タニノポセイドン（1988年生、母タニノテスコ）

タニノポセイドン（1988年4月13日）は、日本の競走馬。牡馬。毛色は青毛。種牡馬のモガミ（当時12歳）と交配したタニノテスコが14歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道静内郡静内町、生産者はカントリー牧場。戦績は、中央平地35戦4勝2着5回、地方8戦1勝。主な勝ち鞍は1992年の祇園特別(900万下ハンデ)。

経歴

デビュー前

古川平厩舎（栗東）へ入厩。

3歳（1991年）

10月6日、デビュー戦は千田輝彦騎手を鞍上に据えて、4歳未勝利（福島芝1800m 曇/良）に出走。馬体重は440kg。9頭立ての4番人気で大外9番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。最後はバテてしまい8着に敗れた。

10月19日、中1週で迎えた2戦目は、4歳未勝利（福島芝1800m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で千田輝彦騎手（1戦0勝）。16頭立ての5番人気で1番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では終いの伸びを欠き、5着に終わった。

11月9日、中2週で迎えた3戦目は、土肥幸広騎手を鞍上に迎えて、4歳未勝利（福島芝1800m 晴/良）に出走。14頭立ての3番人気に推されて10番ゲートからスタート。速いペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、途中で一気に進出して、馬場の外目を通りながら4コーナーを3番手で通過。直線では卓出した伸び脚で追い上げたが、勝ったタヤスジャッジに詰め切れず、4馬身差の2着に敗北した。

11月17日、連闘で迎えた4戦目は、4歳以上500万下（福島芝2000m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で土肥幸広騎手（1戦0勝）。14頭立ての6番人気で大外14番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、途中で一気に進出して、馬場の外目を通りながら4コーナーを5番手で通過。直線ではキレのある末脚を発揮し、3着に入った。

12月8日、中2週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた5戦目は、内山正博騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（中京ダート1700m 曇/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。14頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。主導権を奪う恰好となり、少し緩いペースで集団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではぐんぐんと末脚を伸ばして、最後は2着のプレジデントスターを半馬身振り切って初勝利を挙げた。

4歳（1992年）

1月6日、中3週で馬体重を前走から8kg戻して迎えた6戦目は、5歳以上500万下（京都ダート1800m 曇/重）に出走。鞍上は2戦連続で内山正博騎手（1戦1勝）。16頭立ての3番人気に推されて2番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では鮮やかな伸び脚で猛進したが、伸びてきたセンターアスカ決め手に屈してクビ差の2着に惜敗した。

1月26日、中2週で迎えた7戦目は、5歳以上500万下（京都ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で内山正博騎手（2戦1勝）。12頭立ての圧倒的1番人気に推されて6番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では圧倒的な末脚を弾けさせて先頭に立ち、最後は2着のハッピーライフを3/4馬身振り切って圧倒的人気に応えた。

2月9日、中1週で迎えた8戦目は、岸滋彦騎手を鞍上に迎えて、5歳以上900万下の山城特別（京都ダート1800m 曇/良）に出走。7頭立ての3番人気で3番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では闘争心が光る走りを見せたが、勝ったオースミハヤトにねじ伏せられてクビ差の2着となった。

3月8日、中3週で迎えた9戦目は、5歳以上900万下の洲本特別（阪神ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は内山正博騎手（3戦2勝）。8頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では伸びあぐねて6着に敗れた。

3月29日、中2週で迎えた10戦目は、5歳以上900万下の山陽特別（阪神芝2000m 小雨/重）に出走。鞍上は岸滋彦騎手（1戦0勝）。10頭立ての4番人気で4番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では鋭い脚を使えず8着に敗れた。

4月26日、中3週で迎えた11戦目は、安田隆行騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で5歳以上900万下の祇園特別（京都ダート1800m 晴/良）に54kgの軽斤量で出走。16頭立ての3番人気に推されて1番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭をうかがい、最後は2着のサンヨーエースをクビ差振り切って3勝目を掴み取った。

5月9日、中1週で迎えた12戦目は、南井克巳騎手を鞍上に迎えて、薫風ステークス（東京芝2000m 曇/良）に出走。11頭立ての3番人気で10番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では伸びが甘くなり、4着に終わった。

6月7日、中3週で迎えた13戦目は、安芸ステークス（阪神ダート1800m 雨/稍重）に出走。鞍上は内山正博騎手（4戦2勝）。12頭立ての9番人気で7番ゲートからスタート。タフなペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では伸びが劣勢になり6着に終わった。

6月20日、中1週で迎えた14戦目は、ハンデ戦のパールステークス（中京ダート1700m 雨/不良）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で内山正博騎手（5戦2勝）。11頭立ての5番人気で5番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを5番手で通過。直線では末脚がパッとせず7着に敗れた。

10月11日、約4か月の休み明けで迎えた15戦目は、4歳以上900万下の保津峡特別（京都芝1600m 外回り曇/良）に出走。鞍上は土肥幸広騎手（2戦0勝）。16頭立ての8番人気で3番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、15番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを8番手で通過。直線では上がり3位の伸び脚を披露したが上位争いには参加できず7着に敗れた。

10月31日、中2週で迎えた16戦目は、ハンデ戦で4歳以上900万下の清滝特別（京都芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で土肥幸広騎手（3戦0勝）。13頭立ての5番人気で8番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線ではあとひと踏ん張りが利かず、4着に終わった。

11月14日、中1週で迎えた17戦目は、ハンデ戦で4歳以上900万下の昇仙峡特別（東京ダート1600m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は安田隆行騎手（1戦1勝）。16頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では豪快に終いの脚を伸ばして、最後は2着のセントミリオンをアタマ差振り切って優勝

12月13日、中3週で迎えた18戦目は、元町ステークス（阪神ダート1400m 曇/重）に出走。鞍上は2戦連続で安田隆行騎手（2戦2勝）。15頭立ての8番人気で6番ゲートからスタート。極端なハイペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では弾けるような伸び脚で急追したが、抜け出したロングアライブに半馬身届かず2着となった。

5歳（1993年）

1月9日、中3週で迎えた19戦目は、雅ステークス（京都ダート1800m 曇/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で安田隆行騎手（3戦2勝）。16頭立ての3番人気に推されて12番ゲートからスタート。かなり緩いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では余力が残っておらず9着に敗れた。

1月23日、中1週で迎えた20戦目は、ハンデ戦の石清水ステークス（京都芝1600m 外回り曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で安田隆行騎手（4戦2勝）。16頭立ての11番人気で2番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。最後は脚勢が衰えて13着に終わった。

2月27日、中4週で迎えた21戦目は、小谷内秀夫騎手を鞍上に迎えて、鳴門ステークス（阪神ダート1400m 曇/良）に出走。16頭立ての7番人気で14番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを10番手で通過。直線ではジリジリとしか伸びず7着に敗れた。

3月14日、中1週で迎えた22戦目は、山田和広騎手を鞍上に迎えて、武庫川ステークス（阪神芝1600m 晴/良）に出走。16頭立ての14番人気で10番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線ではじわじわとしか伸びず10着に終わった。

3月28日、中1週で迎えた23戦目は、ハンデ戦の心斎橋ステークス（阪神ダート1400m 雨/重）に出走。鞍上は内山正博騎手（6戦2勝）。16頭立ての13番人気で4番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では速い脚を使えず7着に終わった。

4月11日、中1週で迎えた24戦目は、四位洋文騎手を鞍上に迎えて、梅田ステークス（阪神ダート1800m 晴/良）に出走。12頭立ての9番人気で4番ゲートからスタート。競走中止となった。

5月1日、中2週で迎えた25戦目は、ハンデ戦の下鴨ステークス（京都ダート1800m 曇/重）に出走。鞍上は2戦連続で四位洋文騎手（1戦0勝）。10頭立ての7番人気で3番ゲートからスタート。非常に緩いペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では息の長い末脚を披露し、3着を確保した。

5月16日、中1週で迎えた26戦目は、高瀬川ステークス（京都ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で四位洋文騎手（2戦0勝）。13頭立ての5番人気で4番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。直線では天性の負けじ魂を発揮してゴールまで力闘したが、4着に終わった。

6月5日、中2週で迎えた27戦目は、安芸ステークス（阪神ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で四位洋文騎手（3戦0勝）。11頭立ての9番人気で8番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線ではジリジリとしか伸びず6着に終わった。

6月19日、中1週で迎えた28戦目は、ハンデ戦のパールステークス（京都ダート1800m 雨/不良）に出走。鞍上は5戦連続で四位洋文騎手（4戦0勝）。13頭立ての5番人気で8番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを10番手で通過。直線ではジワジワとしか伸びず9着に敗れた。

10月10日、約4か月の休み明けで迎えた29戦目は、太秦ステークス（京都ダート1800m 晴/稍重）に出走。鞍上は安田隆行騎手（5戦2勝）。16頭立ての12番人気で大外16番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを14番手で通過。直線では伸びが劣勢になり15着に終わった。

10月24日、中1週で迎えた30戦目は、ハンデ戦の貴船ステークス（京都ダート1400m 曇/良）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で安田隆行騎手（6戦2勝）。16頭立ての14番人気で14番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線ではイマイチ伸び切れず9着に終わった。

11月6日、中1週で迎えた31戦目は、清水ステークス（京都芝1600m 外回り曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で安田隆行騎手（7戦2勝）。15頭立ての15番人気で大外15番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを13番手で通過。直線では伸びが劣勢になり15着に終わった。

11月27日、中2週で迎えた32戦目は、河内洋騎手を鞍上に迎えて、花園ステークス（京都ダート1400m 曇/稍重）に出走。15頭立ての14番人気で1番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを9番手で通過。直線では目覚ましい伸び脚で急追したが、抜け出したツエルクプリンスに半馬身届かず2着となった。

6歳（1994年）

1月6日、中5週で迎えた33戦目は、門松ステークス（阪神ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は四位洋文騎手（5戦0勝）。16頭立ての14番人気で7番ゲートからスタート。ハイペースでレースが進む中、14番手を追走し、4コーナーは15番手で通過。直線では上がり4位の伸び脚を披露したが上位には食い込めず7着に終わった。

1月30日、中2週で迎えた34戦目は、ハンデ戦の暁晴山ステークス（阪神ダート1800m 曇/良）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は河内洋騎手（1戦0勝）。16頭立ての11番人気で9番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを15番手で通過。直線では他馬と同じような脚勢になり8着に終わった。

2月19日、中2週で迎えた35戦目は、再度山ステークス（阪神ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で河内洋騎手（2戦0勝）。15頭立ての14番人気で14番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを15番手で通過。直線では他馬と同じ脚色になってしまい15着に終わった。

7月29日、約5か月半の休み明けで迎えた36戦目は、堀田正明騎手を鞍上に迎えて、トワイライトカップ（大井ダート1400m 雨/稍重）に出走。14頭立ての5番人気で5番ゲートからスタート。8着に敗れた。

8月18日、中2週で迎えた37戦目は、石崎隆之騎手を鞍上に迎えて、ミルキーウェイ特別（船橋ダート1700m 晴/良）に出走。6頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。5着に敗れた。

8月31日、中1週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた38戦目は、スターライトカップ（大井ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で石崎隆之騎手（1戦0勝）。12頭立ての4番人気で7番ゲートからスタート。3着に入った。

9月5日、連闘で迎えた39戦目は、グランド・マイラーズ（船橋ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は堀田正明騎手（1戦0勝）。6頭立ての5番人気で1番ゲートからスタート。5着に終わった。

10月6日、中3週で迎えた40戦目は、音部浩仁騎手を鞍上に迎えて、秋嶺特別（船橋ダート1800m 曇/良）に出走。9頭立ての5番人気で2番ゲートからスタート。最後は、2着のショウハイマックに2馬身の差をつけて久方ぶりに美酒を浴びた。

7歳（1995年）

2月23日、約4か月半の休み明けで迎えた41戦目は、京葉盃（船橋ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で音部浩仁騎手（1戦1勝）。10頭立ての8番人気で8番ゲートからスタート。6着に終わった。

3月15日、中2週で迎えた42戦目は、ダイオライト記念（船橋ダート2400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で音部浩仁騎手（2戦1勝）。11頭立ての9番人気で2番ゲートからスタート。7着に終わった。

4月21日、中4週で迎えた43戦目は、京成盃（船橋ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で音部浩仁騎手（3戦1勝）。11頭立ての11番人気で4番ゲートからスタート。11着に終わった。