ダノングラシアス(2012年生、母サーキットレディ)

Danon Gracias

2012.01.29

ダノングラシアス(2012年1月29日)は、日本の競走馬、繁殖牝馬。馬名の意味は「冠名+有難う(西)」。毛色は黒鹿毛。種牡馬のマンハッタンカフェ(当時14歳)と交配したサーキットレディが9歳のときに産んだ2番仔が本馬である。産地は北海道静内郡静内町、生産者は(有)千代田牧場。戦績は、中央平地10戦1勝2着2回。2014年のファンタジーステークス(牝G3)で2着に入るなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

1歳のとき、千代田牧場から「セレクトセールサラブレッド1歳」に上場され、ダノックスによって1,890万円で落札された。

矢作芳人厩舎(栗東)へ入厩。

2歳(2014年)

8月23日、デビュー戦は内田博幸騎手を鞍上に据えて、2歳新馬新潟芝1400m 晴/良)に出走。馬体重は496kg。14頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではしっかりと終いの脚を伸ばして先頭に立ち、最後は2着のスマイルミーティアを半馬身振り切って初勝利を挙げた。

10月12日、中6週で迎えた2戦目は、岩田康誠騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定2歳500万下のりんどう賞京都芝1400m 晴/良)に出走。10頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では堅実に脚を伸ばしたが、抜け出したコートシャルマンを捕まえ切れず、クビ差の2着に甘んじた。

11月8日、中3週で迎えた3戦目は、牝馬限定2歳G3のファンタジーステークス京都芝1400m 外回り 晴/良)に出走。重賞競走への出走は初となった。鞍上は2戦連続で岩田康誠騎手(1戦0勝)。14頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。超スローペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では上々の伸びを見せたが、抜け出したクールホタルビに半馬身届かず2着に敗北した。

12月14日、中4週で迎えた4戦目は、W.ビュイック騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定2歳G1の阪神ジュベナイルフィリーズ阪神芝1600m 外回り 晴/良)に出走。G1級競走への出走は初となった。18頭立ての6番人気で17番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを10番手で通過。直線では見せ場を作れず13着に敗れた。

3歳(2015年)

2月14日、中8週で迎えた5戦目は、牝馬限定3歳G3のクイーンカップ東京芝1600m 晴/良)に出走。鞍上は岩田康誠騎手(2戦0勝)。16頭立ての4番人気に推されて2番ゲートからスタート。敢然と先頭に立ち、ミドルペースでレースを引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は脚勢が悪くなり11着に敗れた。

3月15日、中3週で迎えた6戦目は、福永祐一騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定3歳G2のフィリーズレビュー阪神芝1400m 曇/良)に出走。18頭立ての6番人気で15番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線ではジワジワとしか伸びず12着に敗れた。

10月10日、約7か月の休み明けで迎えた7戦目は、ハンデ戦で3歳以上1000万下の久多特別京都芝1400m 外回り 曇/良)に出走。鞍上は岩田康誠騎手(3戦0勝)。18頭立ての7番人気で12番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、終始15番手を追走。直線では末脚にキレが無く17着に敗れた。

4歳(2016年)

1月9日、約3か月の休み明けで馬体重を前走から14kg増やして迎えた8戦目は、4歳以上1000万下京都芝1400m 外回り 晴/良)に出走。鞍上は2戦連続で岩田康誠騎手(4戦0勝)。16頭立ての10番人気で5番ゲートからスタート。果敢に端を奪い、緩やかなペースで一団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では余力が残っておらず16着に終わった。

1月24日、中1週で迎えた9戦目は、池添謙一騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1000万下京都ダート1400m 晴/良)に出走。ダート戦への出走は初となった。15頭立ての7番人気で5番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、終始14番手を追走。直線では決め手が足りず14着に敗れた。

1月31日、連闘で迎えた10戦目は、4歳以上1000万下京都芝1400m 外回り 晴/稍重)に出走。鞍上は岩田康誠騎手(5戦0勝)。14頭立ての9番人気で10番ゲートからスタート。極端なスローペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。最後はタレてしまい14着に終わった。