モーニングパス（2019年生、母モーニングコール）

モーニングパス（2019年4月14日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「母名の一部+通過」。毛色は青鹿毛。種牡馬のアメリカンペイトリオット（当時6歳）と交配したモーニングコールが10歳のときに産んだ3番仔が本馬である。産地は北海道静内郡静内町、生産者は千代田牧場。主な勝ち鞍は2022年の3歳以上C3一。

経歴

デビュー前

千田輝彦厩舎（栗東）へ入厩。

3歳（2022年）

6月11日、デビュー戦は今村聖奈騎手を鞍上に据えて、3歳未勝利（中京芝1200m 曇/良）に52kgの軽斤量で出走。馬体重は488kg。18頭立ての12番人気で7番ゲートからスタート。厳しいペースでレースが進む中、17番手を追走し、4コーナーは18番手で通過。直線では他馬と同じ脚色になってしまい13着に終わった。

7月30日、中6週で馬体重を前走から18kg増やして迎えた2戦目は、竹之下智昭騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（新潟芝1400m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。18頭立ての17番人気で2番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、終始14番手を追走。直線では上がり2位の末脚を繰り出したが上位争いには加われず9着に終わった。

2022年8月4日付で中央競馬の競走馬登録を抹消した。

9月30日、中8週で迎えた3戦目は、川原正一騎手を鞍上に迎えて、3歳以上C2一（園田ダート1400m 晴/稍重）に出走。ダート戦への出走は初となった。12頭立ての7番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを9番手で通過。直線では鋭い末脚を繰り出せず7着に終わった。

10月20日、中2週で馬体重を前走から20kg減らして迎えた4戦目は、田野豊三騎手を鞍上に迎えて、3歳以上C2二（園田ダート1400m 晴/良）に出走。10頭立ての3番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。最後は脚色が鈍り7着に敗れた。

11月9日、中2週で迎えた5戦目は、廣瀬航騎手を鞍上に迎えて、3歳以上C2二（園田ダート1400m 晴/良）に出走。10頭立ての5番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では天稟の闘争心でゴールまで力走したが、3着に終わった。

12月2日、中2週で迎えた6戦目は、3歳以上C3一（園田ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で廣瀬航騎手（1戦0勝）。9頭立ての1番人気に推されて大外9番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では一歩一歩着実に末脚を伸ばして、最後は2着のミヤビフレッチャをクビ差振り切って初白星を挙げた。

12月21日、中2週で迎えた7戦目は、3歳以上C2三（園田ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で廣瀬航騎手（2戦1勝）。10頭立ての1番人気に推されて大外10番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線に入ると、前で粘るエコロゴールドを豪快な末脚で交わし去り、最後は1馬身半の差をつけてファンの支持に応えた。

5歳（2024年）

1月8日、約13か月の休み明けで馬体重を前走から15kg増やして迎えた8戦目は、鷲頭虎太騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1勝クラス（京都ダート1400m 晴/良）に出走。16頭立ての16番人気で7番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では最後まで息が続かず15着に終わった。

2024年1月11日付で中央競馬の競走馬登録を抹消した。

3月12日、中8週で馬体重を前走から15kg絞って迎えた9戦目は、吉原寛人騎手を鞍上に迎えて、一般C3-10（高知ダート1400m 晴/不良）に出走。8頭立ての1番人気に推されて大外8番ゲートからスタート。敢然と端をきり、で一団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のデルマジゾウに6馬身の差をつけてファンの高評価に応えた。

3月27日、中1週で迎えた10戦目は、一般C3-8（高知ダート1400m 晴/不良）に出走。鞍上は2戦連続で吉原寛人騎手（1戦1勝）。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて8番ゲートからスタート。先手を取り、で一団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて悠々と抜け出し、最後は2着のマクギリスに3馬身の差をつけて圧倒的人気に応えた。

4月6日、中0週で迎えた11戦目は、井上瑛太騎手を鞍上に迎えて、一般C3-8（高知ダート1300m 曇/重）に出走。9頭立ての圧倒的1番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線に入ると、前で粘るキタノカトレアを次元の違う末脚で交わし去り、最後は5馬身の差をつけて圧倒的支持に応えた。

4月21日、中1週で迎えた12戦目は、サクラソウ特別（高知ダート1600m 小雨/不良）に出走。鞍上は2戦連続で井上瑛太騎手（1戦1勝）。8頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では途轍もない末脚を爆発させてすんなりと抜け出し、最後は2着のミシロウェイに4馬身の差をつけて破竹の4連勝を決めた。

5月5日、中1週で迎えた13戦目は、一般C2-3（高知ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は吉原寛人騎手（2戦2勝）。12頭立ての圧倒的1番人気に推されて10番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを先頭で通過。直線では持ち前のしぶとさで最後まで脚を伸ばしたが、ビリーズバウンスに交わされて1馬身差の2着に敗北した。