目は、3歳以上1勝クラス（中山ダート1200m 曇/良）に50kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で藤田菜七子騎手（1戦0勝）。14頭立ての4番人気で13番ゲートからスタート。主導権を握り、息の入らないペースで一団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では詰めが甘くなり、5着に終わった。

10月19日、中3週で迎えた9戦目は、3歳以上1勝クラス（新潟ダート1200m 曇/稍重）に50kgの軽斤量で出走。鞍上は菅原明良騎手（1戦0勝）。10頭立ての5番人気で5番ゲートからスタート。厳しいペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では目を引く伸び脚で猛追したが、抜け出したソフトポジションに半馬身届かず2着となった。

11月9日、中2週で迎えた10戦目は、小林凌大騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳以上1勝クラス（福島ダート1150m 晴/良）に51kgの軽斤量で出走。16頭立ての5番人気で10番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。直線では見所を作れず9着に敗れた。

4歳（2020年）

1月26日、約2か月半の間隔を開けて迎えた11戦目は、団野大成騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1勝クラス（小倉ダート1000m 曇/不良）に51kgの軽斤量で出走。14頭立ての1番人気に推されて10番ゲートからスタート。ハナを奪う恰好となり、平均ペースで集団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では一歩一歩確実に末脚を伸ばして、最後は2着のアメリカンソレイユに1馬身1/4の差をつけて2勝目を手に入れた。

7月5日、約5か月半の休養明けで迎えた12戦目は、大野拓弥騎手を鞍上に迎えて、3歳以上2勝クラスの噴火湾特別（函館ダート1000m 曇/良）に出走。12頭立ての6番人気で2番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では伸びを欠き5着に敗れた。

8月23日、中6週で迎えた13戦目は、牝馬限定の3歳以上2勝クラスの手稲山特別（札幌芝1200m 晴/良）に出走。芝レースへの出走は初となった。鞍上は2戦連続で大野拓弥騎手（1戦0勝）。15頭立ての12番人気で4番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始6番手を追走。最後は脚を失くしてしまい12着に終わった。

9月27日、中4週で迎えた14戦目は、3歳以上2勝クラス（中山ダート1200m 曇/稍重）に出走。鞍上は藤田菜七子騎手（2戦0勝）。16頭立ての9番人気で3番ゲートからスタート。緩みのないペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では末脚にキレが無く11着に終わった。

5歳（2021年）

2月21日、約5か月の休み明けで迎えた15戦目は、井上敏樹騎手を鞍上に迎えて、4歳以上2勝クラスの伊万里特別（小倉ダート1000m 晴/稍重）に出走。14頭立ての11番人気で2番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では目立つような脚を使えず9着に終わった。

9月11日、約6か月半の休養明けで馬体重を前走から12kg減らして迎えた16戦目は、西谷凜騎手を鞍上に迎えて、3歳以上2勝クラス（中京ダート1200m 曇/稍重）に52kgの軽斤量で出走。16頭立ての14番人気で5番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では脚を伸ばせず12着に終わった。

10月16日、中4週で迎えた17戦目は、植野貴也騎手を鞍上に迎えて、障害3歳以上未勝利（新潟障害芝2850m 外→内曇/良）に出走。11頭立ての6番人気で10番ゲートからスタート。10着に敗れた。

11月7日、中2週で迎えた18戦目は、障害3歳以上未勝利（福島障害芝2750m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で植野貴也騎手（1戦0勝）。11頭立ての9番人気で1番ゲートからスタート。8着に終わった。

11月21日、中1週で迎えた19戦目は、障害3歳以上未勝利（福島障害芝2770m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で植野貴也騎手（2戦0勝）。11頭立ての10番人気で8番ゲートからスタート。8着に終わった。

6歳（2022年）

1月3日、中5週で馬体重を前走から13kg増やして迎えた20戦目は、竹吉徹騎手を鞍上に迎えて、新春特別（佐賀ダート1800m 晴/良）に出走。12頭立ての4番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では他馬と同じような脚勢になり10着に敗れた。

2022年1月14日付で地方競馬の競走馬登録を抹消した。