スングリダンダン（2020年生、母チクタクボンボン）

スングリダンダン（2020年5月16日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「韓国における魔法の呪文のフレーズより」。毛色は栗毛。種牡馬のマジェスティックウォリアー（当時15歳）と交配したチクタクボンボンが6歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道浦河郡浦河町、生産者はミルファーム。

経歴

デビュー前

南田美知雄厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2022年）

9月25日、デビュー戦は岩部純二騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（中山ダート1200m 晴/重）に出走。馬体重は424kg。16頭立ての7番人気で6番ゲートからスタート。端をきり、若干速いペースで一団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線に入ると、粘り切れず6着に沈んだ。

10月15日、中2週で迎えた2戦目は、杉原誠人騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（新潟ダート1200m 曇/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。15頭立ての9番人気で6番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではじわじわと長く脚を使ってゴールまで力闘し、4着を確保した。

11月5日、中2週で迎えた3戦目は、水沼元輝騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（福島ダート1150m 晴/良）に51kgの軽斤量で出走。16頭立ての7番人気で1番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線ではいい脚を見せられず11着に敗れた。

12月4日、中3週で迎えた4戦目は、2歳未勝利（中山ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は杉原誠人騎手（1戦0勝）。16頭立ての9番人気で8番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では切れる脚を使えず9着に終わった。

12月10日、連闘で迎えた5戦目は、牝馬限定の2歳未勝利（中山ダート1200m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で杉原誠人騎手（2戦0勝）。16頭立ての11番人気で6番ゲートからスタート。息の入らないペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを16番手で通過。直線では決め手に欠いて13着に終わった。

3歳（2023年）

2月26日、約2か月半の間隔を開けて迎えた6戦目は、牝馬限定の3歳未勝利（中山ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で杉原誠人騎手（3戦0勝）。16頭立ての16番人気で7番ゲートからスタート。速いペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線では今一つ末脚が切れず7着に終わった。

3月12日、中1週で迎えた7戦目は、3歳1勝クラス（中山芝1200m 外回り晴/良）に出走。芝レースへの出走は初となった。鞍上は4戦連続で杉原誠人騎手（4戦0勝）。12頭立ての12番人気で4番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では伸びが鈍く10着に終わった。

3月25日、中1週で迎えた8戦目は、3歳1勝クラス（中山芝1200m 外回り雨/不良）に出走。鞍上は5戦連続で杉原誠人騎手（5戦0勝）。11頭立ての9番人気で4番ゲートからスタート。非常に速いペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では鋭い末脚を繰り出せず6着に終わった。

5月20日、中7週で迎えた9戦目は、3歳未勝利（東京ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は6戦連続で杉原誠人騎手（6戦0勝）。16頭立ての11番人気で2番ゲートからスタート。果敢にハナを切り、平均的なペースで集団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は脚色が悪くなり7着に終わった。

6月3日、中1週で迎えた10戦目は、黛弘人騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳未勝利（東京ダート1400m 曇/不良）に出走。16頭立ての7番人気で大外16番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は脚を失くしてしまい10着に敗れた。

6月25日、中2週で馬体重を前走から20kg増やして迎えた11戦目は、3歳未勝利（函館ダート1000m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で黛弘人騎手（1戦0勝）。12頭立ての10番人気で11番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では上がり3位タイの末脚を繰り出したが上位には割り込めず10着に終わった。

7月2日、連闘で馬体重を前走から10kg絞って迎えた12戦目は、3歳未勝利（函館ダート1700m 小雨/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で黛弘人騎手（2戦0勝）。11頭立ての11番人気で3番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを6番手で通過。直線では鋭い脚を使えず8着に終わった。

7月22日、中2週で馬体重を前走から6kg戻して迎えた13戦目は、3歳未勝利（札幌ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で黛弘人騎手（3戦0勝）。14頭立ての13番人気で1番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを10番手で通過。直線では切れる脚を使えず12着に終わった。

8月13日、中2週で迎えた14戦目は、3歳未勝利（札幌ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で黛弘人騎手（4戦0勝）。13頭立ての13番人気で3番ゲートからスタート。かなり遅いペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では今ひとつ伸びが無く8着に終わった。

9月16日、中4週で馬体重を前走から13kg減らして迎えた15戦目は、平瀬城久騎手を鞍上に迎えて、無料ネット新聞うまかつ.net金沢賞（金沢ダート1400m 晴/良）に出走。9頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では矢のような伸び脚で追い上げたが、勝ったフェイマスグローリに詰め切れず、3馬身差の2着に敗北した。

10月2日、中1週で馬体重を前走からさらに14kg減らして迎えた16戦目は、牝馬限定戦のコリウス賞（金沢ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で平瀬城久騎手（1戦0勝）。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて9番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線ではシャープな伸び脚で驀進したが、スキップアビートに交わされて3馬身差の2着に敗北した。

10月17日、中1週で迎えた17戦目は、祝・山本さん結婚記念（金沢ダート1500m 晴/重）に出走。鞍上は3戦連続で平瀬城久騎手（2戦0勝）。8頭立ての圧倒的1番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では忍耐力が光る走りを見せたが、勝ったヒメカミノテングにねじ伏せられて3/4馬身差の2着に敗北した。

11月21日、中4週で迎えた18戦目は、藤田弘治騎手を鞍上に迎えて、一般C2（金沢ダート1400m 晴/重）に出走。10頭立ての3番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では他馬と同じ脚色になってしまい4着に敗れた。

12月12日、中2週で迎えた19戦目は、柴田勇真騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定戦のデンドロビウム賞（金沢ダート1400m 雨/不良）に出走。10頭立ての8番人気で9番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。最後は脚が止まってしまい10着に終わった。

12月25日、中1週で迎えた20戦目は、一般C2七（金沢ダート1500m 小雨/不良）に出走。鞍上は2戦連続で柴田勇真騎手（1戦0勝）。8頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では迫力満点の伸び脚で猛追したが、抜け出したヘニーイクシードに半馬身届かず2着となった。

4歳（2024年）

2月6日、中5週で迎えた21戦目は、大原浩司騎手を鞍上に迎えて、冬銀河賞（笠松ダート1400m 晴/重）に出走。8頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では迫力のある伸びを見せたが、勝ったスミレブーケにねじ伏せられて1馬身差の2着に敗北した。

2月22日、中1週で迎えた22戦目は、一般C10（笠松ダート1400m 曇/重）に出走。鞍上は2戦連続で大原浩司騎手（1戦0勝）。7頭立ての3番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始4番手を追走。直線では上がり1位タイの末脚を見せたが上位には割り込めず3着に敗れた。

3月5日、中1週で迎えた23戦目は、一般C7（笠松ダート1600m 小雨/良）に出走。鞍上は3戦連続で大原浩司騎手（2戦0勝）。8頭立ての5番人気で6番ゲートからスタート。ハナを切る形となり、で馬群を先導。しかし、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを5番手で通過。直線では伸びあぐねて7着に終わった。

3月18日、中1週で迎えた24戦目は、一般C8（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で大原浩司騎手（3戦0勝）。7頭立ての6番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始5番手を追走。直線ではじりじりとしか伸びず5着に終わった。

4月18日、中3週で迎えた25戦目は、明星晴大騎手を鞍上に迎えて、一般C12（笠松ダート1400m 曇/良）に出走。9頭立ての3番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では猛烈な末脚を弾けさせて突き抜け、最後は2着のティエラサンライズに3馬身の差をつけて待望の初勝利を挙げた。