ビンゴアズサ（1991年生、母ビンゴストーク）

ビンゴアズサ（1991年4月3日）は、日本の競走馬、繁殖牝馬。毛色は鹿毛。種牡馬のパークリージエント（当時10歳）と交配したビンゴストークが10歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道幌泉郡えりも町、生産者は（有）えりも太平洋牧場。戦績は、中央平地27戦3勝2着2回、中央障害1戦0勝。主な勝ち鞍は1995年の5歳以上900万下(牝)。

経歴

デビュー前

柴田欣也厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（1993年）

11月7日、デビュー戦は江田照男騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（東京ダート1400m 曇/良）に出走。馬体重は450kg。12頭立ての6番人気で7番ゲートからスタート。速いペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では末脚が冴えず5着に敗れた。

11月14日、連闘で迎えた2戦目は、的場均騎手を鞍上に迎えて、3歳新馬（東京ダート1200m 晴/不良）に出走。11頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、馬場の外目を回って終始2番手を追走。直線では末脚に勢いがなく5着に敗れた。

12月12日、中3週で迎えた3戦目は、3歳未勝利（中山ダート1200m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で的場均騎手（1戦0勝）。10頭立ての3番人気で1番ゲートからスタート。苛烈なペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では上がり2位の末脚を見せたが上位には食い込めず4着に敗れた。

3歳（1994年）

4月23日、約4か月半の休養明けで馬体重を前走から14kg増やして迎えた4戦目は、4歳未勝利（東京ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は江田照男騎手（1戦0勝）。14頭立ての5番人気で6番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では天稟の負けん性を発揮してゴールまで力走したが、5着に終わった。

8月13日、約3か月半の休養明けで馬体重を前走から18kg絞って迎えた5戦目は、坂井千明騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の4歳未勝利（新潟ダート1000m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。12頭立ての3番人気に推されて8番ゲートからスタート。端に立つ恰好となり、少し緩いペースで集団を牽引。先頭のまま2馬身以上のリードを保って4コーナーを通過。直線では豪快な末脚を弾けさせて先頭を奪い、最後は2着のサニーエレガンスに2馬身半の差をつけて未勝利勝ちを決めた。

8月27日、中1週で迎えた6戦目は、4歳以上500万下（新潟芝1400m 晴/良）に出走。芝レースへの出走及び長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は2戦連続で坂井千明騎手（1戦1勝）。15頭立ての5番人気で3番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、馬場の外目を回って13番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを10番手で通過。直線では全く伸びず13着に敗れた。

9月17日、中2週で迎えた7戦目は、4歳以上500万下（中山芝1200m 外回り曇/不良）に出走。鞍上は的場均騎手（2戦0勝）。13頭立ての5番人気で6番ゲートからスタート。ハイペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線ではいいところがなく5着に敗れた。

10月8日、中2週で迎えた8戦目は、4歳以上500万下（東京ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で的場均騎手（3戦0勝）。8頭立ての4番人気で2番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では伸びあぐねて5着に敗れた。

10月30日、中2週で迎えた9戦目は、牝馬限定の4歳以上500万下（東京ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で的場均騎手（4戦0勝）。12頭立ての6番人気で1番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では力感溢れるフットワークでゴールまで頑張り、3着に入った。

11月19日、中2週で迎えた10戦目は、牝馬限定の4歳以上500万下（東京ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で的場均騎手（5戦0勝）。14頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では上々の伸びを見せたが、抜け出したジーガーターセルにアタマ差届かず2着に甘んじた。

12月11日、中2週で迎えた11戦目は、牝馬限定の4歳以上500万下（中山ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は5戦連続で的場均騎手（6戦0勝）。16頭立ての3番人気に推されて1番ゲートからスタート。壮絶なハイペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では長くいい末脚でゴールまで頑張ったが、最後はアーストレマーと並んで3着同着となった。

4歳（1995年）

1月15日、中4週で迎えた12戦目は、牝馬限定の5歳以上500万下（中山ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で的場均騎手（7戦0勝）。11頭立ての2番人気に推されて9番ゲートからスタート。かなり厳しいペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では鬼脚を爆発させて楽々と抜け出し、最後は2着のダービーロマンスに4馬身の差をつけて勝利を手中に収めた。

2月11日、中3週で迎えた13戦目は、牝馬限定の5歳以上900万下（東京ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は7戦連続で的場均騎手（8戦1勝）。14頭立ての4番人気で7番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線では速い脚を使えず7着に敗れた。

2月26日、中1週で迎えた14戦目は、5歳以上900万下（中山ダート1200m 曇/重）に出走。鞍上は8戦連続で的場均騎手（9戦1勝）。14頭立ての3番人気に推されて13番ゲートからスタート。緩みのないペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では印象的な伸び脚で猛追したが、抜け出したダイワエミネントにクビ差届かず2着に惜敗した。

3月19日、中2週で迎えた15戦目は、ハンデ戦で5歳以上900万下の両国特別（中山芝1600m 外回り曇/不良）に52kgの軽斤量で出走。鞍上は9戦連続で的場均騎手（10戦1勝）。12頭立ての6番人気で7番ゲートからスタート。敢然と端を奪い、少々速いペースでレースを進める。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではジワリジワリと長く脚を使ってゴールまで走り切り、3着に入った。

4月1日、中1週で迎えた16戦目は、牝馬限定の5歳以上900万下（中山ダート1200m 晴/稍重）に出走。鞍上は10戦連続で的場均騎手（11戦1勝）。12頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。タフなペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では異次元の末脚を弾けさせて突き抜け、最後は2着のラストキッスに3馬身半の差をつけて順当に勝利した。

4月29日、中3週で迎えた17戦目は、嶋田高宏騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦の箱根ステークス（東京芝1600m 曇/良）に51kgの軽斤量で出走。13頭立ての11番人気で9番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを4番手で通過。直線では最後まで息が続かず13着に終わった。

6月4日、中4週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた18戦目は、S.ソト騎手を鞍上に迎えて、麦秋ステークス（東京ダート1200m 小雨/不良）に出走。14頭立ての5番人気で12番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では末脚が冴えず11着に敗れた。

7月1日、中3週で馬体重を前走から8kg絞って迎えた19戦目は、ハンデ戦のTUF杯（福島芝1200m 曇/良）に50kgの軽斤量で出走。鞍上は江田照男騎手（2戦0勝）。13頭立ての11番人気で8番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線ではピリッとした末脚を使えず9着に終わった。

11月19日、約4か月半の休み明けで迎えた20戦目は、4歳以上900万下（東京ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は的場均騎手（12戦2勝）。16頭立ての10番人気で7番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、終始14番手を追走。直線では決め手が足りず12着に終わった。

12月10日、中2週で迎えた21戦目は、西田雄一郎騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の4歳以上900万下（中山ダート1800m 晴/良）に52kgの軽斤量で出走。11頭立ての8番人気で10番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では余力が残っておらず11着に終わった。

12月23日、中1週で迎えた22戦目は、4歳以上900万下（中山ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は的場均騎手（13戦2勝）。16頭立ての6番人気で1番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを7番手で通過。直線ではジワジワとしか伸びず6着に敗れた。

5歳（1996年）

1月20日、中3週で迎えた23戦目は、加藤和宏騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の5歳以上900万下（東京ダート1200m 曇/重）に出走。12頭立ての4番人気で5番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では鋭い脚を使えず9着に敗れた。

2月10日、中2週で迎えた24戦目は、牝馬限定の5歳以上900万下（東京ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は的場均騎手（14戦2勝）。13頭立ての6番人気で3番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では末脚にキレが無く5着に敗れた。

2月25日、中1週で迎えた25戦目は、牝馬限定の5歳以上900万下（中山ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で的場均騎手（15戦2勝）。13頭立ての3番人気に推されて3番ゲートからスタート。ハイペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では見せ場を作れず6着に敗れた。

3月17日、中2週で迎えた26戦目は、5歳以上900万下（中山ダート1200m 曇/不良）に出走。鞍上は3戦連続で的場均騎手（16戦2勝）。12頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。緩みのないペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では余力が残っておらず8着に敗れた。

4月6日、中2週で迎えた27戦目は、田中剛騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の5歳以上900万下（中山ダート1200m 晴/良）に出走。16頭立ての7番人気で8番ゲートからスタート。厳しいペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。最後は勢いを失って13着に敗れた。

7月21日、約3か月半の休養明けで迎えた28戦目は、矢原洋一騎手を鞍上に迎えて、障害4歳以上未勝利（新潟障害芝2800m 外→内曇/良）に55kgの軽斤量で出走。13頭立ての5番人気で9番ゲートからスタート。8着に敗れた。