タガノグルナ（2014年生、母ラヴソレイユ）

タガノグルナ（2014年3月12日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「冠名+真紅(仏)」。毛色は鹿毛。種牡馬のルーラーシップ（当時7歳）と交配したラヴソレイユが8歳のときに産んだ2番仔が本馬である。産地は北海道新冠郡新冠町、生産者は有限会社新冠タガノファーム。2020年の三木ホースランドパークジャンプステークス(障害4歳以上オープン)で3着に入るなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

大根田裕之厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2016年）

7月24日、デビュー戦は幸英明騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（中京芝1600m 曇/良）に出走。馬体重は486kg。16頭立ての10番人気で13番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では見せ場なく9着に終わった。

8月7日、中1週で迎えた2戦目は、太宰啓介騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（小倉芝1200m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。18頭立ての9番人気で17番ゲートからスタート。かなりのハイペースでレースが進む中、馬場の外目を回って13番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを8番手で通過。直線では出色の末脚を発揮したが、5着に終わった。

12月24日、約4か月半の休養明けで迎えた3戦目は、菱田裕二騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（阪神芝1400m 晴/稍重）に出走。18頭立ての12番人気で12番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、馬場の外目を回って12番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では力感溢れるフットワークでゴールまで走り切り、6着に入り込んだ。

3歳（2017年）

1月14日、中2週で迎えた4戦目は、3歳未勝利（中京ダート1900m 小雪/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。鞍上は2戦連続で菱田裕二騎手（1戦0勝）。16頭立ての3番人気に推されて3番ゲートからスタート。先陣を切る恰好となり、ややスローペースでレースを牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のフォースラインに8馬身の差をつけて初白星を挙げた。

2月13日、中3週で迎えた5戦目は、3歳500万下のあすなろ賞（小倉芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で菱田裕二騎手（2戦1勝）。12頭立ての6番人気で10番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを先頭で通過。直線に入ると、馬群に飲まれ5着に沈んだ。

5月13日、約3か月の間隔を開けて迎えた6戦目は、国分優作騎手を鞍上に迎えて、3歳500万下（京都ダート1800m 曇/不良）に出走。10頭立ての5番人気で1番ゲートからスタート。主導権を握る形となり、やや緩いペースで馬群を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では猛烈な末脚を弾けさせてあっさりと抜け出し、最後は2着のオクラホマに3馬身半の差をつけて2勝目をつかんだ。

8月6日、約3か月の間隔を開けて迎えた7戦目は、江田照男騎手を鞍上に迎えて、3歳G3のレパードステークス（新潟ダート1800m 晴/良）に出走。重賞競走への出走及び長時間の輸送競馬は初となった。15頭立ての5番人気で1番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では見所を作れず9着に敗れた。

8月19日、中1週で迎えた8戦目は、鮫島良太騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で3歳以上1000万下のTVQ杯（小倉ダート1700m 晴/稍重）に出走。16頭立ての2番人気に推されて9番ゲートからスタート。逃げを打つ形となり、平均ペースで馬群を引っ張る。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は垂れてしまい7着に敗れた。

9月9日、中2週で迎えた9戦目は、ハンデ戦で3歳以上1000万下の鳥取特別（阪神ダート2000m 晴/良）に出走。鞍上は菱田裕二騎手（3戦1勝）。10頭立ての4番人気で6番ゲートからスタート。主導権を奪う恰好となり、平均的なペースで集団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線に入ると、馬群に飲まれ4着に沈んだ。

10月15日、中4週で迎えた10戦目は、ハンデ戦で3歳以上1000万下の愛宕特別（京都ダート1800m 雨/重）に出走。鞍上は2戦連続で菱田裕二騎手（4戦1勝）。16頭立ての3番人気に推されて9番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを4番手で通過。最後はバタバタになってしまい13着に敗れた。

11月11日、中3週で迎えた11戦目は、古川吉洋騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1000万下の花背特別（京都ダート1400m 晴/稍重）に出走。16頭立ての9番人気で9番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。最後は脚勢が悪くなり13着に終わった。

4歳（2018年）

3月3日、約3か月半の休み明けで馬体重を前走から16kg減らして迎えた12戦目は、ハンデ戦で4歳以上1000万下の早鞆特別（小倉ダート1700m 雨/良）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は菱田裕二騎手（5戦1勝）。15頭立ての7番人気で16番ゲートからスタート。先手を奪い、リードを2馬身以上キープして、若干速いペースで一団を牽引。先頭のまま5馬身以上のリードを保って4コーナーを通過。直線では生得の持続力で渋太く末脚を持続させて、最後は2着のカフジキングに3馬身の差をつけて勝利を手に入れた。

3月24日、中2週で迎えた13戦目は、4歳以上1600万下の名古屋城ステークス（中京ダート1800m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で菱田裕二騎手（6戦2勝）。15頭立ての6番人気で14番ゲートからスタート。逃げる恰好となり、後続を2馬身以上離して、非常に遅いペースでレースを牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では脚色がやや衰え、4着に終わった。

4月22日、中3週で迎えた14戦目は、4歳以上1600万下の桃山ステークス（京都ダート1900m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で菱田裕二騎手（7戦2勝）。15頭立ての8番人気で8番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを4番手で通過。最後は一杯になって13着に敗れた。

8月18日、約4か月の休み明けで迎えた15戦目は、ハンデ戦で3歳以上1000万下のTVQ杯（小倉ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は幸英明騎手（1戦0勝）。16頭立ての3番人気に推されて11番ゲートからスタート。逃げる形となり、ミドルペースでレースを進める。しかし、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを8番手で通過。直線では末脚にキレが無く13着に敗れた。

9月8日、中2週で迎えた16戦目は、ハンデ戦で3歳以上1000万下の鳥取特別（阪神ダート2000m 小雨/不良）に出走。鞍上は菱田裕二騎手（8戦2勝）。7頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。敢然と端をきり、リードを2馬身以上キープして、若干速いペースで一団を引っ張る。先頭のまま2馬身以上のリードを保って4コーナーを通過。直線では不撓のスロトングスピリットで渋太く粘り続けて、最後は2着のサクラアリュールに9馬身の差をつけて優勝

10月14日、中4週で迎えた17戦目は、武士沢友治騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で3歳以上1600万下の赤富士ステークス（東京ダート2100m 晴/稍重）に出走。15頭立ての3番人気に推されて4番ゲートからスタート。主導権を握る形となり、後続との差を2馬身以上保って、スローペースで馬群を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は勢いを失って11着に敗れた。

5歳（2019年）

2月3日、約3か月半の休養明けで迎えた18戦目は、ハンデ戦で4歳以上1600万下の納屋橋ステークス（中京ダート1900m 曇/稍重）に出走。鞍上は菱田裕二騎手（9戦3勝）。11頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。ハナに立ち、リードを2馬身以上保って、かなり緩いペースで集団を引っ張る。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線では見せ場を作れず6着に敗れた。

2月24日、中2週で迎えた19戦目は、4歳以上1600万下の伊丹ステークス（阪神ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は国分優作騎手（1戦1勝）。11頭立ての6番人気で4番ゲートからスタート。主導権を奪う形となり、後続との差を2馬身以上保って、やや緩いペースで馬群を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は勢いを失って10着に敗れた。

3月10日、中1週で迎えた20戦目は、ハンデ戦で4歳以上1600万下の甲南ステークス（阪神ダート2000m 雨/稍重）に出走。鞍上は菱田裕二騎手（10戦3勝）。14頭立ての3番人気に推されて12番ゲートからスタート。逃げを打つ形となり、後続との差を2馬身以上キープして、やや速いペースで馬群を引っ張る。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち味の強い精神力で最後まで奮戦したが、ジョーダンキングに交わされて5馬身差の2着に敗北した。

3月31日、中2週で迎えた21戦目は、ハンデ戦で4歳以上1600万下の御堂筋ステークス（阪神芝2400m 外回り曇/良）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で菱田裕二騎手（11戦3勝）。9頭立ての5番人気で2番ゲートからスタート。ハナに立つ形となり、後続との差を2馬身以上保って、やや厳しいペースで馬群を先導。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。最後は失速してしまい9着に敗れた。

9月14日、約5か月半の休み明けで迎えた22戦目は、3歳以上3勝クラスのオークランドレーシングクラブトロフィー（阪神ダート1800m 晴/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で菱田裕二騎手（12戦3勝）。9頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。先頭に立つ形となり、リードを5馬身以上確保して、若干遅いペースでレースを進める。先頭のまま2馬身以上のリードを保って4コーナーを通過。最後は脚が止まってしまい6着に敗れた。

9月29日、中1週で迎えた23戦目は、3歳以上3勝クラスの竹田城ステークス（阪神ダート2000m 晴/良）に出走。鞍上は国分優作騎手（2戦1勝）。12頭立ての5番人気で7番ゲートからスタート。先手を取る形となり、後続との差を5馬身以上保って、やや緩いペースで馬群を先導。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。最後は減速してしまい10着に敗れた。

12月8日、中9週で迎えた24戦目は、3歳以上3勝クラスの堺ステークス（阪神ダート1800m 小雨/良）に出走。鞍上は菱田裕二騎手（13戦3勝）。12頭立ての10番人気で3番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では最後まで息が続かず11着に終わった。

12月21日、中1週で迎えた25戦目は、ハンデ戦で3歳以上3勝クラスの摩耶ステークス（阪神ダート1800m 曇/稍重）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で菱田裕二騎手（14戦3勝）。16頭立ての12番人気で3番ゲートからスタート。果敢にハナを奪い、リードを2馬身以上保って、平均的なペースで一団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では余力が残っておらず11着に終わった。

6歳（2020年）

2月8日、中6週で迎えた26戦目は、北沢伸也騎手を鞍上に迎えて、障害4歳以上未勝利（京都障害芝2910m 晴/良）に出走。12頭立ての4番人気で11番ゲートからスタート。最後は、2着のリボンナイトに5馬身の差をつけて久方ぶりに勝ち星を挙げた。

4月4日、中7週で迎えた27戦目は、三木ホースランドパークジャンプステークス（阪神障害芝3140m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で北沢伸也騎手（1戦1勝）。14頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。3着に終わった。

8月29日、約5か月の休み明けで馬体重を前走から10kg減らして迎えた28戦目は、J・G3の小倉サマージャンプ（小倉障害芝3390m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で北沢伸也騎手（2戦1勝）。14頭立ての5番人気で大外14番ゲートからスタート。最後はクリノライジンと並んで5着同着となった。

8歳（2022年）

6月19日、約22か月の休養明けで迎えた29戦目は、3歳以上3勝クラスのオークランドサラブレッドレーシングトロフィー（阪神ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は国分優作騎手（3戦1勝）。16頭立ての16番人気で12番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始16番手を追走。直線ではジワジワとしか伸びず15着に終わった。

10月18日、約4か月の休み明けで馬体重を前走から11kg増やして迎えた30戦目は、鴨宮祥行騎手を鞍上に迎えて、淡路市コウノトリ特別（園田ダート1700m 晴/稍重）に出走。10頭立ての7番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始7番手を追走。直線では鋭い脚を使えず10着に終わった。

11月10日、中2週で馬体重を前走から6kg絞って迎えた31戦目は、大山真吾騎手を鞍上に迎えて、加古川くつした特別（園田ダート1870m 晴/良）に出走。10頭立ての9番人気で大外10番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始6番手を追走。直線では伸びが鈍く9着に終わった。