プリムツァール（2022年生、母プレミアステップス）

プリムツァール（2022年4月2日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「素数(独)。唯一無二の存在になることを祈って」。毛色は黒鹿毛。種牡馬のイスラボニータ（当時11歳）と交配したプレミアステップスが13歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道千歳市、生産者は社台ファーム。2025年のアネモネステークス(オープン牝)で2着に入るなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

蛯名正義厩舎（美浦）へ入厩。

3歳（2025年）

1月13日、デビュー戦は戸崎圭太騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（中京芝1600m 晴/良）に出走。馬体重は458kg。16頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。非常に緩いペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。直線では印象的な伸び脚で急追したが、勝ったトワイライトシティを3/4馬身捉え切れず2着に敗北した。

2月2日、中2週で迎えた2戦目は、田辺裕信騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（東京芝1600m 小雨/良）に出走。16頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では猛烈な末脚を炸裂させて先頭を奪い、最後は2着のサルーポルティに2馬身半の差をつけて未勝利勝ちを決めた。

3月15日、中5週で迎えた3戦目は、津村明秀騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定3歳オープンのアネモネステークス（中山芝1600m 外回り曇/良）に出走。12頭立ての3番人気に推されて6番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを9番手で通過。直線では迫力満点の伸び脚で猛追したが、抜け出したトワイライトシティに半馬身届かず2着に敗北した。

4月13日、中3週で迎えた4戦目は、牝馬限定3歳G1の桜花賞（阪神芝1600m 外回り雨/稍重）に出走。G1級競走への出走は初となった。鞍上は2戦連続で津村明秀騎手（1戦0勝）。18頭立ての18番人気で17番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、終始15番手を追走。直線ではジワジワとしか伸びず7着に終わった。

9月6日、約5か月の休み明けで迎えた5戦目は、3歳以上1勝クラスの古作特別（中山芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で津村明秀騎手（2戦0勝）。11頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。非常に遅いペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では矢のような伸びを見せたが、伸びてきたシャドウメテオ決め手に屈してハナ差の2着に甘んじた。

9月28日、中2週で迎えた6戦目は、武豊騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1勝クラス（中山芝1600m 外回り晴/良）に出走。16頭立ての4番人気に推されて大外16番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、馬場の外目を回って10番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを7番手で通過。直線ではキレのいい末脚を披露したが、4着に終わった。

10月19日、中2週で迎えた7戦目は、横山和生騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1勝クラスの3歳以上1勝クラス（東京芝1800m 曇/良）に出走。13頭立ての3番人気に推されて1番ゲートからスタート。極端なスローペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではあとひと踏ん張りが利かず、4着に終わった。