マキハタプリティ（1989年生、母カツノロマン）

マキハタプリティ（1989年5月2日）は、日本の競走馬、繁殖牝馬。毛色は鹿毛。種牡馬のバンブーアトラス（当時10歳）と交配したカツノロマンが8歳のときに産んだ2番仔が本馬である。産地は北海道沙流郡門別町、生産者は（有）槇本牧場。戦績は、中央平地8戦2勝2着2回。主な勝ち鞍は1992年の会津特別(500万下)。

経歴

デビュー前

新川恵厩舎（栗東）へ入厩。

3歳（1992年）

7月11日、デビュー戦は田島信行騎手を鞍上に据えて、牝馬限定の4歳未勝利（中京芝1800m 雨/不良）に出走。馬体重は480kg。10頭立ての6番人気で大外10番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では目を引く伸び脚で猛追したが、抜け出したテイーシャルマンを捕まえ切れず、2馬身半差の2着となった。

8月1日、中2週で馬体重を前走から12kg減らして迎えた2戦目は、牝馬限定の4歳未勝利（小倉芝1800m 曇/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は2戦連続で田島信行騎手（1戦0勝）。15頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では逸出した伸び脚で驀進したが、勝ったレイホーダイヤにねじ伏せられて1馬身差の2着に敗北した。

8月22日、中2週で迎えた3戦目は、4歳未勝利（小倉芝2000m 曇/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で田島信行騎手（2戦0勝）。12頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では詰めが甘くなり、4着に終わった。

9月13日、中2週で迎えた4戦目は、安田康彦騎手を鞍上に迎えて、4歳未勝利（函館芝1800m 晴/重）に出走。10頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。主導権を握る形となり、やや厳しいペースで馬群を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではぐいぐいと末脚を伸ばして先頭を奪い、最後は2着のシンディーに2馬身半の差をつけて未勝利戦を制した。

9月27日、中1週で迎えた5戦目は、4歳以上500万下の十和田湖特別（函館芝1800m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で安田康彦騎手（1戦1勝）。12頭立ての6番人気で1番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。最後は脚が止まってしまい最後はカリビアンナイトと並んで10着同着となった。

10月18日、中2週で迎えた6戦目は、内山正博騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下の喜多方特別（福島芝1800m 晴/良）に出走。16頭立ての8番人気で15番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では末脚にキレが無く7着に敗れた。

11月7日、中2週で迎えた7戦目は、4歳以上500万下の会津特別（福島芝1800m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で内山正博騎手（1戦0勝）。9頭立ての5番人気で7番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では目を引く伸びを見せたが、伸びてきたヤングワールド決め手に屈して3/4馬身差の1着勝利を手中に収めた。

11月28日、中2週で迎えた8戦目は、石橋守騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の4歳以上900万下の衣笠特別（京都芝1800m 外回り曇/良）に出走。11頭立ての9番人気で大外11番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。最後は勢いを失って10着に終わった。