キガサ（2019年生、母マイネチャーム）

キガサ（2019年4月1日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「気嵩。負けん気の強いこと」。毛色は栗毛。種牡馬のアイルハヴアナザー（当時10歳）と交配したマイネチャームが10歳のときに産んだ4番仔が本馬である。産地は北海道新冠郡新冠町、生産者はシンカンファーム。主な勝ち鞍は2022年のフォーチュネイトあじさい特別。

経歴

デビュー前

堀井雅広厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2021年）

9月18日、デビュー戦は戸崎圭太騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（中山ダート1800m 雨/不良）に出走。馬体重は444kg。13頭立ての3番人気に推されて8番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを5番手で通過。直線では閃光のような末脚を発揮したが、3着に終わった。

10月2日、中1週で迎えた2戦目は、2歳未勝利（中山ダート1800m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で戸崎圭太騎手（1戦0勝）。16頭立ての6番人気で1番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。直線では末脚を伸ばせず10着に敗れた。

11月7日、中4週で迎えた3戦目は、永野猛蔵騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（福島ダート1700m 晴/良）に51kgの軽斤量で出走。15頭立ての7番人気で13番ゲートからスタート。速いペースでレースが進む中、15番手を追走し、4コーナーは14番手で通過。直線では矢のような伸び脚で追い上げたが、勝ったゼニットに詰め切れず、6馬身差の2着となった。

12月4日、中3週で迎えた4戦目は、小林脩斗騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の2歳未勝利（中山ダート1800m 晴/稍重）に51kgの軽斤量で出走。16頭立ての5番人気で12番ゲートからスタート。息の入らないペースでレースが進む中、14番手を追走していたが、途中で一気に進出して、馬場の外目を通りながら4コーナーを9番手で通過。直線では非凡な末脚を繰り出し、4着に入った。

12月25日、中2週で迎えた5戦目は、牝馬限定の2歳未勝利（中山ダート1800m 晴/稍重）に出走。鞍上は戸崎圭太騎手（2戦0勝）。16頭立ての4番人気に推されて6番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、15番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを13番手で通過。直線では出色の末脚を繰り出したが、5着に終わった。

3歳（2022年）

1月10日、中1週で迎えた6戦目は、牝馬限定の3歳未勝利（中山ダート1800m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で戸崎圭太騎手（3戦0勝）。16頭立ての4番人気に推されて6番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、15番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを10番手で通過。直線では強靭な末脚を披露したが、4着に終わった。

1月30日、中2週で迎えた7戦目は、坂井瑠星騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳未勝利（東京ダート1600m 晴/良）に出走。16頭立ての8番人気で5番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、13番手を追走し、4コーナーは14番手で通過。直線では上がり4位の伸び脚を披露したが上位争いには絡めず8着に敗れた。

5月1日、約3か月の休養明けで迎えた8戦目は、丹内祐次騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳未勝利（福島ダート1700m 曇/重）に出走。15頭立ての8番人気で5番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線では他馬と同じ脚色になってしまい8着に敗れた。

5月21日、中2週で迎えた9戦目は、牝馬限定の3歳未勝利（新潟ダート1800m 曇/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は2戦連続で丹内祐次騎手（1戦0勝）。15頭立ての11番人気で2番ゲートからスタート。忙しいペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では出色の末脚を発揮し、3着に入り込んだ。

6月5日、中1週で馬体重を前走から14kg増やして迎えた10戦目は、3歳未勝利（東京ダート2100m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で丹内祐次騎手（2戦0勝）。15頭立ての6番人気で5番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを3番手で通過。直線ではいいところがなく6着に敗れた。

6月28日、中2週で馬体重を前走から7kg絞って迎えた11戦目は、本橋孝太騎手を鞍上に迎えて、3歳戦のフォーチュネイトあじさい特別（大井ダート1800m 晴/良）に出走。12頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを5番手で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のハデスブレインに4馬身の差をつけて待望の初白星を挙げた。

10月16日、約3か月半の休み明けで迎えた12戦目は、牝馬限定の3歳以上1勝クラス（新潟ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は小林脩斗騎手（1戦0勝）。15頭立ての10番人気で3番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線では上がり3位の末脚を繰り出したが上位争いには絡めず6着に終わった。

10月29日、中1週で迎えた13戦目は、牝馬限定の3歳以上1勝クラス（新潟ダート1800m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で小林脩斗騎手（2戦0勝）。13頭立ての6番人気で4番ゲートからスタート。速いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを9番手で通過。直線では力強い脚運びでゴールまで頑張り、3着に入った。

11月13日、中1週で迎えた14戦目は、牝馬限定の3歳以上1勝クラス（福島ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で小林脩斗騎手（3戦0勝）。15頭立ての5番人気で5番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、14番手を追走し、4コーナーは15番手で通過。直線では上がり1位タイの末脚を繰り出したが上位には食い込めず11着に敗れた。

4歳（2023年）

2月26日、約3か月半の休養明けで迎えた15戦目は、横山琉人騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の4歳以上1勝クラス（中山ダート1800m 晴/良）に出走。15頭立ての7番人気で大外15番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線ではいいところがなく9着に敗れた。

3月11日、中1週で馬体重を前走から12kg減らして迎えた16戦目は、松本大輝騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1勝クラス（中京ダート1900m 晴/良）に出走。13頭立ての7番人気で8番ゲートからスタート。非常に緩いペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて、馬場の外目を通りながら4コーナーを9番手で通過。直線ではジリ脚になってしまい9着に敗れた。

5月14日、中8週で馬体重を前走から6kg戻して迎えた17戦目は、牝馬限定の4歳以上1勝クラス（新潟ダート1800m 曇/良）に出走。鞍上は丹内祐次騎手（3戦0勝）。10頭立ての7番人気で9番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では息の長い末脚を繰り出し、3着を確保した。

5月20日、連闘で迎えた18戦目は、石橋脩騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の4歳以上1勝クラス（新潟ダート1800m 晴/良）に出走。13頭立ての4番人気で7番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを10番手で通過。直線では上がり1位の末脚を見せたが上位争いには加われず7着に敗れた。

6月6日、中1週で迎えた19戦目は、アーバンステージ水無月賞（大井ダート2000m 雨/重）に出走。鞍上は本橋孝太騎手（1戦1勝）。15頭立ての3番人気に推されて13番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを9番手で通過。直線では出色の末脚を披露したが、3着に終わった。

8月31日、約3か月の間隔を開けて迎えた20戦目は、柴田大知騎手を鞍上に迎えて、マルチヒーロー特別（浦和ダート2000m 晴/良）に出走。11頭立ての8番人気で大外11番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では息の長い末脚を繰り出し、3着に入り込んだ。

9月16日、中1週で迎えた21戦目は、3歳以上1勝クラス（中山ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で柴田大知騎手（1戦0勝）。14頭立ての8番人気で11番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを10番手で通過。直線ではピリッとした末脚を使えず9着に終わった。

10月15日、中3週で迎えた22戦目は、3歳以上1勝クラス（新潟ダート2500m 小雨/良）に出走。鞍上は石橋脩騎手（1戦0勝）。10頭立ての4番人気で大外10番ゲートからスタート。かなり遅いペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では上がり2位タイの末脚を繰り出したが上位には割り込めず6着に敗れた。

12月10日、中7週で迎えた23戦目は、3歳以上1勝クラス（中山ダート2500m 晴/良）に出走。鞍上は柴田大知騎手（2戦0勝）。11頭立ての8番人気で8番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを6番手で通過。直線ではイマイチ伸び切れず5着に終わった。

5歳（2024年）

1月6日、中3週で迎えた24戦目は、4歳以上1勝クラス（中山ダート2400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で柴田大知騎手（3戦0勝）。16頭立ての8番人気で12番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、15番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを13番手で通過。直線では息の長い末脚を披露し、4着に入った。

1月28日、中2週で迎えた25戦目は、4歳以上1勝クラス（東京ダート2100m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で柴田大知騎手（4戦0勝）。14頭立ての10番人気で13番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを10番手で通過。直線では上がり3位の末脚を繰り出したが上位には届かず8着に終わった。

3月10日、中5週で迎えた26戦目は、4歳以上1勝クラス（中山ダート2400m 晴/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で柴田大知騎手（5戦0勝）。15頭立ての12番人気で5番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを8番手で通過。直線では他馬と同じような脚色になり7着に終わった。

4月11日、中4週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた27戦目は、アーバンステージさつき賞（大井ダート2000m 晴/稍重）に出走。鞍上は本橋孝太騎手（2戦1勝）。11頭立ての4番人気で10番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを6番手で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭をうかがい、最後は2着のスイングステートをアタマ差振り切って久方ぶりに美酒を浴びた。

8月4日、約4か月の休養明けで迎えた28戦目は、3歳以上2勝クラスの苗場特別（新潟ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は柴田大知騎手（6戦0勝）。15頭立ての13番人気で大外15番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、13番手を追走し、4コーナーは14番手で通過。直線では今一つ末脚が切れず12着に終わった。

9月12日、中5週で馬体重を前走から18kg増やして迎えた29戦目は、永代橋賞（大井ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は本橋孝太騎手（3戦2勝）。12頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では超凡な末脚を発揮したが、3着に終わった。

10月2日、中2週で迎えた30戦目は、ペガサス賞（大井ダート2000m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で本橋孝太騎手（4戦2勝）。8頭立ての4番人気で5番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では天性の闘争本能でゴールまで力闘したが、3着に終わった。

11月6日、中4週で迎えた31戦目は、花梨賞（大井ダート1800m 曇/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で本橋孝太騎手（5戦2勝）。10頭立ての3番人気で9番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線ではゴールまでじわりじわりと伸びたが、3着に終わった。