ナスノクロス（2010年生、母ナスノテイラー）

ナスノクロス（2010年3月7日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「冠名＋南十字星の英語での通称『サザンクロス』より」。毛色は鹿毛。種牡馬のストラヴィンスキー（当時14歳）と交配したナスノテイラーが15歳のときに産んだ5番仔が本馬である。産地は栃木県、生産者は恵比寿興業（株）那須野牧場。戦績は、中央平地6戦0勝2着2回、地方2戦0勝。

経歴

デビュー前

新開幸一厩舎（美浦）へ入厩。

3歳（2013年）

2月9日、デビュー戦は内田博幸騎手を鞍上に据えて、牝馬限定の3歳新馬（東京ダート1400m 晴/稍重）に出走。馬体重は480kg。16頭立ての6番人気で5番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではビュッとキレる脚で追い上げたが、勝ったヴィジタンディーヌに詰め切れず、5馬身差の2着となった。

3月3日、中2週で迎えた2戦目は、牝馬限定の3歳未勝利（中山ダート1200m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で内田博幸騎手（1戦0勝）。16頭立ての2番人気に推されて12番ゲートからスタート。タフなペースでレースが進む中、馬場の外目を回って6番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを11番手で通過。直線ではスパッと切れる脚を使えず8着に敗れた。

5月19日、約2か月半の間隔を開けて迎えた3戦目は、3歳未勝利（東京ダート1300m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で内田博幸騎手（2戦0勝）。16頭立ての6番人気で1番ゲートからスタート。ハナを取り切り、ややハイペースでレースを引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は脚勢が衰えて16着に敗れた。

8月4日、約2か月半の間隔を開けて迎えた4戦目は、田中勝春騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳未勝利（新潟ダート1200m 晴/稍重）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。15頭立ての6番人気で1番ゲートからスタート。主導権を握る形となり、平均ペースで馬群を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では目を引く伸び脚で猛進したが、エターナルスターにクビ差交わされて2着となった。

8月25日、中2週で迎えた5戦目は、大野拓弥騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳未勝利（新潟ダート1200m 晴/稍重）に出走。15頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。ハイペースでレースが進む中、終始4番手を追走。最後は脚色が衰えて10着に敗れた。

10月5日、中5週で迎えた6戦目は、3歳以上500万下（東京ダート1400m 小雨/不良）に出走。鞍上は田中勝春騎手（1戦0勝）。16頭立ての9番人気で2番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では伸びを欠き6着に終わった。

4歳（2014年）

1月4日、約3か月の休養明けで馬体重を前走から11kg増やして迎えた7戦目は、吉原寛人騎手を鞍上に迎えて、門松特別（川崎ダート1600m 晴/良）に出走。14頭立ての3番人気に推されて6番ゲートからスタート。ハナを切る恰好となり、やや遅いペースで馬群を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではもうひと伸びが足りず、3着に終わった。

3月3日、中7週で迎えた8戦目は、山崎誠士騎手を鞍上に迎えて、朧月特別（川崎ダート1500m 晴/不良）に出走。13頭立ての5番人気で10番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。最後はタレてしまい11着に敗れた。